ミカ二度目の帰郷編、次から後半戦ですがその前に
シリアスSSに沿わせるか、おちゃらけ方面に濁すか、悩みに悩んで没にした方の
おちゃらけ方面ネタの話です
サクッと文字だけで行きます
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ミカ、家から呼び出しが来たのでちょっと家に帰る事をウイたちに報告
叔父が領地を返してくれるらしい、という話に「やったね!」と喜ぶ3名と
「嫌がらせに決まってんじゃねーか!」と主張して譲らないミカの間で一悶着
(この間、ウイたちはスイーツ作りをしている)
「家に帰るんだったらおやつの作り方を聞いて来て」とウイに頼まれるミカ
前回ミカの家に行った時にウイが食べたというおやつを作りたというミオ
「私とヒロくんは食べてないのでどんなものかわからなくて」
というミオは、ウイの感想だけで未知のスイーツを試行錯誤しているらしい
「こんな形で黒くて外はカリカリで中はもちゃもちゃでブヘッてしててグネグネで甘いのか苦いのか辛いのかわかんない味なの」
「食い物の感想じゃねえよ!」
のツッコミを残してミカ帰宅
お爺さんと話をして細かい手続きをお母さんの元でこなしている間に
侍女がおやつの用意
その見た目が「こんな形で」「黒くて」ウイの言っていたスイーツか?と気になったミカが
「それは、外はカリカリで中はモチャモチャにべへってぐねってる甘辛苦いものですか」と素で質問して
「なんですか、はしたない」と母を激怒させる大失態
見かねた侍女が気をきかせて、スイーツを作った料理人をミカに紹介
レシピを教えてくれないか、と頼むミカに、若い新人料理人は断固拒否!
料理人のレシピは知的財産とみなされても良いと思っている、やすやすと侯爵家の外に出してその財産価値を貶めたくない!
という彼の主張に「なるほど確かに一理ある」とミカ納得
ミカは高い技術を守らなければいけないという教育を受けているので職人たちを常にリスペクト
そのまま素直にウイたちの元に帰還
「すまんレシピは持ち出せなかった」「代わりに現物持ってきた」
ってことで、ウイヒロミオが謎だったオヤツを、念願の実食
「あーそーそー、これこれ♪」
「うわっマジだ!もっちゃもちゃだ!」
「本当でした!べへっててぐねぐねです!!」
「…お前ら…」
一方、新人料理人から若様とのやり取りを武勇伝的に聞かされた他の料理人たちが、若い新人をフルボッコ!
若様の頼みを断るとは何事か、恐れ多い、すぐに処罰が降るぞ、と総攻撃を食らって若い新人は仕事も手につかなくほど大ダメージ
お許しをいただきたいと思っても若様はいつまでたっても戻ってこない(何も知らないミカはウイたちと冒険中)
これは自分から辞めるしか…、と思いつめているそんな騒動をなんとかしようと、彼をミカに紹介した侍女レアがミカを尋ねて城下町までやってくる
侍女から話を聞かされ、そんな大事になるとは思わなかった、すぐに手紙を書くので当人に渡してやって欲しい、とミカが話を進めているところにウイが乱入
「そんな大事な事を手紙で済ましちゃダメでしょ!」「ミカちゃんは頭首になるんだから使えてくれる人たちと信頼関係を築いていかないと」と説得されて、ミカは侍女レアとともに再び帰宅
馬車の中で、仲間に対するミカの考えを聞いた侍女は、ミカと仲間たちのことを見直し、見守っていく方向に考えを改めてみる
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これが、一番最初に作っていたミカ二度目の里帰り内容です
まだ侍女レアのキャラが、高飛車でクール、ウイたちは付き合うに値しないという考えをもつ立ち位置のキャラだったので締めがこんな感じですよ
侍女の初登場時に何も考えず「手癖で描きやすい顔を書いておくか」という、
お前の頭はスカスカのスポンジか!!と突っ込みたくなる、テキトーキャラデザにしてしまったせいで
侍女はほんわかのんびりキャラになってしまったことが、今思えば何よりも恐ろしい…
なんであんなキャラデザになったのか、ツアーズ最大のミステリーだぜ…、と思ってるほどですよ(お前のせいだろ)
今回の話に限らず、だいたい大まかにキャラを動かして話を作って放置、いざブログで書くぞ!って段階で設定を煮詰める
という雑なやり方で突き進んで来たので
後になればなるほど、ミカの設定が無駄にコッテコテゴージャス盛り盛り状態でひたすら持て余し
いっそ放り投げたくなるのが正直なところ…
これを没にした2大理由は
・絵が描けない(新キャラとか厨房とかスイーツとか出てくるマジ無理)
・設定のすり合わせが大変(ミカはそこそこおぼっちゃま、くらいの認識の時に作ったネタなので今の侯爵家規模になって大仰な設定とのすり合わせに限界を感じた)
これに尽きます
あとは、効率重視
どうにか最終話までの筋立てを最適化できないものか、と頭の中にあるネタをこねくり回して
一本道にした結果ですね(家に帰る用事は一回で済ませよう)
今は「とにかく天使ツアーズを終わらせる」ために突っ走っている状態です
とにかくすぎて迷走に迷走を重ねている感は拭えない!
拭えないけどとにかく終わらせる事を重視しよう!な方向に舵を切っております
あ、天使ツアーズのラストはそんな大それたものではないですよ?
天使ツアーズの話としてはお師匠様を復活させて「俺たちの戦いはこれからだ!」のあの話で
自分的には一応完結したと思っているのであそこがラストなのです
なので、そこでブログを閉めようかなと思ったこともあるんですが
やっぱりヒロミカミオのそれぞれの話に一応の区切りをつけないとだめじゃんね?っていう
・ミカ、家とウイたちとの板挟みをどうするか
・ミオ、母親不在を解決させる
・ヒロ、…えーと、なんかあったっけ?あ、弟?
それぞれの決着をかいて「俺たちの戦いはこれからだ2」なラストです
(ミカ周辺だけやすやすと決着できないのでその後延々ミカスピンオフが続いている)
本来ならヒロミカミオの決着→お師匠様復活→「俺たちの戦いはこれからだ!」完
であるところを「お師匠様先に出しとかないとおかしくない?」と焦って
ヒロミカミオとお師匠様の話を逆にしてしまったので、「俺たちの戦いはこれからだ」が二回くるという始末
そんなグダグダな流れになっているけど
とにかく突っ走って行きますよー
あ、この「未知のスイーツ」はカヌレってことにしておこう(現物ないとイメージしにくいし)って軽いノリで
モチャモチャぶへってるぐねぐねの甘辛苦いお菓子、カヌレ
私は大好きです(でもものすごく好き嫌い分かれそうだとも思う)
物語は完結してこそ!