節電について、先ほどコメントをアップしたが分かりやすい説明がスポニチのサイトに掲載されていたので以下転記します。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/13/kiji/K20110313000419400.html
「西日本からの電力融通 周波数異なり支援に限界」
東日本大震災では、電力の供給不足に陥った東京電力や東北電力に対して、中部電力や関西電力などの電力会社が余剰電力を融通して支援することが難しくなっている。それは東日本と西日本で使用している電力の周波数が異なり、送電量に限界があるためだ。
東日本の東京電力、東北電力、北海道電力の周波数は50ヘルツ、西日本の中部電力や北陸電力、関西電力などは60ヘルツとなっている。
周波数が異なるのは、各地に電力会社ができた明治時代に、東日本では欧州系の50ヘルツ、西日本は米国系の60ヘルツの発電機をそれぞれ輸入したことが背景という。
東西間の電力融通のため周波数を変換する施設が国内に3カ所あるが、能力は計100万キロワット程度。首都圏を中心に不足する電力需要をカバーするにはまったく足りない状況だ。東電は既に、変換能力一杯の融通を受けている。
2007年の新潟県中越沖地震でも東電は柏崎刈羽原発が全面停止し、深刻な電力供給不足に見舞われた。ただこの時は、東北電などから電力を融通してもらい、乗り切ることできた。
しかし今回は東北電の発電所も大きな被害を受けた。北海道電から東電への融通も東北電の送電施設が使えないため、難しい。