近頃の教育とかいろいろブツブツ

近頃の教育としましたが、数十年前より状況がおかしいと思います。
他のこともブツブツと愚痴ると思います。
隔日です。

「絶対安全」というのはありうるのか?「絶対安全神話の国 日本}

2011年05月11日 | Weblog
 5月6日に菅首相が中部電力に浜岡原子力発電所の全原子炉の停止を要請したというニュースがありましたね。この関連報道の中である一般市民が「絶対安全」というのをいっていました。この「絶対安全」というのはどこから来ているのでしょうか。
 この地球自身もいつ何時巨大隕石の衝突という運命が待っているかしれないのです。地球自身が絶対安全とはいえないわけですね。ですから、地球あげて隕石探査がおこなわれているのです。地震についてもいつどこで起こるかの予測は不可能ですね。ですから、耐震基準とかを設け、より安全にするというのできているのです。
 新幹線は開業以来、乗客の死亡はゼロですね。これは、より安全にという設計を常に深化させているからですね。今回の地震でも、地震計は沿岸部にも配置されていたり、先の阪神大震災の教訓を生かして橋脚の強化とかがされていましたから、事故もなく復旧が早かったのです。飛行機も以前よりは墜落等の事故が減っています。これも、「より安全に」と常に努力しているからですね。それを怠ると時々事故が。
 ところが、日本では「絶対安全」をはじめから求めて、原子炉建設ではそのために「最初の設定からは安全であるが、想定外はしらない。」という絶対安全になってしまったのでは。「絶対安全」といったからにはあとからの手直しはできないですね。それより、「事故は起こる」ということを前提にその発生確率を下げるとか、起こってしまった場合の手順をしっかりと計画して訓練しておくという方が大切なのでは。
 「絶対安全」が前提のため、日本での訓練は「やらないよりマシ」という程度の訓練になっているようですね。「絶対・・」とかいうのはナシにしませんか。そうでないと日本が潰れますよ。

この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。
IMG00197.jpg


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地方の公共交通機関への不安が自動車での避難につながった?

2011年05月09日 | Weblog
 来月ぐらいに高速道路の土曜日曜の割引制度を終了するようですね。それと、地方の高速道路無料化の試行もです。
 大学生の頃から、鉄道の旅をしていて、地方のローカル線を乗車していて、朝6時前に高校生が通学のために乗ってくるのですね。ダイヤの関係です。学校に上手く間に合う時間帯に列車がないのですね。当然、帰りもですね。
 大学の部活の合宿であるところに行ったとき、そこへ向かうバスが一日2往復でした。夕方の便は終着で運転手はそこにある詰め所で泊まっていたと思います。鉄道の方も2往復や3往復はざらでした。
 その後、日本は自動車社会になっていきますね。ある程度の年収とかがあれば、自動車を持って、運転する社会に。その結果、地方の公共交通機関利用者は通学、通院、自動車を運転できない人の買い物などの利用に限られるようになってきました。
 政府は、それでも地方の交通体系を抜本的に考えることはありませんでしたね。旧国鉄の赤字ローカル線の多くは、地方公共団体出資の第三セクターの路線や民間バス会社の代行運行になっていきました。民間バス会社はこれ以外にも赤字路線を抱えてのままですね。それを地方公共団体が補助金を出していたりしました。
 その後の高速道路の整備はバスや鉄道にとっては乗客を奪われたりもしているはずですが、バス会社にとっては「高速長距離バス」が収益源になってきてました。土日上限1000円が打ち出されたとき、この「高速長距離バス」の収益性が低下することが、また、フェリー等の問題が提起されましたが、まともに議論はされたことはなく、その後の民主党の「高速道路無料化」マニフェストになっていきました。
 バス会社は「高速長距離バス」の収益でローカルバス路線の維持もしていたというのです。「高速長距離バス」収益が無くなると路線バスの維持も難しくなると。このように、地方公共交通機関を痛めつけてきた政府の政策が「自動車での避難」という自殺的な行為の誘因になったのではと思います。徒歩なら、すぐそばの高台に避難できたというのにです。
 避難所からの通院とか通勤も自動車がないとままならないといわれています。これは、路線バスの復旧状態がよくないからでは。
 交通弱者が日本のどこでも安心して公共交通機関を利用できる体制を確立してから、高速道路の無料化とかをしてください。交通弱者が公共交通機関をいつでも利用できるようになってからですよ。民主党は順序を間違わないようにしてください。

