ほじゃる日記

アラスカ、アンカレッジでの日々の暮らしの記録。

近況報告 その2 キツネの衣装でさらに衰弱

2016年12月26日 | 補習校
12月17日は補習校の学習発表会。
今回ほじゃる達のクラスの演目は、劇「てぶくろを買いに」。
ほじゃるはお母さんぎつね役で、Miちゃんが子ぎつね役だ。
「親子で衣装を合わせてください。」と先生に言われていた。

黄色っぽい服を着て、耳としっぽをフェルトか何かで作ればいいかな、
と考えていたのだけど、材料を探しに行った手芸用品店で、
フェイクファーが40%引きで売られているのに遭遇してしまった!

これでベストも作ったらよりキツネっぽいかも!
anさん(Miちゃん母)は学習発表会の他の準備で忙しいから、
私が2人分作ることを請け合った。その方が合わせやすいし。

うきうきと作り始めたはいいのだけど、
途中でミシンが壊れてしまって手縫いを余儀なくされたり、
最初に作ったほじゃるのベストが大き過ぎて、それを見た夫は、
「猟師にしか見えない。」と言うし…。(確かに…。)
その週末にマイナス20℃でキャンプだったし…。

はぁ、もう泣きたいの通り越して笑っちゃったよ。
自分でハードル上げてるし、自分で首絞めてるし…。

しかしまあ、なんとかできました。
耳はフェルトをフェイクファーで包み、グルーガンでカチューシャにくっ付けて。




しっぽはただ袋縫いしただけ。綿を入れてもよかったかな。




劇はなかなかよかったよ。みんな自信をもって演じていて。
これは巣穴で目覚めたところ。




「母ちゃん、お星さまはあんな低いところにも落ちているの?」
「いいえ、あれは町の灯りよ。」




「すき間からこっちの手、ほら、この人間の方の手を差し入れてね、
『この手にちょうどいい手袋ちょうだい』って。決してキツネのお手々を出してはいけませんよ。」





無事に終わって何より、何より。

しかし、この衣装、これっきりかなあ…。

いや、ちょっとこれ、真田丸っぽくない?
父昌幸がよくこういうの着ていなかった?

よし、次回の学習発表会はぜひ真田丸でお願いします!


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近況報告 その1 パズル&衰弱 

2016年12月25日 | 日記
久しぶりで、もう何から書いていいのやら…。
やっと冬休みです。


11月末のサンクスギビングの連休は、、
友人に招かれたり、招いたりで、なんだか料理と掃除ばかりやっていた。
終わらせようと思っていたクリスマスカードの準備が、全く進まない。

にも拘らず、ほじゃるが始めたジグソーパズルに、私もついつい手を出してしまった。
毎年この時期になるとやりたくなるカボチャごろごろのジグソーパズル(1000ピース)。
やり始めると止められない、困った病気。




12月に入り、ほじゃるの学校も補習校も自分の仕事でも行事が立て込み、
クリスマスカードも終わってないのにキャンプに行ったり、の多忙な日々。
なのに!
なぜか夫が新しいパズルを買ってきた!
な、なぜーっ!
私が夢中でやっていたのを見て、喜ぶだろうと思ったのか、自分もやってみようと思ったのか…、
その両方だったみたいだけど…。
こたつの上に広げてやり始めた。
私は忙しいからやらないよ、となるべく見ないように、半径1.5m以内には近寄らないようにしていた。
しかし、夫、すぐに飽きてしまい放置。
気になって仕方がない私は、いっそ片付けてしまえ、と思ったものの、
1度ピースに触れたが最後、手が自然と動き始めてしまい、そして止められない。
「もう~、私を殺す気か~」とかブツブツ言いながら、フラフラになりながら完成。
もうほとんど病気だよね。




はぁ~、パズル&衰弱。



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「パズル&衰弱」の言葉の出所、わかってくれる人がいるとうれしい。
NHKのLIFEのコント「あうんの呼吸」です。あれ大好き。
ちなみに今大人気の星野源が修行僧役。



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キャンプ in ウィンター・ワンダーランド イーグルリバーのヤートに泊まる。

2016年12月13日 | 冬のアウトドア
前の記事の続きです。

12月10日、補習校にほじゃるを迎えに行き、Ayちゃんをピックアップして、
うちで荷物を積んでイーグルリバーへ。
ネイチャーセンターの駐車場に3時半、気温はすでに1℉(-18℃)。
トイレを済ませて早速出発。
暗くならないうちにたどり着かないとね。




トレイルは雪もしっかり踏み固められていて歩きやすかった。




荷物は、それぞれの寝袋などは背負い、調理器具などはそりに乗せて引いた。
気温は低いけれど、風がなく、また荷物を背負て一生懸命歩いているので、全然寒くない。




あ、川が凍っていない!




ヤートの入り口のトレイルにこんな看板。
「Unoccupied」をひっくり返して「Occupied」に。




薄暗くなりかけた頃、45分くらいでヤートにたどり着いた。
なんか素敵。
(ここからの写真はほとんど翌朝撮っもの。)




階段を上って、入り口はこんな感じ。




階段の下には薪がたくさん。生命線!




