ほじゃる日記

アラスカ、アンカレッジでの日々の暮らしの記録。

里帰り2018夏 歌舞伎を観たい③ 歌舞伎鑑賞教室

2018年10月13日 | 日本里帰り
今年7月の里帰り記
歌舞伎を観たい①銀座編
歌舞伎を観たい②江戸城城門巡り の続きです。


やってきました、国立劇場!
旗(垂れ幕?)がオシャレ。




建物も素敵です。なかなかの賑わい。




演目は近松門左衛門「日本振袖始(にほんふりそではじめ)-八岐大蛇(やまたのおろち)と素戔嗚命(すさのおのみこと)-」の一幕。
やまたのおろちの話なら、ほじゃるもよく知っている。
ロビー2Fにこんなのがあって、これをバックに写真を撮れる。
ハッシュタグ「#歌舞伎みたよ」でSNSで発信してくださいって。
人がいなくなるの待ってたら、開演ギリギリになっちゃって、
ほじゃるもM子さんも先に行ってしまい、撮ったのはパネルだけ…。




ロビー1Fには、伝説ゆかりの地の石見神楽のおろち!
長さが17mもあるそうだ。




さて、開演すると最初は「解説 歌舞伎のみかた」。
今回稲田姫を演じた坂東新悟さんが、音楽のことやら、
歌舞伎用語や約束事、今回の演目のみどころなど説明してくれた。
歌舞伎初心者のほじゃるにはもちろん、
久々に見る私にもとっても勉強になり面白かった。
その様子は、こちらのサイトに写真付きで載ってます!是非。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
国立劇場歌舞伎情報サイト
(“ニュース”だから、そのうち削除されてしまうかも。早めに見てね!)

私が一番興味津々だったのは、
やまたのおろちをどうやって表すんだろう?ということ。
「#歌舞伎みたよ」のパネル右端がおろちで、
金色と黒の三角を組み合わせた柄が蛇を表しているとのことだけど、
頭が8つもあるほどの迫力はないぞ、と思ってた。
ところが、しっかりやられました。
(ネタバレですが、公演終わっているからいいよね?)
なんと同じ格好をした分身が7人現れて、つながって、まさに大蛇!
すっごい迫力!思わず笑っちゃったけど!
その場面の写真も上のサイト↑↑↑に載ってます!!是非見てね!

丁寧な説明があり、わかりやすいストーリーと派手な立ち回り、
しかも一幕だけ。
これなら歌舞伎を面白がって観られること請け合いだ。
ほじゃるも、とっても楽しかったって。
歌舞伎鑑賞教室おススメです。
M子さん、ありがとう!



パンフレットの「歌舞伎鑑賞教室の開催にあたって」の一部抜粋です。
「お客様の存在が欠かせない」に深く同意したので。
(前略)国立劇場は、歌舞伎をはじめとする日本の伝統芸能の保存と振興を目的として、伝統芸能の公開、伝承者の養成、調査研究等の事業を行っています。しかし、伝統芸能を次世代へ継承していくためには、これを鑑賞し愛好してくださるお客様の存在が欠かせません。このような考え方から、国立劇場では、開場翌年の昭和42年から継続して「歌舞伎鑑賞教室」を開催しております。中学生・高校生等の若い世代を中心に、これまで歌舞伎に接する機会が少なかった方々を対象に、歌舞伎の名作の上演に併せて、歌舞伎の魅力や約束事、作品のみどころ等々を歌舞伎俳優がわかりやすく解説するこの取組みは、多くの皆様からご好評をいただいております。(後略)



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里帰り2018夏 歌舞伎を観たい② 江戸城城門巡り

2018年10月12日 | 日本里帰り
なんだかちょっと忙しくしていたら、あっという間に2週間。
ま、くじけずに続きを行きます!


7月8日(日)
銀座シックスを出た後、晴海通りでタクシーを捕まえて国立劇場へ。
時間があるから、皇居の周りをちょっと回ってほしいとお願いする。

本当は、皇居は皇居でしっかり見たかったんだ。東御苑や外苑を歩いて。
一般参観コースに参加するのも楽しいかも。
考えてみたら、小学校の社会見学で行ったっきりだもんね。
働いていた頃、会社が日比谷に移転して、何年かは外苑を眺めながら仕事してたのだけど、当時は全然興味もなく…。
はぁ~、今思うとなんてもったいない。
しかし、まあ今回は酷暑、歩いて見るのが中心の皇居見学は断念した。
またいつかいい季節にね。

ということで、最初は桜田門。
ちょっと停まって、というのは難しいみたい。
なんてったって、警視庁の前だから。




そして国会議事堂!




ほじゃるに見せる、というのが目的だったけど、本人はふ~んって感じ。
それより大人たちが盛り上がってしまう。
憲政記念館だ!卒論の時調べ物で来たよ(by M子さん)とか、
国会図書館はあっちだとか、最高裁判所だとか、わいわい大はしゃぎ。
社会見学は大人になってからの方が楽しいかもねって。確かに!

国立劇場前の通り越し、代官町通りを通って、
北桔橋門でちょっとだけ下車写真撮影。
この時「今、タクシーから降りた人!」と警備の人に呼びかけられた。
しかもマイクで!
「やばい、怒られる~!」すっごく焦ったんだけど、
「何か落としましたよ~っ。そこじゃなくて車の近く!」と
ウロウロオロオロする私に親切に教えてくれた。すべてマイクで。
ものすごく恥ずかしかったよ。




その後、北の丸公園方面へ行き、M子さんお勧めの清水門を見にいく。
タクシーには待っていてもらってちょっと歩く。

清水門は江戸時代初期の枡形門で国の重要文化財。
写真右側の外から入ってきて最初の門は高麗門。
左側の大きい方が渡櫓門。




東御苑の門などと違って、当時の石段も残されているそう。
ちょっとマイナーなせいか、夏草がぼうぼう生え放題なのもなんかいい。




石組み、立派。




高麗門から見た渡櫓門。




明暦の大火後、1658年に再建されたもの。
上層部は昭和になって復旧されたものだとか。




その後、国立劇場へ向かう。

観劇後、半蔵門を見る。
ほじゃるは服部半蔵が好きだったので、半蔵門を見たかったそうだ。
お堀沿いの公園から。




皇室の方々が実際使われている門だそうで、警備の人がいたけれど、
写真は撮らせてくれた。




次回はやっと歌舞伎のこと!



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