ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

瀧を満喫 滝川渓谷の滝巡りハイキング

2011年06月24日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2011年6月24日(金)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く同好会「健康ウォーキングの会」が主催する、
本年第22回「滝川渓谷の滝巡りハイキング」に参加した。
この日は福島県中央の「一切経山ハイキング」の予定であったが、放射線の影響を心配して中止。
その代わりに同じ福島県の滝川渓谷となった。
「滝川渓谷ハイキング」は、当初5月6日(金)に予定されていたが、東日本大震災から日が浅く、場所が福島県、
ということもあって、慎重論が相次ぎ、実施が見送られていた。

しかし、『福島県といっても茨城県境で原発からはかなり離れているし、放射線の量も茨城県より少ないっ』
会長の説得が功を奏し、今回実施の運びとなった次第である。


荒川沖駅前で「常南交通」の貸切バスに乗り込み、7時ちょうどに出発。


この後、天川団地・土浦市民会館と廻り、総勢22名が乗り込んだ。
当会会員のみでは定員に満たなかったため、他の会からの応援参加で料金低減に一役買ってもらうことに。


早速、朝食の弁当が配られた。
『おいなりさんより美味しい』と評判は良い。
「常南交通」バスハイクでは、しばらくは、この弁当が続くものと思われる。


10時10分、滝川渓谷大(おおぬかり)口に到着。
ここまでの行程は3時間10分、バスの旅としてはちょうど良い時間といったところ。


昼食の弁当を受け取り、いつもの準備体操をして・・・


10時25分、出発だ。
通常は”環境整備料”として200円必要なのだが、”大震災の風評被害の影響”で無料となっていた。
なんだか申し訳ない気持ちで一杯である。


登り口を入り、”もみじの森”を進む。


しばらく手入れされた美しい杉林が続く。


沢に架かった最初の橋を渡ると、滝川渓谷の滝巡りが始まる。


小さな神社(滝川神社)があったので、この日の無事を祈って、深々と最敬礼!


先ずは一丁目の”おぼろ滝”(一番瀧)だ。
白い水しぶきが廻りの緑に映えて美しい。


沢に沿ってなだらかな山道を進む。


次は、二丁目少し手前の”鋸歯の滝


登りだけかと思ったら、下りもある。
変化に富んだ山道である。


三丁目付近の滝だが、特に名前は付けられていないようだ。


この日は30度を超す気温。
滝の冷気も多少は感じられるが、さすがに汗が噴き出してきた。
こまめに休憩を取り、水分補給が必要だ。


小休止の後、山頂を目指す。


三丁目


炭焼きの窯跡があった。
かつては、ここで炭を作っていたのだ。
コースに沿って、10ほどの窯跡が残っているらしい。


三丁目を過ぎると沢を渡る橋がある。
絵になる風景である。


今度は、右手に滝を見ながらの道になる。


東屋があったので、ここで小休止。
こまめな休憩を取りながら進む。


見返りの滝”(蛇淵瀧:ジャブチノタキ)
この辺りが四丁目になる。


小さな滝が次から次へと現れるので、飽きることがない。


沢に沿って歩くのは、本当に気持ちが良い。
癒される風景・空間である。


みすじの滝


みすじの滝を過ぎると五丁目だ。
数字から推測すると、半分歩いたことになる。


五丁目から六丁目にかけては、急な登り降りが続く。
鎖が付けられているので、しっかりと掴まらないと危ない。


六丁目手前付近。
昨年は、前日の雨で水量が増えて危険を感じたため、この辺りで引き返したとのこと。
この日は、瀧としてはちょうど良い水量ではないだろうか。


3度目の休憩だ。
皆、汗びっしょりであるが、疲れはあまり感じていないようだ。
滝を見ながらの山歩きは実に気持ちが良い。


沢のような緩やかな流れに変わった。


六丁目に差しかかる辺り。


六丁目を過ぎると”せせらぎの滝”だ。
緩やかな流れの滝である。


しばらく”せせらぎの滝”に沿って進む。
せせらぎの音が心地良い。
景色だけでなく音も癒しの効果があるのかも知れない。


この辺りは、”滝”というより”沢”のようだ。
滝川渓谷四十八瀧”の一つなのだが、
ここは、いくつの滝があるのだろう?


七丁目手前の最初の橋を渡る。


もうひとつの橋を渡ると、七丁目である。


乾杯の滝”を通過。


木々の間から”乾杯の滝”を見下ろしたところ。


次は下りである。


水と緑と苔の生えた岩が美しいハーモニーを演出してくれる。


階段を上る。


小さいが、水量が豊かで立派な滝だ。


八丁目


沢の途中から水が湧き出ているように見える。


つづら折りの道。
『もしかしてこれが最後の坂道?』 願望らしき声も漏れ聞こえる。  


急な下りに転じるところを見ると、まだ終点は先のようだ。


最も滝らしい滝が現れた。”銚子の口滝”(臥竜淵瀧:ガロウフチタキ)だ。
豪快な流れである。


動画で見ると迫力が伝わってくる。


道は急に緩やかになった。
まるで「奥入瀬」を想い出させるような景色である。


もう少しゆっくりと時間をかけて、景色を味わって歩きたいところだ。


一口飲んだ感想 『冷たくて美味しいっ』


静かな流れに変わった。


ちょうど12時、終点に到着である。


早速、弁当を広げる。


この日は、大子町で仕入れた弁当だ。
見栄えもなかなか豪華で味も良い。皆さんの評判も上々である。
やはり、弁当は少しくらい高くても美味しい方が嬉しいものである。


山頂の店「滝川の里」
土産にと袋一杯に”山ふき”や”竹の子”を買う人も。


普通であれば、折り返して出発地点まで戻るところだが、
馬渡戸口の第2駐車場には既にバスが到着して待っていた。
片道では少し物足りない、といった声も聞かれたが、早めにひと風呂浴びることに。


東館温泉「ユーパル矢祭」で汗を流す。


風呂上がりの一杯は、格別である。


K子さんのたっての希望で、大子町の「こんにゃく関所」に立ち寄った。


理由は、”おから”が無料で持ち帰りできるからだそうだ。


青大豆の”おから”は、珍しい。
『俺らも、おから大好きなんだっ』


皆さん、土産ものの品定めに余念がない。
自分も名物の”さしみこんにゃく”を買い求めた。


帰りのバスには、満足そうな表情が溢れる。
『滝川渓谷 最高だったわねぇ』
『おからも手に入ったし、言うことないゎ』


滝川渓谷が県境で近かったこともあり、まだ明るいうちに到着だ。
『皆さん、今日はお疲れ様でしたっ!』



滝川渓谷は、「福島の遊歩道50選」にも選ばれており、一度は訪れてみたい場所であった。
昨年は都合で参加できず、今年も一時は見送りとなり、半ば諦めていただけに、今回の実施は有難かった、
というのが実感である。

心配された雨にも降られず、”南東北の秘境”の自然を満喫した一日であった。
「奥入瀬渓流」と「西沢渓谷」を足して2で割ったような景色は”素晴らしい”の一言に尽きる。
また違った季節に訪れてみたい場所である。その時は、出来れば往復ハイキングを楽しみたい。

この日は高速道料金と環境整備料が無料となり、会費が少しばかり余ったため、
皆さんのご好意で”震災義援金”として拠出することにした。
『ご理解、ご協力ありがとうございましたっ!』


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