ほじゃる日記

アラスカ、アンカレッジでの日々の暮らしの記録。

変な遠慮から古代エジプト料理探訪

2014年06月27日 | 小学校
話はまたまた遡り、夏休み前のこと。

以前ほじゃるが授業で作った脳の立体マップを紹介したが、
そのクラスで次に勉強したのが古代エジプト。




本物のパピルスに象形文字で自分の名前を書いたり、
教室ではチキン丸ごとを使ってミイラを作る実験もしたようだ。
ミイラが完成すると、埋葬する前に「口を開ける儀式」をするらしい。
あの世での生活の準備なんだそうだ。

それに合わせて、ちょうど学年末でもあるので、古代エジプト料理をみんなで作って食べることになった。
先生から、材料を分担して子供に持たせて欲しい、とのメール。材料は、

キュウリ、玉ねぎ、レモン、デイツ、イチジク、ザクロ、スイカ、ひよこ豆缶詰、ピタパン。

もし希望があれば、エジプトに関係する食べ物を持ってきてもいいとのこと。
そのメールを読んですぐ、よしレモンにしよう!と決めたのだけど、
一番簡単なものを一番先に取るのもなんだしなあ、と余計なことを考えてしまった。
結局ぐずぐずしている間にすべてサインナップされてしまい、
先生に連絡したところ、ではエジプトっぽいものを・・ということになってしまった。

あー、あほだなあ・・・。
エジプト料理って一体?しかも古代って・・・

しかしまあ、ネットでいろいろ調べてみると、大体何でも分かるものですな。
(ネットのある時代でよかった・・・。)

エジプトではイスラム教が入ってきて以来、食生活はじめ生活習慣が劇的に変わったのだが、
農民の食生活は古代のそれに近いものが残っていると言われているそうだ。
古代から食べられているエジプト料理の一つが、モロヘイヤのスープ(*)。
これだ!
これにしよう、と決めたのはいいのだけど、あれ?モロヘイヤって売ってたっけ?
そもそもモロヘイヤって英語?

モロヘイヤの和名はシマツナソ、英語名は nalta jute。
モロヘイヤはアラビア語ムルキーヤのエジプト方言で、日本に普及させる当たって採用されたのだとか。

jute・・・。
あんまり聞いたことも、見た覚えもないなあ。
ありそうなお店を数件探したけれど見つからず。
唯一、サガヤで Jute Leaves というフィリピン産の冷凍を見つけたけど、これでいいのかな???
学校で他の子供も食べるものなので、あまり馴染みのないものは辞めといた方がいいかも、
ということで、さんざん苦労した挙句、モロヘイヤスープは断念



次に考えたのがそら豆。
豆はファラオの食卓にも出たが、多くの貧しい人々のタンパク源として貴重だったそうだ。
ひよこ豆、エンドウ、イナゴ豆、レンズ豆などなど種類も豊富で、
特にそら豆は好まれ多く消費されていたらしい。
現代の代表的なエジプトのそら豆料理は、ターメイヤとフール・ミダンミス。

ターメイヤは、つぶしたそら豆にパセリと香辛料を混ぜてゴマをつけて揚げたコロッケみたいのもの。
フール・ミダンミスは、そら豆を煮て、オリーブ油とレモンをかけてつぶして食べるもの。

ということで、ターメイヤ作りました。
そら豆は、サガヤの冷凍を使って。




これ、とっても美味しかった!
ターメイヤは、エジプト版ファラフェルとも呼ばれている。
ファラフェルはひよこ豆のコロッケで、中東各地で食されている。
アメリカでも流通していて、スーパーにファラフェルの元が売っていたり、
うちに近所にはファラフェル・キングってお店もあるし。
似ているけれど、ターメイヤは中が鮮やかな緑できれい!


学校では、子供たちより先生に好評。(クミン効いているしね。)
その後の、友人との中近東ナイトでも作ったりして、
苦労したけど、終わりよければすべてよし、という感じです
あ、ほじゃるは何か学んだんだろうか???



