ほじゃる日記

アラスカ、アンカレッジでの日々の暮らしの記録。

緑が芽吹いてきたからグリーン牧場の話、って訳ではないけど、今更ながら原ミュージアムアークのこと。

2016年04月24日 | 日本里帰り
もう木々が芽吹いてきて、ネナナ・アイス・クラシックの氷も解けちゃって、
(今年のジャックポットは4月23日3:39PM。ほじゃるの予想が同日の1:36PM。
約2時間差!惜しい!)
こうなってくると、もう季節が走り始める。のどか、なんてもんじゃない。全力疾走だ。
年末年始の日本滞在記なんて書いている場合じゃないんだけれど、
ここは気合いを入れて4月中を目標に書き終わらせてしまおう!


ということで12月27日(2015年)からです。

伊香保温泉周辺のことを調べている時に、目に留まったのが原ミュージアムアーク。
北品川にある原美術館は好きな場所なので、アークの方にも行ってみたかった。
隣接してグリーン牧場というのがあり、子供たちはそちらで楽しめそう。
ということで、伊香保を後にして行ってみた。
グリーン牧場の外側からパットゴルフが見えたので、子供たちはそれをやりたいという。
なので、私だけミュージアムでおりて、あとでグリーン牧場内で落ち合うことにした。

中の展示品もそうだけど、建物に興味があった。
ミュージアムHPの案内、
「黒いシャープなフォルムを持つ木造建築は、磯崎新が設計したもので、
四季折々の環境と美しいコントラストを見せます。」
とか、他の観光案内の、
「緑とのコントラストが美しい厩舎風の黒い建物」「この建築物だけでも、一見の価値あり」に、
期待が膨らんでしまう。
そして期待は裏切られない!




ARC。なんでARCって言うのかな?
アーチっぽくはないし。




正面から見る。このハートは常設かなあ。あんまり好みじゃない。




内部はもちろん撮影禁止。
作品よりも建物が印象に残っているなあ。
ああいうシンプルで機能的なのってすごい好き。
住まいに改装して住みたい!(って何を言っているんだ!世界的な建築家の作品に!)

作品で印象に残ったのは、今思い出せるのはやっぱりあれです。
草間さんのかぼちゃ。
白い部屋の真ん中に人の身長ほどある白い箱が置いてあって、窓から内部をのぞくと、
黄色の地に黒いドットのあの草間かぼちゃが延々と並んでいるの。
あれは箱の内側が鏡になっているからだな。
やっぱり強烈だった。
(そういえば先日、タイム誌の「世界で影響力のある100人」に選ばれてましたね。)


建物正面に向って右手の方は、こんな風に広々とした空間が広がっていて、銀色のドームあり。





これもアート。
天井にある窓から太陽の光が差し込んで、光のプリズムが模様を描き出す。
でも、あれ、これだけって正直思っちゃった。
これは、季節や時間により太陽の差し込む角度が変わり、それにより模様も変わるので、
一回見ただけじゃよくわからないな。




芝生の先はグリーン牧場。羊たちがのんびり草を食む。




ドームと反対側にはカフェがある。




アンディも。




カフェでゆっくりお茶でもしたかったけれど、みんなが待っているのでスルー。
グリーン牧場内に入りみんなを探すと、なんかみんな不満顔。
入場料払ったにもかかわらず、中のアトラクションでそれぞれまた料金がかかるのでいやになっちゃったとか。
わかる、それ。
しかしそんな気持ちのままで出るのもなんだから、当初の目的パットゴルフへ。
これまた料金がかかったけれど、ガラガラだったので大当たり!




好きなように打てて、好きなように回れて、200%楽しんだので、十分元が取れた。




その後埼玉の妹宅に戻り、もう一泊して横浜の実家に帰ったのだった。


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バスケット始めました。

2016年04月22日 | 日記
夫は、中学高校とバスケット部に所属していて、バスケットのゴールのある家に住むのが夢だったそうだ。
去年は、家関係で修理したり新しい物を買ったりと出費も多かったので諦めていたが、
この夏はいろいろ出費が発生する前に、気が付いたら夢のゴールを買っていた。

ボードが透明なので見づらいですね。




別の角度から。
これでも見づらいか。




こんな感じでドライブウェイに置いて、毎日やってます。




ちなみにほじゃるは、2月から「スラムダンク」を読み始め、
宿題をやったら1日1冊読んでいい、という条件だったので、2ヶ月近くかかって31巻読破した。
今ではネットのトリビアクイズで高得点を挙げるほど。
(木暮くんのTシャツの柄とか覚えてる。)
チョークで落書き。






折しも、学校でバスケットボールのお試しクラブ活動みたいのが始まって(週1回お昼休みにだけだけど)
ほじゃるも参加。
5年生6年生に混ざってなかなか活躍はできないようだけど、毎週楽しみにしている。


わたくしは…、残念ながらまだ五十肩が治っておりませぬ。何とかしなければ…。



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春のてんぷら

2016年04月20日 | 散歩・自転車
熊本方面の地震が収まりますように。
皆さんが普通の生活を送れるようになりますように。


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4月17日(日)、お天気がいいのでスワード・ハイウェイを軽くドライブした。




今年は、春が早い。通常より2,3週間早いような気がする。
木々が芽吹くのは5月に入ってから、なのに今年はもうすでに。
もしかしたら、もうタラの芽(もどき)がいいかも、とバード・リッジの駐車場へ立ち寄る。
あ、出てる、出てる!(ひどいピンボケですみません。)




とげよけ用の分厚い手袋もハサミも持っていなかったのだけど、天ぷら1回分くらいは採った。
でも、まだちょっと早いかな。

少しトレイルを歩く。




これがバード・リッジ。ほぼ上り一直線で往復5時間。
夫は吐きそうにながら登ったことがあるそうだ。
上から見るターナゲイン入り江は絶景で、吐きながらでも登る価値があるって。
いつか登れるかなあ…。




こちらは登り口と反対側にある展望台。
ターナゲイン入り江、ここからでも十分きれいだけどね。




帰り、ポッター・マーシュに立ち寄る。
まだ渡り鳥の種類は少ないみたい。カモメばっかり目立っていた。





さてこれが収穫してきたタラの芽。
(しつこいようだが「もどき」です。デビルズ・クラブといってハリブキの一種。
でもアラスカに住む日本人は「タラの芽」と言ってます。)




天ぷらにして、




そばと一緒に頂いた。ああ、春の香り!





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カエルの歌が聞こえてくるよ ♪ リフレクション・レイク @ Palmer Hay Flats

2016年04月12日 | 野鳥・植物・野生動物
4月10日(日)毎年春恒例のハッチャー・パスでのそりに行ってきた。




と言っても、前日飲み過ぎた私は、行きも現地に着いてからも、車の中で寝てばかり。
こんな景色を見ても、なかなかリフレッシュできず…。




そりをやった夫とほじゃるによれば、雪がかなり水分を含んであまり滑らなかったとか。





さて、今回の話題はハッチャー・パスではない。
寝てばかりで一日終わるのもなんなので、前々から気になっていた場所に立ち寄ることにした。
それはグレン・ハイウェイのマタヌスカ川とクニック川にかかる橋の辺り。
クニック・リバー・アクセスでハイウェイを下りると、リフレクション・レイクという小さな湖がある。
駐車スペースは2,3台分しかないので、みな路駐している。

湖畔を一周できるように約1マイルのトレイルがある。
こんなボード・ウォークもあって歩きやすい。




湖の中ほどに島。ビーバーではなくてマスクラットの巣だそうだ。




湖の向こう側に何やら心惹かれる展望台のようなものが…。
そうだ!確か去年新聞に載ってた!
いい所だな、行ってみたいな、と思いつつも、場所をしっかり確認しなかったのですっかり忘れていた。
そっかー。ここのことだったのか。




まだ芽吹いていない木立は、なんだかすっかすか。




木々の切れ間からチュガッチ山脈の美しい姿が。




展望台に着いた!




上から湿原に映る影を撮る。




そして目の前に広がるパーマー・ヘイ・フラット(Palmer Hay Flats)。
ここは州の野生動物保護区だ。水鳥をはじめ、すごくバラエティ豊かな野生動物の宝庫だそうだ。
今回はあまり見かけなかったけど。




展望台を降り、再び湖沿いを歩きだすと、何やらカモみたいな鳴き声が聞こえてきた。

あ、カエル!