トイレは少し離れたところに、アウトハウス。
冬は臭くなくていい。




ヤートの中。薪ストーブに早速火をおこす。




ストーブ横の薪置き場。足りなくなったら外から持ってくる。




2段ベッド。2人分の寝る場所。あと2人分は床。
今回はAyちゃんが上の段、ほじゃるが下の段、私は床に寝た。




さて、ここからは夜の写真。
食にこだわりがあり、美味しいものを食べたいAyちゃん、
今回カレーを予め作って、なんと保温鍋で持ってきてくれた。びっくり!
おかげで温かい物が食べられたよ。




は~、火を見ていると落ち着く。
ヤートが温まるまで2時間近くかかったかな。




5時にご飯を食べたら、6時にはもう寝る準備ができちゃった。夜、長っ!
その後はトランプをしたり、UNOをしたり、本を読んだり。

デッキに出ると、雪をかぶった針葉樹の間見上げる空にいっぱいの星。
カシオペア座がほぼ真上に見えた。
オーロラは見えなかったけれど、満月に近い月が照らす雪景色が本当にきれい。
すぐ横を流れる川はすっかり凍って上を歩けるけれど、耳を澄ますとその下を流れる水の音が聞こえる。
音はそれだけ。
まさに“ウィンター・ワンダーランド”。
来てよかった。

ヤートに戻り、それぞれの寝袋へ。
1~1.5時間おきに薪をストーブへ投入するために起きたけれど、
それでもゆっくり休めた。
ほじゃるとAyちゃんは熟睡。

翌朝はフリーズドライのキャンプ食で朝ご飯。

荷物をまとめて、掃除をして、最後に記念撮影。
は~、楽しかったね。




看板を“Unoccupied”に戻し、




再び来たトレイルを戻る。




寒いねえ。Ayちゃんの髪の毛が白髪化。




ほじゃるのまつ毛も凍ってる!




帰りは上りもあるので50分くらいかかり、ネイチャーセンターへ無事帰還。
午後用事があったので、11時半にはイーグルリバーを後にした。
この日も雲一つない青空!




苦しいキャンプにならなくてよかった。
とっても気分転換になったので、冬休みまでのラストスパートを頑張れそう。
また行きたいね。今度はもうちょっと外遊びできる頃…。

イーグルリバー・ネイチャーセンターのキャビン・ヤート情報はコチラ


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厳寒のイーグルリバーでキャンプ。行く前の妄想編。

2016年12月12日 | 冬のアウトドア
気が付けば12月も半ば!
サンクスギビングの連休にのんびりし過ぎちゃったせいで、
その間に終わらそうと思っていたクリスマスカードの準備発送も、
ブログのハワイ島旅行記も一向に進まず、
12月に入って超忙しい日々を過ごしている。

なのに!

なんと、週末キャンプに行ってきました!


実は、9月の末頃、友人のAyちゃんと飲みながら話していて、
勢いに乗って、イーグルリバー・ネイチャーセンターのヤート(テントをちょっと立派にしたもの)を
予約してしまったのだ。
だって、今年は研修があったり、手術したりで、あんまりキャンプに行けなかったし…、
キャビンやヤートを借りたら薪ストーブがあるから冬でも平気だし(たぶん、きっと…)、
年内だったら夫もAyちゃんも仕事忙しくないし、
しかも、キャビンも3つあるヤートも大人気で年内の週末はすべて予約済みなのに、
1日だけ空いていたんだもの、1番小さい4人用で1番歩く距離が少ないやつが。

わ、これ私たちのために空いてるんじゃない?!

とほろ酔いのいい気分も手伝って、勢いで予約してしまっていたのだ。


ところが、当日が近づくにつれ、気分はなんだか憂鬱に。

なぜこのクソ忙しくてクソ寒い時に予約したんだ?!

何しろ、先週から寒さが半端じゃない!
いや、ようやくアラスカ本来の気候になったわけなのだけど。
アンカレッジの町なかでさえ、マイナス20℃以下になるし!
イーグルリバーはアンカレッジより気温が低いんだよぉ。
しかも夫は仕事が入って行かれなくなってしまった。

私たち大丈夫?
「凍死」とか「凍傷」と言った言葉が頭をよぎる。

“在住の邦人女性、母娘とその友人、厳寒のキャンプ場にて凍死。準備経験不足!”
と明らかに非難めいた記事から、

“母は娘の体温を保つよう折り重なるように…”と美談風のもの、

あるいは、
“一命をとりとめたものの指を失い、娘はピアニストへの夢を絶たれた。”とか、
いやいや、ピアノ習ってないし。

とにかく、妄想が止まらない!


しかし、わかっているんです。
準備が面倒で、行かなくていい理由を探しているんです。
行ったらきっと楽しいはず!
歩く距離は片道1.25マイル(2キロ)、
時間は普通なら25分、雪道や荷物を考えてもせいぜい40分、無理そうなら引き返せばいい。

と腹をくくって、当日を迎えた。
幸いなことに、天気は快晴、無風。



キャンプ編に続く。。。



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