ドラクエ9☆天使ツアーズ

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サンマロウ完結編4

2010年08月12日 | 9章 サンマロウ



完結編、というか4コマにもならずSSにもならなかった幻のシーンの追加です。
完結編おまけ、と云う感じです。

メモ程度の書きなぐりですので、読まなくても全然OK!なのです!

■こんなにページ数使ってもね、で消えた4コマ

「そんな事言って、お前ら、コレ(剣)にも心があるとかいうつもりかよ」

「いや…っ、それには、あんまり…、ないような…?」

「いやいや、実はその剣はミカの事がものすげー好きなのかもしれないだろ」

「…マキナさんとマウリヤちゃんみたいに、…ですか?」

「だからミカが日ごろ酷使しても文句を言わないでズバズバ切ってくれてるのかも」

「うわッ、ミカちゃんの剣って健気だねえ」

「あほかー!!」




「それじゃなにか、コレ(剣)が俺を嫌ってたら切れ味悪いのかよ」

「じょーだんだって、じょーだん」

「そっか、剣を新調する時は慎重にね、って事だね!」

「え?そういうこと、なん…です、か?」

「だって、仲良くなれないかもしれない剣を買っちゃったら大変だよ?」

「いやあの、…もしもし?…ウイ?」

「あ、でも初対面で相性は解らないから、その後の付き合い方が重要なのかも!」

「はあ」

「オイ、お前のせいだぞ、この流れは」

「うーん、いや、…まあ、…うん、…俺?!」




「…それでいいのか、お前ら」

「いいって?」

「お前らの武器にもそれぞれ心があって、実は腹黒かったり、不満を抱えてたりしたらどーすんだよ」

「?!」

「いちいち武器の機嫌気にして、顔色窺って、人間付き合いするみたいに武器とも付き合うのかよ」

「!!」

「そういう事だろ。心がある槍だったらお前どーすんだよ、ミオ」

「そ、そんな…っ、私のせいでそんなことだったらどーしたら!!(泣)」

「こらーミカ、ミオちゃんいじめなーい」

「…泣くな。…ねえよ、武器に心なんか」

 

 

■ミカの主張はくどいんだよね、で消えたミカのセリフ

道具に心なんかねえんだよ。

使う人間が、善人だろうが悪人だろうが道具は道具だ。

そこに好意だの悪意だの、あるわけないってんだよ。

道具はただ使われるまま、道具としてあるだけだ。

心も感情も一切もたず、使われる人間に仕えるってのは、人間が真似できない崇高さだ。

だからこそ、道具は道具として成り立ってるんだ。

それに同情も憐れみも無意味以外のなにもんでもねえよ。

道具として、誰からも必要とされる価値、そのために心は不要なんだ。

『心があって感情がある、使う人間をより好みする道具』なんてのは、万人に必要とされねえだろうが。

必要とされて、他愛なく使ってもらえることが、道具としての存在価値だ。

お前が一時の同情で連れ出して、ただどこかに飾っておくだけなら人形としての意味なんかない。

この町においておけば、この人形も「マキナ」の人形として、町の人間に必要とされるだろ。

だからこの町においていくのが一番いい」


 


■SSにするほどでもないんだよね、で消えたミニSS

花の都。

その守護天使像の前にたたずむウイに、ミオが声をかける。

「どうしたんですか?まだマウリヤちゃんのことが心配なんですか?」

そういうミオの方がよほど心配そうに、ウイのそばにくる。

ウイは、この、気が優しすぎて絶えず何の心配をしている少女に、無用の不安を抱かせたことを

反省する。

「違うの、天使像をね、見てただけ」

「守護天使像ですか?」

ウイに倣って、白い天使像を見上げるミオの横顔に、すこしの寂しさを見るのは

やはりミオも、出会えなかった少女の事を思っているのだろう。

そう思うから、ウイは、ここで考えていたことをミオに聞いてほしくなった。

「ミカちゃんがね、マウリヤちゃんをおいていくのが一番良い、って云ってくれたでしょ」

「ハイ」

「ウイは、女神の果実のせいで、皆を色んなことに巻き込んでいるけど」

「…ウイちゃん、それは…」

「うん、皆がそれを許してくれてるのはちゃんと解ってるの。それに救われてるよ。

ウイ一人だったら、この町の事も正しく考えられなかったと思うんだよね」

「正しく?」

「うん。ウイは女神の果実のせいで、過去も今も、同時に体験してしまったけど

マキナさんのことは過去のことで、マウリヤちゃんのことが今なんだって解った。

過去の事はウイたちがどう頑張っても、変えることはできないんだよ。

マキナさんのさびしい気持ちを解りたくて友達になりたくても、もう出来ないの。

もっと早くマキナさんと出会っていれば友達になれたかもしれないけど

もう、とっくにマキナさんはいないんだよ。

その友達になりたかった気持ちを、マウリヤちゃんで埋め合わせちゃ駄目なんだ

って、ミカちゃんは云ってくれたんだと、思うんだよ」

この街のひとたちは、ウイの独白の意味さえも解らない。

事件は一切の真相を秘めたまま終わろうとしている。

それを唯一分かち合える仲間であるミオは、ウイの言葉を受け止めてくれる。

「私たちの感傷をマウリヤちゃんに押しつけるのは、失礼だって、事ですね?」

「うん、本当はどうなのか、混乱するけど、そういうことをね、考えてたの」

あの洞窟で聞いたマウリヤの寂しい独白は今も胸に痛い。

けれど、その心さえもマキナだけのものだと、ミカはいうから、

ミカだって本当はマウリヤの存在を軽んじているわけではないのだと思える。

ミカが言いたかったことは。

「過去にとらわれて、今やるべきことを間違えちゃいけないよね」

マキナを救いたい気持ちでマウリヤに感情移入してはいけない。

今、やるべきことは。

マキナとマウリヤに関わったことで、船を託された。

ならばこの船で、世界に散らばる残りの果実を集めることが先決だ。

天使界が混乱し、各地の守護天使とも出会えない今、それをしなくてはいけない。

ウイの守護するウォルロ村を捨てて、この街を守護しにとどまるわけにはいかない。

「そうですね」

ミオが、強く頷いてくれる。

「うん」

感情を押しこめて、ただの道具のように、女神の果実を集めることはできない。

ミカのいう通りだ。それは道具にしかできない。

けれどウイには仲間がいる。

「そういえばヒロは?一緒にお買い物じゃなかったの?」

「あ、大きな物は大体済んだので、今ヒロくんとミカさんが荷物を船に運んでくれてて」

「そっか、船旅だったら、荷物もいっぱいになるね?」

「ハイ。私はまだ細かいものを買いつけにいく途中だったんですけど」

「あ、じゃあそれウイも連れてって!」

「ハイ、一緒に行きましょう」

弱く流されがちな感情に左右されながらも、彼らのお陰で、過たず任務を続けることができる。

それはとても尊い。

道具のもつ『崇高さ』にも匹敵する、力強い心にささえられて旅をする。

 

 

この先に待つ、最大の過酷となる過去と向き合うために。

 

 

 

■暗すぎてためらったんだよね、で消えたSS

本当は完結編の締めとして入るはずだったのは、上のミニSSじゃなくて

ヒロとミオのSSです。

あまりにも二人でじめじめじめじめした会話をするので、ミカならずとも

「お前らうぜえ!!」

って感じでしたので、これはまた練り直して、別の形で。

 

 

 

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サンマロウ完結編3

2010年08月09日 | 9章 サンマロウ





人は不思議な果実に頼らなくても願いをかなえる力を持っている。

というのが、この女神の果実にかかわる7つのエピソードの集約かなと
勝手に思っているので、この方向に落ち着きましたが。

いや、予想通り、漫画ではぜんっぜん、まとまりきらなかったので、
もれが山のようにあるのですが…

個人的には、ミカの意見とは反対に、

「物にも心はあるんだい!(人間のそれと同じではないだろうけど)」

と思っているので、なにをおいても、ミカのセリフで、まず!自分自身を納得させるのに
ものすっごい量を要したと言いますか…

案の定、その漏れたものがもったいなくて(せっかくひねり出したものなのに~の貧乏根性)、
もれた部分をSSで補足して終わろうかな、と思っていたのです。

が。

ヒロが、『マウリヤの行動を検証して八方美人な自分を反省するSS』と
ミカの『えんえんお説教節SS』が、まったく相いれなくて(そりゃそうだ)
ヒロ主観のSSがつくれませんでした!!