3人で興奮して騒いでいたら、鳴き止んでしまった。
夫とほじゃるが先に行ってしまい、私だけしばらく静かにしていると、再び大合唱が始まった。
風のように聞こえるのは、ハイウェイを走る車の音。





いやぁ、アラスカにも1種類だけカエルがいるとは聞いたことがあったけど、
見たことなかったし、ま、興味もなかったんだけどね。
でも、この説明のパネルを見ていたら俄然興味が湧いてきた。
〝アメリカ最北の両生類 Wood Frog はかちかちに凍る前に、甘くなることによって冬に順応する。"
あ、甘くなる~?!




このカエルは、Wood Frog アカガエル。
気温が氷点下になると、血液も目の玉も凍り、心臓もすべての筋肉の動きも停まってしまう。
普通、組織が凍ってしまうと氷の結晶が細胞壁を破壊してしまうのだけど、
このカエルは、細胞内の水分を肝臓で作られたブドウ糖に置き換える。
これがシロップのような不凍液となって、細胞を傷つけたり、脱水状態になるのを防ぐのだそうだ。
一方水分は細胞間に押し出され、これが凍るので体がかっちこちに凍ってしまう。

なるほど~。で、〝甘い"のか。
もし冬眠中のカエルを食べたら本当に甘いのかな?
いや、食べませんけどぉ。

春になり気温が上昇すると、解凍され生き返るんだそうだ。
へぇ、その瞬間見てみたいなあ!
イメージとしては、「千と千尋の神隠し」で気絶したアオガエルが、気が付いて泳ぎだす、
あの感じなんだけど、どうなんだろう?
そしてすぐ繁殖のために浅い池に飛び込むそうだ。
あの鳴き声はオスがメスを呼ぶ mating call だそうで、4月5月よく聞こえるらしい。
ほぉ、そんな事情を知って聞くと、もう「命への讃歌」って気がしてならないよ。

その後、もうしばらく湖畔で遊んで帰路へ。楽しい一日となった。





アンカレッジからグレン・ハイウェイを北に約30分。
気軽に行かれる場所なので、カエルの合唱を聞きに是非!




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伊香保で温泉満喫

2016年04月05日 | 日本里帰り
榛名湖畔で冷え切った体で宿に戻ると、お布団がずらりと敷かれている。
いいなあ、日本の旅館!
早速温泉で温まる。
(ちなみに今回ネットで予約して来たら、なんと日付間違えていた!
急きょ観光協会で紹介してもらって、みんな同じ部屋で泊まれてホッ。)




風呂上りはこれ。
帰り道のコンビニで見つけたよなよなエール!
日本のビールもいろんなバラエティが出てきてうれしい!




本気カルタ大会。子供用のカルタなんだけど、大人も本気で参加。
まだ小学生には負けないぞ。




ジェスチャーゲームもやった。
子供にお題を出して、ジェスチャーで他のみんなに当てさせる、というやつ。
「ブロッコリー」を表現しようと頑張っている友ちゃん、面白かったなあ。

大きな声では言えないけれど、枕投げもちょっとやって、
ほじゃるが日本の旅館を楽しめてよかった。


さて一晩寝て、朝風呂を浴びて、お待ちかね朝食!
最初は素泊まりにしようとしたんだけど、朝食付きのプランしかないんだって。
最近はバイキング形式の朝食をセールスポイントにするのが主流なんだとか。
これ、この通り、欲張ってこんなに取っちゃったよ~!かなりの充実ぶりです。
しかもパンやらパンケーキなどの洋風はまだ取っておらず。





腹ごしらえをしっかりして、チェックアウト。
石段の下の駐車場に車を停めて、歩きに行く。
伊香保と言えばやっぱり石段だよね。




あ、千明仁泉亭!
大学時代の友人たちと来た時はここに泊まったんだ。
明治の文豪徳富蘆花が常宿としていた老舗旅館。




石段はまだまだ続く。




伊香保神社の鳥居が見える。




神社を通し越してさらに奥へ。
源泉から流れ出す川の色が温泉らしい。




ここが源泉。




また同じ道を通って戻る。
来る時閉まっていた店も開いて、温泉街らしい賑わい。
お土産を買ったり、温泉まんじゅうを食べたり…、




足湯もできる。




ああ~、温泉に入りたくなっちゃったよ~。



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