この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。
IMG00196.jpg


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発事故を受けて、浜岡原子力発電所の全原子炉の運転停止を首相が要請

2011年05月07日 | Weblog
 5月6日に菅首相は記者会見を開いて、「静岡県にある浜岡原子力発電所について、すべての原子炉の運転を停止するよう、中部電力に要請したことを明らかに。」したということです。中部電力にとっては突然みたいな感じだったとか。
 これは、福島第一原子力発電所の事故を受けてのことですね。この事故、東京電力と保安院が共犯みたいな面があるので、首相が直々に決断したのでしょうね。とすると、夏場、中部電力から東京電力への支援はなくなり、且つ、中部電力管内も「節電」や「計画停電」とかになるようですね。
 防潮堤ですが、釜石市の巨大防潮堤が破られていますね。ただ、津波の勢力を衰えさせることには成功したとか。この防潮堤が無かったら、被害はもっと甚大になっていたといわれています。ですから、防潮堤の建設も大切とは思いますが、それより、原子力発電所関係の「防水対策」ですね。この中には、冷却装置や非常用電源などが入ります。
 福島第一原子力発電所では、取水口やポンプ、電源が海水に対して「無防備」だったと言われています。少し防備したというか配置等を考えただけの福島第二原子力発電所がトラブりましたが、今は平穏ですね。
 ですから、対策は必要でしょうね。それで、事故の確率を小さくする。何かわかれば、また対策をするのでよいのでは。問題は指摘されても少しの対策をしなかった東京電力等にあると思います。で、すべての運転停止は思い切った措置を求めたものですね。
 これは、業界との持ちつ持たれつの関係が薄い菅首相だから、決断できたことではと思います。民主党の中にも古典的手法で資金を集めていた元代表、元幹事長がいましたね。検察審議会の議決で起訴されていたと思います。そして、自由民主党の発想ではできないことだと思います。なにせ、長年、建設推進をしてきた政党ですしね。
 今の原子力発電所は、今回の東日本太平洋沖地震クラスですと、本体は耐えていましたものね。付帯設備の状況や設置場所が明暗を分けています。本体を含めて、もっと直下に近い海溝型地震に耐えうるような改修が必要な発電所が「浜岡」なのでしょうね。
 今回のことを契機にして、送発電の分離を。全量買い取り制の実施を。

この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。
IMG00195.jpg


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「後悔、先に立たず」、漸くでた「事故は人災」

2011年05月05日 | Weblog
 5月1日に各報道機関で報道された東京電力副社長が「“事故は人災”」といったというのがありました。もっとも「個人的には人災だと思う」というものです。
 そう、長い間「想定外」「想定外」と自らの「思考停止」を棚に上げた発言が繰り返されてきたあとなので、「個人的には人災だと思う」と「個人的」がついていますがよく発言できたと思うのです。
 「人災」ですと、東京電力の賠償責任がより重くなりますね。もっとも、共犯に近い保安院はどうなるのかという問題がありますが、天下り状況とか考えると「税金は使って欲しくない」ですね。
 後で思えば、原子力発電所建設および運営費用からみたら、ごく小さい部分を「防災」に使っていたらということでしょうね。
 このような背景には、「過信」と「認識不足」による思い込みがあったのでしょう。それと、常に「絶対安全」を標榜したがる国民性の問題かな。だから、施設設備の変更が困難になっていると思います。事故などが起こらないとできないような風潮も。でも、「絶対安全」とかを唱えているうちに、いつしかそう信じてしまって「思考停止」状態になっていったのでは。
 太平洋戦争に突入していった日本軍も「神国日本」や「突撃神話」などを信じ込んで「思考停止」状態になり、周りにもそのような状況を押しつけていっていましたね。それと、同じような状況にね。
 今回の事故に関してですが、フランスでは「事故は起こるもの」として、対策を考えているとか。福島では「絶対安全」という意識の下であったためが、事故後の対策にいろいろ問題が多発していますね。
 外部電源の問題ですけど、どこかの原子力発電所では、原子炉が停止して発電が止まったとき、どうするかで「隣の原子炉の発電機から給電を受ける」というのがあったというのです。これは、マグニチュード7~8程度の地震すら、想定していないということをさらけ出していますね。
 余りにも自然の力を過小評価していたのが今回の事故ですね。