(*)モロヘイヤは、古代においては王家の者以外食べるのを禁じられていた(らしい)。


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Evon Zerbets の版画

2014年06月26日 | 日記
話は先週に戻ります。

火曜日、Ashaちゃんから Evon Zerbets のカラスに関するイベントが図書館であると教えてもらった。
名前を聞いてもピンと来なかったので調べてみると、
彼女はケチカン在住のリノカット(リノリウム版画)アーティストで、絵本のイラストレーター。
  Evon Zerbets の本

あ、この絵本知っている!この絵見たことある!結構好きかも。
ということでスライド&トークショーに行くことにした。


話のテーマが、レイブン(ワタリガラス)が中心なのか、版画が中心なのか、
今一つはっきりしなかったのだけど、ま、どちらもなのでしょう。




彼女の絵本。
リノリウム版の原版も。




日本語訳も出ている!




頂いてきた、絵葉書、しおりなど。




新聞にも紹介記事が出ていた。





彼女の版画は、黒のインク一色で刷る。
他の色はあとからペンや絵の具で着けたもの。
ゆみちゃんの多色刷りの版画の工程を見ると、私にはとても無理、絶対無理って思ってしまうが、
このやり方なら私にも出来そう。
いやいや、このレベルの作品ができるって意味じゃないです、念のため。
でもね、昔同じやり方で年賀状を作ったことがあるのです。
今年のクリスマスカードはこれにするかな。(←たぶんしない。)


あと、カラスについていろいろ考えたりして、なかなか興味深いイベントだった。


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雨ふり

2014年06月26日 | 日記
今週、月曜火曜は不安定ながらも一応晴れ。
ガールスカウトのキャンプで、ほじゃるカヌーもやったそうだ。
同じ2年生の子2人と乗って、その2人が漕ぎ方についてケンカを始めちゃったそうなのだが、
そんな時どうしたらいいのか、そんなことも含めて学びなんだな、と思ったりして。(人ごと?)

昨日は一日中雨。
雨のなかハイキングしたそうだ。
レインコートもバックパックもびしょ濡れで帰ってきた。

今朝も雨。




今日の予定は、またカヌーに乗って今度はフィッシングもするんだ、と楽しみにしてたので、
晴れるといいな。
どうやらお昼頃から雨は上がったようだけど…。








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サマー・キャンプ

2014年06月24日 | 日記
昨日からほじゃるはガール・スカウトのサマーキャンプだ。
キャンプというと、どうしてもテントに宿泊というイメージが強いのだけど、
このキャンプは夏季学校的なもので、泊まりでないものがほとんど。
夏休みが3ヶ月もあるこちらでは、様々なキャンプが行われている。
期間は、一日単位のものから一週間単位のものなどなど。
親が働いている家庭では、夏休みに前にキャンプのアレンジが結構大変そう。


今年初めて、ほじゃるは一週間(週末はないので5日間)のキャンプに3つ参加することになった。
1回目は先々週のクラスメイトの家でのデイ・キャンプ。
2回目がこのガールスカウトのキャンプ。
3回目は、8月にMiちゃんと行くことになっているトレイルサイドのキャンプ。


今回のこのガールスカウトのキャンプのテーマは、ディスカバー・ネイチャー。
ハイキングしたり、湖でカヌーをしたりするらしい。
90%は外で過ごすそうだ。雨、降らないといいね。

朝、8:50に集合場所まで送って、そこからはスクールバス!
そこから2、30分の湖のほとりの会場へ。




帰りは、5:30に同じ場所にお迎え。
初日は「楽しかった~!」と帰ってきた。




さて、9時から5時までほじゃるがいない、しかも仕事がないなんて初めて!
いや、本当はプリスクールのサマーセッションがあるはずだったんだけど、人数集まらずキャンセル。
働いた分でほじゃるのキャンプ代を賄おうと思っていたから、マイナスだ…。
貴重なこの5日間、有効に使わないとね。


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ブルーベリーヒルでお弁当

2014年06月22日 | ハイキング
金曜の朝、ほぼ快晴!

この日はお弁当を持って、フラットトップへ。
木のあるところを通り抜け、
いや、簡単に通り抜け、と行かないのがこの年代。
しっかり木登りを楽しみ、




わざわざ雪渓まで行って雪に触る。




ああ、絶景!
Ashaちゃんは2才半Kちゃんを背負う。ご苦労様。




フラットトップ山頂はKちゃん連れでは厳しいので、今回はブルーベリーヒルへ。




お弁当!




お弁当の後は小さな丘を登ったり下りたり。
たぶん大人の5,6倍は動いているだろう子供たち。




夏のアラスカ、堪能しています。。。



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