2015年12月12日 東海道のてくてく歩き、8回目は9月に歩いたり箱根越えに続き三島から東田子の浦まで約15Kmを歩きます。今回は三島大社や柿田川湧水群、沼津の千本松原と寄る場所が多く 全部歩けるか未定です。天気は雲が多いながら晴、グループ全員8名の歩きです。
三島駅に9時30分集合ですが1時間前に行き三島大社を見てから全員が来るのを待ちます。 結婚式がいくつも行われている三島大社を再度見てから国道1号線沿いの柿田川湧水群を見に行きます。 12月・冬至も近いのに20度近くなるとうことで暑く、歩き出すとみな上着を脱ぎます。 湧水口を公園の展望台から見ますがこんこんときれいな水が湧き出ていて透明感が美しいです。 三島の町はずれから雪をまとった富士山が家々の間から見える様になります。 沼津宿は狩野川沿いの道を通って入りますが堰堤が立っていて川は見ることは出来ません。 沼津市内で長い昼食後千本松原を見に行きます。砂浜でなく砂利浜と松原を隔てる防潮堤の上を暫く散歩し、海岸歩き(?)を楽しみます。旧道に戻り原宿・東田子の浦を目指しますが食事でだいぶ時間ロスしたためJR原駅で今回は断念しました。
三島駅 / 桜川沿いの 三島水辺の文学碑 / 正岡子規 / 若山牧水 / 井上靖
楽寿園 / ノーエ節 … 「富士の白雪やノーエ…… 三島女郎衆はノーエ……」
<三島宿> … 東海道第十一宿、日本橋から二十八里(112.4km) 三島は古は国府が置かれ、伊豆地方の政治・文化の中心であった 宿駅となってからは箱根越え前後の人、三島大社詣で客で賑う
三島…朝霧 手前の人物は三島大社前を朝一番で発って箱根へ向かうところ 左の人物は沼津宿へ目指して歩いていく 手前から奥に進むに従ってシルエットの濃さを抑えてゆき、遠近感を表現する
三島大社
世古本陣跡碑 / 境川 : 伊豆と駿府の国境
<沼津宿> … 東海道第十二宿、日本橋から三十里(118.3km) 沼津・千本松原 見渡す限り続く松原の向こうに望む富士の眺め(見れれば)に若山牧水でなくても魅了される
沼津…黄昏図 日はとっぷり暮れた黄瀬川沿いの街道 木々の向こうに満月が輝き、宿場の土蔵が浮かび上がる 巡礼の母子、そして後ろに猿田彦の面を背負った讃岐の金毘羅宮詣でが続く しみじみとした感情を表現する月夜の景、広重得意である
常夜燈脇から富士山 / 玉井寺一里塚 /伏見の一里塚
柿田川湧水群
少し残る松並木 / 智方神社 / 黄瀬川からの富士山
是西沼津領の榜示石 /沼津日枝の一里塚碑 / 三枚橋…三枚橋城があり、後に沼津城と改称
川廓(川曲輪)
真楽寺
千本松原 … 若山牧水は生涯の後半を沼津で過ごし千本松原をこよなく愛した 当時は防潮堤がなく砂浜と松が一体だった 「聞きいつつたのしくもあるか松風の今は夢ともうつつともきこゆ」
八幡神社:是東沼津領の榜示石がある / 大諏訪松長の一里塚跡碑
<原宿> … 東海道第十三宿、日本橋から三十二里(124.2km) 果てしない一本道のただなかの宿場・原 愛鷹山のふもとに広がる浮島ケ原の牧歌的な風景も、土地の人々には悩みの種であった
原…朝の富士 無骨に描いた愛鷹山、その向こうに朝焼けにほんのり染まる富士を広重は枠の外に描きその大きさと優美さを表した 供を従えた女連れは、忠臣蔵八段目「道行旅路の嫁入」に見立てたものという
原宿 東見付跡碑 / 松陰寺 白隠禅師 が住職となった … 「駿河に過ぎたるもの二つあり、富士のお山と原の白隠」
高嶋酒造 / 原駅を地下鉄銀座線が貨車に引かれて走る
=おわり=
天衣無縫の
深き夢