雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

こだまでしょうか

2011-03-31 | 

    「遊ぼう」っていうと
    「遊ぼう」っていう。
     
    「ばか」っていうと
    「ばか」っていう。
     
    「もう遊ばない」っていうと
    「遊ばない」っていう。
     
    そうして、あとで
    さみしくなって、
     
    「ごめんね」っていうと
    「ごめんね」っていう。
     
    こだまでしょうか、
    いいえ、誰でも。

 

以前アップした「あいさつの魔法」に続き、ACのCMで見かけた詩です。

作者は金子みすゞという大正時代の詩人。

CMではUAが詩を読んでいます。

 

ACジャパン CM こだまでしょうか 60秒版

 

UAの語りも去ることながら、何と言っても優しい詩。

金子みすゞは25歳の若さで自ら命を絶っています。

家庭環境にかなり問題があった中で、最後は夫との離婚に際し、愛娘を夫に奪われることに悲観しての死だったようです。

 

そんな彼女が残した詩はその死後大いに評価されています。

心の大切さ、自然の有様など優しさに満ち溢れています。

 

   「私と小鳥と鈴と」

   私が両手をひろげても、
   お空はちっとも飛べないが、
   飛べる小鳥は私のやうに、
   地面(じべた)を速くは走れない。

   私がからだをゆすっても、
   きれいな音は出ないけど、
   あの鳴る鈴は私のやうに、
   たくさんな唄は知らないよ。

   鈴と、小鳥と、それから私、
   みんなちがって、みんないい。

 

Yuに下記本を買って読んであげようと思っています。

金子みすゞ童謡集 (ハルキ文庫)
金子 みすゞ
角川春樹事務所

陽気なギャングの日常と襲撃

2011-03-31 | 

昨日から読み始めて今日読み終えちゃいました。

陽気なギャングの日常と襲撃 」。

 

昨日は通院のため休んだのですが、AM中に病院に行くもAMは休診。

仕方がないので病院の近所の本屋でこの本を買う。

14時に上司と千里中央で会う約束があったので、12時半くらいに到着し、ちょっとぶらっとした後、お茶しながら本を読む。

遅刻して15時でお願い、と上司から連絡が入り、本に没頭する。

16時半まで上司と話をし、そこから病院へ行く。

 

と、昨日は行ったり来たりで休みらしい休みではなかったのですが、ちょっと気に入った帽子が買えたので良かった。

 

 

 

・・・・て話ではなく、色々時間をつぶす機会が多かったため読み終えちゃった、という話。

 

本作は前作『陽気なギャングが地球を回す 』でも書きましたが、伊坂幸太郎作品にあってエンターテイメント性ではダントツの作品の続編でもあるので、まーページが進む進む。

個性豊かな4人組の銀行強盗が、偶然巻き込まれた誘拐事件の解決に挑む。

この4人のキャラがなかなかいい。

もともとは本作の1章目に4人それぞれのストーリーが1話完結的に掲載されているが、それぞれが短編であったものの、それを組み合わせて最後に誘拐事件へとつなげるという、私のような凡人には想像も付かないことをやってのけたらしい。

 

どうなんでしょう、コレはシリーズ化してもいいのでは?

飽きちゃうのかな??

 

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

伊坂 幸太郎
祥伝社