ほじゃる日記

アラスカ、アンカレッジでの日々の暮らしの記録。

里帰り2019秋 そうだ 京都、行こう②龍安寺

2019年11月24日 | 日本里帰り
仁和寺の参拝のあと、きぬかけの路を歩いて龍安寺へ。




緩やかなアップダウンがあったけれど、それ程きつくない。




竹林がいい感じ。




歩くこと15分弱で、きぬかけの路から左折して参道に入る。




山門。手前左側に拝観受付がある。




参道を上る。もみじが紅葉したらどんなにきれいだろう!
そしてどんなに人がいることだろう!




左手には鏡容池。




庫裡(禅宗寺院の玄関)への石段。
両側の竹でできた龍安寺垣がいいアクセントに。




庫裡の入口でチケットを渡し、靴を脱いで建物内へ。
いよいよ方丈、そして石庭だ。
世界遺産だとか、世界的な有名なロックガーデンだとか、なんやかや、
先入観無しに見たい、なるべくまっさらな気持ちで見ようと望んだ。






ああ、よくわからないけどすごくいい。石も、油土塀も。
私、この場所がすご~く好きだ、と思った。泣きそうになった。




庭だけ写すとわからないけれど、実際は縁側にこんなにたくさんの人が。
修学旅行生が石の数を一生懸命数えてたり、
英語だのフランス語だの何語かわからない言葉が聞こえてきたり。




龍安寺の石庭は多くの謎があると言う。
作者がわからない、庭石の後ろに刻まれた刻印は誰なのか、
どの角度から見ても15個ある石すべてを一度に見ることができない、
その石たちが象徴しているものは何なのか、などなど。
でもそれらの謎は私にはどうでもいいように感じてしまった。

むしろ私にとっての謎は、
この庭はどうしてここまで心を打つんだろう、ということ。
考えながら見たけれど、その場ではわからなかった。
もう一つの謎は、どうやってこの美しさを保つんだろう、
お手入れはどうしているんだろう、ということ。
(この謎に関しては、ネットに答えが少しだけあった。)

龍安寺ホームページの「石庭の謎」の「遠近の謎」の項が面白かった。
一見水平に見える石庭も実は排水を考えて一方が低くなっているとか、
土塀も奥が低くなって遠近法を利用してより奥行きが感じられるとか、
とにかく高度な設計手法なのだそうだ。
土塀の謎」の項も興味深い。
油土塀、いい仕事してるね!って思ったり。


方丈の裏手にある有名なつくばい。
「吾唯足るを知る」。そうありたい。




靴を履いて外へ。庫裡の天井の梁が不思議な感じ。




外側から勅使門越しに方丈を。




苔の美しい庭。




手入れの行き届いた境内。
鏡容池をぐるっと一周して龍安寺を後にした。






調べてみると、龍安寺の石庭に関する本は結構出てるのですね。
本を読んでいつか再訪したいです。
大雲山龍安寺ホームページはこちら。



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