血縁のある実の子が父か、立法上の父が父か、争われた訴訟。
生まれた時に自分の子ではないとわかっていて育て、1歳二ヶ月で妻と離婚し、以後子は結婚した実の父と母と暮らしている。
立法上の父は、血縁がなくても愛情があり自分の子だと主張している。
最高裁は明治時代から続く民法を優先した。この父親は争いに勝ったけれども本当に良かったのだろうか。
僕は、この立法上の父親は妻への復讐と自分のプライド、意地を通したかったに過ぎないと思う。
この父親は、元妻からも子供からも離れて、自分の道を歩むべきだと思う。
確かに、元妻が悪い。夫以外の子を産んだのだから。だからといって子供の取り合いは大人の身勝手。
素直に考えれば、実の父と母と今平和に暮らしているのだから、認めれば済むことだと思う。
立法上の父親の心に受けた傷は大きいだろうが、生涯をこのことに費やすより、新しい人生と自分の血縁の本当の子を育てる方がずっといいと思うのだが。
法律には詳しくないが、今回の最高裁判決は、法律の限界を示した。法は規律のみならず。今生きている人のためになるかどうか考えるべきと提案している。
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