というわけで、ヒロのSSはまた次回!
(予想通り、まとまらないわ、出来が悪いわ、…で、マイナス面では裏切らない所業だ)



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サンマロウ完結編2

2010年08月07日 | 9章 サンマロウ


おしめえよ!の決め台詞で、次回に引っ張りますが。

サンマロウ完結編、次回で終了予定。

クールドライなミカの発言で、果たしてまとまるか?!荒れるか?!
ヒヤヒヤの、待て次号!(荒れたら完結編が延びる可能性大)

…そのあとに、ヒロのSSが、うまく仕上がれば挿入予定。その後、いよいよ船出、ですね!
(でもヒロのSSは出来が今一つよくないんだよなあ、これが。…だってヒロだもんなあ)


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サンマロウ完結編1

2010年08月06日 | 9章 サンマロウ


ヒロ 「気持ちはわからんでもないだけに止めにくいな…」

ミカ 「いいからまず止めろ」




サンマロウ完結編です。
個人的に、一番納得できてない章なのでうまく終われるかどうか不安ですが(汗)
いや、正直、あの因縁の「ベクセリア編」よりも手ごわいです。
(ハイ、今から完結編作りますよ~)

何が納得できないかって、事件は解決してもなんとなーく消化不良というかなんというか

町の人たちは『マキナ』を誤解したまま、結構好き勝手な事言ってるけど良いのか?
わりと酷評なんだが…しかもあなたたち貰った金銭や物は返してないんじゃないのかね?
(身代金つくれなかったくらいだから)

とか

お屋敷の使用人の皆は事件後、「これじゃいかん!」って感じで屋敷に戻ってきてるけど、
主人もいないお屋敷を守って、しかも給料も出ないのに、この先現実問題どーするんだろう?
それに、雇ってもらってた宿屋を速攻で辞めてる俊敏さも、宿屋にとってはハタ迷惑だと思うんだが…

とか

いやそれ以前に、マウリヤ!君一人でマキナを埋めて墓つくったのかすげーなおい!

とか、なんかそういうところが、妙に切ない…
(勿論、おばあさんが墓前からマウリヤを引きずって帰るビジュアルも衝撃的に切ない)

…まあそんなことを考えていてもゲームはこれ以上進展しないので

結局『お金だけでは人は幸せになれない』という教訓を全面的に押し出している町!
町の人たちの言動も、反面教師の意味で敢えてそう残している町!
花の都サンマロウという夢見がちな看板にスパイシーさをもたらす、
酸いも甘いも噛みしめられる町!
お屋敷の使用人の人たちは、まあもう良い大人だから自力で逞しく生きてもらうとして
(主人のお屋敷で勝手に食堂営業してたりしてるしネ)
マウリヤがどう墓を作ったかなんて、ノープロブレム!
ファンタジーなんだから、そこを突っ込むのは無粋だぜ☆

…そんな感じで、無理やり、納得させてはいるんですけれども。



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北の洞窟9

2010年08月02日 | 9章 サンマロウ


一日ひっぱったわりに、物語の説明的4コマで何の面白みもなくてすみません。
個人的にはマウリヤが描けただけで、心底満足です。

ドラクエ9では別格でマウリヤを愛してます!

マウリヤというキャラも相まって、各エピソードのなかで、一番、切なく心痛む話でした。
だから配信クエストが終了した時、

「なにぃ!?マウリヤ救済クエストがないとは何事だ?!」

と、一人虚しく公式に向かって吠えました。

いや、負け犬の遠吠えといいますか。何に負けたのかと言いますか。
強いて言えば、マウリヤ救済クエストがある!と信じていた時点ですでに、
400万本ある出荷先でもそれを信じていたのはただ一人だ、という感が無きにしも非ず、の
己の孤独に負けたのかもしれませんが。

まあ配信クエスト終了時には、あれとかこれとかそれとか…、

一体どうなったー!?

と全国で遠吠えが轟いたこととは思いますが。
(誰しも必ず一つくらいはあると思う)

この流れを次に盛り込んで、再び集え!天使たち!という名前でドラクエ10が出たら
どうしようかな。
(いや、選択肢はないに等しいですけど)

と、そんなことは置いておいて。

次からサンマロウ完結編、それから大海原にこぎ出します!


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北の洞窟8

2010年07月31日 | 9章 サンマロウ


ウイ 「ミカちゃん、蜘蛛こわいの?」

ミカ 「バ…ッ、怖いんじゃねえよ、気色悪いんだよ!」

ヒロ 「でもあいつ、蜘蛛が怖いっていうほど蜘蛛っぽくはなかったぞ?」

ミカ 「だから、怖いとは言ってねえだろ!」

ミオ 「怖くないって思いこむと逆に怖くなるそうですよ?」

ミカ 「…おまえらな…」



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北の洞窟5

2010年07月23日 | 9章 サンマロウ


ミカ 「おっ前、裏口開いてねえなら開いてねえ、って言えよな

ヒロ 「そんな…、遠目から偵察してるのに、鍵云々なんか知らないって」

ミオ 「中から鍵がかかってたんですか?」

ウイ 「そうそう!危なかった~ウイたちの方が蚊帳の外になるとこだった~!」



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北の洞窟1

2010年07月17日 | 9章 サンマロウ


ミオ 「捕まえてくれ、って云ってるよーなものですね」

ウイ 「うん、なんか…むしろ突入するのに気が引けるよね…」

ミカ 「正直、バカには関わりたくねえ…」

ヒロ 「じゃ、かえる?」



    

お間抜けで憎めない誘拐犯のアジト到着。

彼らの能天気すぎる行動と、いちいち全ての立て札が味があって可笑しかったのですが
まあ、犯人は犯人なので、がっつり懲らしめないと…

ていうか、全然、彼らを懲らしめるイベントじゃなかったですね。
(現にクリア後に洞窟を訪ねてみると彼らの視野は世界に及んでいるぜ)

いいのかコレ、とか思いながらの誘拐劇。

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サンマロウ7

2010年07月12日 | 9章 サンマロウ


ヒロ 「せっかく視えるよーになったんだから、もっと積極的に参加していこーぜ?」

ミカ 「うるせーよ!面倒事はお前らだけで十分なんだよ!」

ウイ 「うん、ミカちゃんにとってウイたちが掛け替えのない存在なのはわかるけどね?」

ミカ 「誰がそんな話をしたー!!



  

自ら、「現実逃避」とか云っちゃってますけど。ま、あとは慣れの問題でしょう。

DQ9をプレイしていない人がどれだけここを見てくれているのかが謎ですが…
なかなかストーリーの機微まで追えなくてごめんなさい。です。
(すとーりー4コマではそこが大きな壁に…)

念のため、補足しておくと。
自分の命がもう長くない、とわかっていたマキナお嬢様は、不思議な果実を手に入れ
それを自分そっくりのお人形(職人がつくってくれた等身大の人形、マウリヤ)に与えます。
マウリヤは果実の力でマキナお嬢さんになり代わり、お嬢さんの最期の願いを叶えるために
町の人たちを物で釣って、「友達」にしていたのでした。
(で、誘拐犯はそれを知らずにマウリヤを誘拐した、と)

こんなところなんですが。
話の筋がに気になっちゃったら、ぜひぜひゲームをプレイしてみてください!
今ならお安いですし!面白いですし!

てことで、ウイたちは誘拐犯からマウリヤを取り戻しに出発です。


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天使御一行様

 

愁(ウレイ)
…愛称はウイ

天界から落っこちた、元ウォルロ村の守護天使。
旅の目的は、天界の救出でも女神の果実集めでもなく
ただひたすら!お師匠様探し!

魔法使い
得意技は
バックダンサー呼び

 

緋色(ヒイロ)
…愛称はヒロ

身一つで放浪する、善人の皮を2枚かぶった金の亡者。
究極に節約し、どんな小銭も見逃さない筋金入りの貧乏。
旅の目的は、腕試しでも名声上げでもなく、金稼ぎ。

武闘家
得意技は
ゴッドスマッシュ

 

三日月
(ミカヅキ)
…愛称はミカ

金持ちの道楽で、優雅に各地を放浪するおぼっちゃま。
各方面で人間関係を破綻させる俺様ぶりに半勘当状態。
旅の目的は、冒険でも宝の地図でもなく、人格修行。

戦士
得意技は
ギガスラッシュ

 

美桜(ミオウ)
…愛称はミオ

冒険者とは最も遠い生態でありながら、無謀に放浪。
臆病・内向・繊細、の3拍子揃った取扱注意物件。
旅の目的は、観光でも自分探しでもなく、まず世間慣れ。

僧侶
得意技は
オオカミアタック