雨過天晴

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チック・コリア逝去

2021-02-12 | 音楽
ジャズ界の大御所ピアニスト チック・コリアが2月9日に亡くなっていたそうです。
享年79歳。
癌だったとのこと。
今朝Twitterを見ていたら海外ジャズマンからのツイートが流れてきて知った次第です。
彼の写真や映像ではいつも笑顔いっぱいでまだまだお元気なものと思っていました。



2019年に来阪した際は、トリオのメンバーをいまいち知らなかったので(お値段もそれなりにすることから)参戦回避したのですが、思えば最後の大阪だったので悔やまれます。

個人的にはReturn To Foreverをジャズを聴きはじめの頃に聴いた時になかなか理解できず、しばらく放置しておいて数年後ようやく作品の良さを理解できたのがコリアのイメージです。


 
ピアノ・トリオを聴いてジャズっていいなぁーと思った矢先にフュージョンを聴いたもんですからね。

同じReturn To Foreverでも先にコチラの作品を聴いていたら印象が違っていたでしょう。


 
1. You're Everything
2. Light as a Feather
3. Captain Marvel
4. 500 Miles High
5. Children's Song
6. Spain

Chick Corea (el-p)
Joe Farrell (ts,fl)
Stanley Clarke (b)
Airto Moreira (ds,per)
Flora Prim (vo,per)

コリア最大の名曲としても名が挙がる6曲目、そして4曲目。
これはフュージョンに馴染みがなくとも感じ入るものがあると思います。



そして晩年の作品から『Trilogy 2』。


 
Disc 1
1. How Deep Is the Ocean
2. 500 Miles High
3. Crepuscule with Nellie
4. Work
5. But Beautiful
6. La Fiesta 

Disc 2
1. Eiderdown
2. All Blues
3. Pastime Paradise
4. Now He Sings, Now He Sobs
5. Serenity
6. Lotus Blossom

Chick Corea (p)
Christian McBride (b)
Brian Blade (ds)

77歳当時の作品です。
脂の乗り切っているクリスチャン・マクブライドとブライアン・ブレイドを従えて、アコースティックで力強い演奏を繰り広げています。

Disc 1の2曲目は、先の『Light As a Feather』で収録されています。
またDisc 1のラストは『Return To Forever』のラスト。
それぞれエレピでの演奏と、本作のアコースティックのライブ盤を比較してみると非常に面白いです。





謹んでお悔やみ申し上げます。
合掌。