ほじゃる日記

アラスカ、アンカレッジでの日々の暮らしの記録。

雨、雨、雨・・・

2011年07月04日 | 旅行 アラスカ

第2日目 7月1日(金)バルディーズ

朝から雨。
湾を取り囲む美しい山々も全然見えない。

フェリー乗り場で翌日のチケットを購入し、スーパーで買い物などをしてから、
トンプソン・パスへ向かう。

バルディーズから13マイルのキーストーン渓谷。
ホーステイル(馬のしっぽ)滝。




ブライダルベール滝。



ここを通るといつも、開拓時代の苦労を想像してしまう。


トンプソン・パスは昨日と同じ霧の中。
ワージントン氷河まで行って引き返す。残念ー!


バルディーズに戻り、湾の反対側、アラスカ縦断石油パイプラインのターミナルの近くで、
ラッコやアザラシを見る。




時間があるので、今まで行ったことのなかったオールド・バルディーズへ行ってみる。



今は説明の看板があるだけ。
熊に注意のサインもあった。

オールド・バルディーズは1964年のアラスカ大地震以前の町があったところ、湾の一番奥にある。
マグニチュード9.2の地震はプリンス・ウィリアム湾が震源で、町は津波で壊滅してしまった。
そして、津波の被害を受けにくい8キロ西に新しい町が建設された。
(と信じ込んでいたのだけれど、今回書くためにちょっと調べてみたら、
氷河のシルトの液状化が地滑りを引き起こし、津波は局地的に発生して町とは逆の方向に向かったらしい。
新しい町は地盤がしっかりしている地点が選ばれたそうだ。)


現在の町には、至る所でこんなサインを見かける。





これは津波警報のサイレンだそうだ。



日本の震災のあとだから、そういうものが気になって仕方がない。
ちなみに、観光案内所のおばちゃんにどこに避難するのか聞いたら、とにかく登れる限り高いところとのこと。
そんなに簡単に登れそうにないんだけれど・・・。


ああ、それにしても雨のバルディーズはつまらない。
バルディーズって雨の多い場所なのだ。
今まで数回訪れて、天気が良かったのがラッキーだったのだ。
同じような気候のコルドバ出身の友人が言っていた。
あんまり雨が多いから、レインコートだけはおしゃれに何枚も持っていたわ、と。

そうだ、そうだ。
東南アラスカには、レイン・フォレストがあるし、
アメリカの国有林の大きさの1番目がトンガス国有林(東南アラスカ)で、
2番目がチュガッチ国有林だった。
雨がたくさん降るから木が大きく成長するわけだし、
雪がたくさん降るから氷河もたくさんあるわけだ。


町を隅から隅まで車で走ったり、バルディーズ氷河を見に行ったり、
なぜかものすごい数ある消火栓を写真に撮ったりして、





消火栓、それぞれ番号が振ってあって500番台も見た。
まさか人口4500人の町に、そんなにある?
でも30~40メートルおきにあるんだよね。
きれいにペイントされているのもいくつか。
でもただの飾りには見えないし・・・。
???

そんなことをしていも時間が余り、とうとう午後は昼寝。


夕方6時から、その日に取れた魚をさばくところを見れるというので行ってみる。



ハリバット(オヒョウ)、タラなど。




夕食に食べた、ハリバットのほほ肉のフィシュ&チップスが絶品!
それが“今日の救い”という感じ。





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