この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。
IMG00194.jpg


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定説を信じすぎると、悲劇がくる場合がある。

2011年05月03日 | Weblog
 5月1日にYahooで見つけた「河北新報」配信の記事に『「津波の前必ず引き潮」 誤信が悲劇招く 岩手・大槌』というのがありました。詳しくは河北新報でね。概略はYahooでかな。
 普通、言い伝えでは「津波の前必ず引き潮」ですね。実際、今回の地震による津波でも多くのところでは引き潮が観測されていると言うことです。でも、本当にすべての津波でそうだったのかは、世界中の津波情報を集めている研究者ぐらいしか判らないのでは。それと地震による地殻変動によっては引き潮は見えにくくなるおそれもあるとも研究者の方は言われています。
 引き潮とのはどの程度をいうのかでも、誤差が出てきますね。そのような誤差の大きな定説であるとの認識は普通の庶民にはなかったでしょうね。この場合は、悪いですが、犠牲になるのはその定説を鵜呑みにされていた方ですね。
 ところが、行政とか企業活動とかになると、住民が巻き添えを食らうことになります。東日本太平洋岸では、「巨大地震」は起こらない、マグニチュード8程度ぐらいしか起こらないという定説に凝り固まって、その程度の対策しかしていなかったところが多かったりしてますね。巨大防潮堤とかを造って、住民が過信してしまったところも。それは、地震規模の定説や過去の経験に囚われたからかな。行政とかが、定説による想定よりどの程度大きなのを考えていたのでしょうか。結構、多くが過去の経験の最大津波を考えていたのですね。
 しかし、過去の最大津波を考えていなかったのが、原子力発電所かな。悪いですが、住民の方の過信はその方だけですむ可能性が高いですが、企業などでは、特に放射性物質を扱うところでは周辺に大被害をもたらすのに過信というより、思考を停止してしまったとかいいようがないですね。
 定説、通説とかいうのは常に検討されるべきものなのかもしれないですね。

この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。
IMG00194.jpg


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教訓を生かした例の一つ、東北新幹線、スピード復旧

2011年05月01日 | Weblog
 4月30日にYahooで見つけた産経新聞配信の記事に『東北新幹線、スピード再開 耐震化、「阪神」「中越」の教訓生きた』というのがありました。阪神大震災の際にはJR西日本の山陽新幹線で高架橋が落下したり、橋脚が各所で損傷しました。まあ、この区間は以前から「海砂」利用の問題点が指摘されていた新大阪と岡山の間の区間ですね。
 でも、JR東日本は橋脚の補強に励んでいたということです。その結果、橋脚で損傷を受けたところもあったのですが、高架橋の落下はなかったですね。地面がずれてしまえば、新幹線みたいな構造物はどこかで破断が起こると思うのですが、今回は揺れだけだったようで重大な損壊はなかったというのです。それには、中越地震での脱線事故も教訓に脱線防止金具を取り付けていっていたとか。
 今回の震災で鉄道利用者の被害者はなかったですね。270km/hで走行していた新幹線も在来線の列車も、そして、津波に呑まれた車両は出ましたが、乗客は避難して無事でしたね。鉄道は原子力発電所みたいにつくられてはいないですね。明治時代から造られ利用されてきた線路と駅を使い続ける宿命があります。それも、長距離に渡って海岸沿いとかね。それを知恵によって克復していったということですね。
 新幹線では、というより各所に設置された地震計を有効活用して、新幹線だけではなく、在来線にも活用されていたのですかな。
 そこに見られるのは「競争」によって鍛えられている企業の姿でもありそうです。どこかの独占企業には見られない体質かな。

この書き込みのメールマガジンの申し込みはまぐまぐのページでお願いします。
IMG0021.jpg


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする