ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

足の神様にお参り うりづらロマンロード

2012年05月04日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2012年5月4日(金)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第5回(2012年第16回)「うりづらロマンロード」を歩くウォーキングに参加した。

前日からの雨が朝方まで残り、”昼過ぎから一時曇り、夕方また雨”という予報にやはり参加者は14名と少ない。

この日はGW、瓜連までの切符は、「ときわ路パス」(2,000円)を購入した。
まともに乗れば片道1,280円、往復では560円の得になる。
水戸駅で3両編成の水郡線に乗り換える。


水戸から25分ほどで瓜連駅に到着。
この駅で降りたのは、我々一行と他に数人だけだった。


駅前の跨線橋下で早速いつもの準備体操。


準備体操


9時55分、小雨がパラつく中、出発だ!
まだ傘を差すほどでもない。


この日のコースは、那珂市の「ヘルスロード」に指定されている。
「うりづらロマンロード」の標識に従って進む。


草地山蓮華院常福寺の山門(楼門)
江戸後期の作と伝えられている。
平成19年に修復されたそうだが、実に堂々とした門である。


山門(楼門)の次に第三の門(唐門)がある。
楠木正家築城の際の門であると伝えられている。鎌倉時代に建てられたもの。
(雨でレンズが濡れてピンボケになってしまった。見ずらい点はご容赦願いたい)


鐘楼の建立は、江戸時代の文化八年(1811)で、鎌倉時代に造られた。
梵鐘は第二次世界大戦中の昭和十八年(1943)国の要請により献納し、
終戦後の昭和二十四年九月、信徒有志により再鋳された、そうである。


常福寺本堂
常福寺は、延元三年(1338)に開山され、応永十二年(1405)第二世了誉上人によって
現在の地、瓜連城址に移された浄土宗の寺院である。
佐竹氏、水戸家の庇護を受けて栄え、関東十八檀林の一つに数えられる名刹になった、とのこと。
寺に隣接して「瓜連保育園」があり、回りを見渡しても城址の面影は伺えない。


この日の安全を祈願
『今日も元気で歩けますように』


常福寺を後にして、次へ進む。


県道61号線を進む。


水郡線の線路(静方面)を渡る。


しばらく線路に並行して静方面へ進む。


ちょうどタイミング良く水戸行き電車が走ってきた。


水郡線静駅
駅舎とも言えない、駅名が書かれた門?が建っていた。


弘願寺の仁王門に到着。
弘願寺は、茨城県の県北西部に位置する、那珂市、常陸大宮市、城里町、笠間市にある寺の中から
八ヶ寺が「花の寺」として十二支巡拝を結成し、平成十七年に「花の寺めぐり」を始めたものだそうだ。


弘願寺本堂
花の寺第8番弘願寺の主な花は、ツツジ、サツキ、紫陽花だそうだ。
境内にはこの他にも、色んな花木が植えられており、訪れる人の目を楽しませてくれる。


弘願寺薬師堂


薬師堂の裏に「くすぐり地蔵」がひっそりと佇んでいた。
自分の悪いところとお地蔵様の同じところを交互にくすぐり(撫で)ながら治癒を祈ると、身代わりになり
治癒するといわれている。
祈願成就の折には、お地蔵様にお礼として、頭巾とヨダレ掛けを奉納することが習わしだそうである。


弘願寺を後にして、次に向かう。
この頃になって雨が少し強くなってきた。
傘を差しての行進である。


六道地蔵尊の碑を左側に進む。


前方に静神社の林が見える。


旧くて大きな構えの家並が続く。


これは、見事なツツジの木だ。
『すごいわねぇ!』の連発である。


静の椋(むく)の木は、天然記念物に指定されている。
左側の高い杉の木の右側が椋の木だ。


樹齢約900年、樹高約17m、胸高周7mの大木である。
桂木稲荷神社の神木で、ニレ科植物の北限の巨木として珍しい、との説明がある。
枯れているように見えるが、ちょうど緑の葉が芽吹きだしたところであった。
まだまだ樹勢は、旺盛のようだ。


雨が少し強くなってきたので、しばらく雨宿りをして行くことに。


10分ほどで、雨は小降りになったので、静神社を目指した。


静神社
常陸一の宮の鹿島神宮に次ぐ常陸二の宮と称される。


150段の階段を上ると、


神門の先に荘厳な拝殿があった。
宝物として、県指定の三十六歌仙絵図がある。
水戸藩主第3代徳川綱條が常陸国静神社に徳川光圀の遺志を継いで三十六歌仙絵を寄進したもの。
天保年間の火災でそのうちの1枚が焼失し、現在35枚が残っている。


静神社の本殿


本殿裏に回ると、足の神様、手接足尾神社(てつぎあしおじんじゃ)の案内が。
本殿奥にある末社で、手足の健康を守護する神様、とのこと。
「ウォーキングの会」の一員としては、是非ともお参りしておかずばなるまい。


本殿から約300m以上はあるだろうか。手接足尾神社は思った以上に離れていた。
杉木立の細い道を進むと・・・


手接足尾神社があった。
神社の脇には、たくさんの靴やわらじなどが奉納されていた。松葉杖も見える。
手差しや草履を納めて祈願する風習があるそうだ。


『これからも健康で元気に歩けますように』


偶然にも足の神様へお参りできたことで、今回の例会は意義があった、というものだ。


静公園
露店が軒を連ねているが、あいにくの雨のため、花見客の姿は少ない。


無料の休憩所があった。
運良くたまたま空いていたので、ここで弁当タイムに。


弁当をい済ませたところで、また、雨が降り出して来た。
一日降ったり止んだりの繰り返しだ。


雨に濡れた八重桜を見ながら、静公園を後にした。
『また、来年会いましょう』の看板に誘われてみようかな?


静神社の前を通って、古徳沼へ向かう。


緑一杯の道を進む。
清々しい景観である。


古徳沼に到着


古徳沼は、広さ約5ヘクタールの農業用溜池である。
白鳥の飛来は、現在では200羽を越え、関東でも最大級の越冬地となっている。
残念ながら、今の時期では白鳥の姿は見ることはできない。既に北へ帰った後だった。


古徳沼に飛来した白鳥の数が記されている。
昭和41年に初めて白鳥数羽の飛来が確認されて以来、餌付けにも成功し、今では200羽を越える年も。
今年は何羽飛来したのだろうか?


田んぼの中を瓜連駅に向かう。


ようやく雨が止んだようだ。


田植えで忙しい時期である。


国道118号線の信号。
前方に見えるのは、「那珂市総合センター”らぽーる”」


那珂市学校給食センター付近


水郡線の踏み切りを渡る。
あと200mで、瓜連駅だ。


突然水戸行き電車が入ってきた!
『やばいっ、この電車には間に合わないっ!』


半ば諦めかけていたところ、下り電車の通過待ちでしばらく停車する気配。
これはひょっとすると間に合うかもしれない。
『急いでっ!』声はするが、走る人はいない。


疲れた身体に最後の鞭を入れて、駅階段を掛け上り、ホームへ一目散。
『間に合った~っ!』 間一髪セーフである。


運良く、下り電車の到着が少し遅れたのが幸いした。
次の水戸行き電車はちょうど1時間後の14時42分だと知ったのは、家に帰ってからのこと。
誰もいないホームで1時間も待ちぼうけをしなくて済んで、良かった。
当然のことながら、整理体操は、省略である。

『皆さんっ! 雨の中、お疲れ様でしたっ!』


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