訪問リハビリでのマッサージ時に麻痺腕のマッサージ中に健常腕を動かしていたら「麻痺側が緊張してますよ。」といわれました。 筋緊張亢進などを筋力と誤解されていないか。 「降圧薬、脂質低下薬、抗凝固薬」は脳卒中再発防止に役立つというらしいですが。 コンドロイチンを調べていて、軟骨形成のサイトに飛びました。 先週、NHKの午前5時半からのニュースでトヨタ自動車と藤田保健衛生大学とが共同で開発した歩行練習用のロボットについてがありました。 どうして感覚麻痺で動作に支障が出るのか。 感覚の回復について。どのようなリハビリをしたら回復が促進されるのでしょうね。
4月17日(月)、訪問リハビリでのマッサージ時に麻痺腕のマッサージ中に健常腕を動かしていたら「麻痺側が緊張してますよ。」といわれました。麻痺側を意識していないのに体の他の部位の筋肉収縮で緊張が伝わるのですよ。ボディースーツみたいな筋膜の影響が大きいとは思いますが神経系の影響もあるのではとね。で、血圧測定時に麻痺腕等が緊張状態になると健常側の緊張度が上がるということですよ。血圧測定時だけではなく、過剰リハビリをおこなうと他の部位にも影響するということですね。あるブログで「上肢はとりあえず片方でも何とかなるから下肢から」と過剰リハビリに励まれたというような投稿を見かけたことがあります。上肢の方は悲惨な状態のようです。これを読んだときに「ボディスーツみたいな筋膜」というのを調べたのでした。他の部位の動作が伝染していく一つとありました。片方の腕を緊張させていたらもう一方もというのの要因ですよね。肩こりの原因部位が遠く離れた部位にあるというのも筋膜の影響ですかな。ですから、我々は常に全身のことを考えながらリハビリをする必要があるのですよね。リハビリの適切適度の範囲は結構広いと思うのですが、直ぐに過剰とかになって仕舞うように感じています。ですので、四肢等では「楽な外力による関節可動域確保動作」ができるというのを目安の一つとして利用できるのではと考えています。
4月18日(火)、筋緊張亢進などを筋力と誤解されていないか。動かしにくくなったのが筋肉の緊張を緩めることができないからですよ。緊張しない弛緩と収縮が滑らかな動作に繋がっていきます。滑らかな弛緩や収縮は動作状況を意識しないと感じないかもね。筋トレ時みたいな動作感が単に動かしたというときにあるというのは正常とは思えないですよ。私は緊張状態でも「やばい」と緩めるようにしていますが、やはり、マッサージしてもらうのが一番かな。動作させたときに抵抗があるというのは神経系が正常に働いていないからだと思っています。筋力を発揮できるときの負荷なし動作では、筋肉の状態が正常ですと抵抗はないはずです。本来の筋肉ですと、弛緩される方も楽に伸ばせるのですよ。筋緊張亢進状態とかですと、弛緩に対して抵抗を示すと考えられるのですけどね。自分の感覚神経で筋肉の収縮を感じられるようになるのは症状によりますが、相当の回復が必要かもと思います。私の現状は硬直感が強くてよく判らないという感じです。馬鹿力みたいなのを出したときには感じてくれるようですが、筋緊張亢進→痙縮→拘縮が怖いので馬鹿力は必要最小限にしています。20kgのハンドグリップも握り込めますが、滅多に握らないです。柔軟な筋肉が回復のための基礎ですものね。感覚麻痺は感覚の回復が最優先ですよね。それまでは四肢では「楽な外力による関節可動域確保動作」をおこないながら悪化しないようにしましょうね。
4月19日(水)、「降圧薬、脂質低下薬、抗凝固薬」は脳卒中再発防止に役立つというらしいですが。で、医薬品の添付文書や学術的な知見から考えてみましょうね。これ、脳卒中カテゴリーのゼンデラさんの4月11日の投稿を読んでいて思いついた投稿です。効かせすぎが問題なのですよね。降圧薬ですが、今はほぼすべての医師向け添付文書に「過度の降圧はふらつきや意識喪失、脳梗塞の恐れある」と明記されています。脳卒中の再発促進になる場合もあるのですよ。血圧は変動が激しいので月1回の測定での投与なんて自殺行為ですよ。必ず家庭での測定をその血圧計の推奨状態で測定して記録しておきましょうね。毎日同じ時刻で複数回ね。脂質は細胞膜の主要成分であり、細胞内でも活用されています。これを低下させすぎると内出血の恐れですよ。内出血には脳出血も含まれますよ。ゼンデラさんも過去にLDLの低下を喜んでいたら出血したとね。私もね。このコレステロール低下薬は副反応が・・。50人に一人ぐらい糖尿病になるという報告も見つけましたよ。糖尿病は脳卒中の危険因子ですよね。抗凝固薬は出血したときに凝固しないのでこれも効かせすぎは問題ですよね。ですから、添付文書には必ず凝固についてのチェックをするようにという記載がありましたよ。で、降圧薬において家庭での測定結果から強引に減薬と休薬させましたよ。服用しないのに処方しているというのは医療費の無駄ですからね。コレステロールは処方された月に医師を変えました。抗凝固薬はいまのところ関係ないです。私は元々凝固しにくいから出血の被害が拡大したのですから。
4月20日(木)、コンドロイチンを調べていて、軟骨形成のサイトに飛びました。軟骨形成にも「適度な運動刺激が必要」とね。グルコサミンもコンドロイチンも適度に運動している方がよいようなのです。筋肉も骨も運動刺激がある方が維持されやすいのですが、過剰はどちらもよくないですよ。また、それぞれ形成に必要な栄養分の摂取もです。人間の体は直立して動作をするというのがしやすいように長年の進化の結果なって仕舞ったのではと思うのです。で、特に筋トレとかしなくても適切適度な運動がよい刺激になるのですよ。で、「適切適度な運動」とはどの程度なのでしょうね。これは脳卒中後ですと、脳の回復具合で違いが見られますけど、最低程度としては「楽な外力による関節可動域確保動作」かな。これにどのような動作を付加するかです。「外力による関節可動域確保動作」でも神経系が十分に回復していないと抵抗しています。脊髄反射かなと思います。下手すると筋緊張亢進の原因になって仕舞わないか心配になります。ですから、マッサージと組み合わせてね。何らかの緊張解除の方法も必要なのですよ。とかで、適切適度な動作と栄養摂取が必要なのが人間なのです。栄養分を摂取して利用できるようにするのが適度な運動です。
4月21日(金)、先週、NHKの午前5時半からのニュースでトヨタ自動車と藤田保健衛生大学とが共同で開発した歩行練習用のロボットについてがありました。映像を見ていると「関節可動域がある」方でのお試しの映像でした。関節可動域をなくした方にはどのようにするのでしょうね。ロボットですから筋力は補助してくれますよね。でも、関節は楽に動作させることができるという必要があるのではとね。見ていて、「こりゃあ、拘縮では無理だな」とね。痙縮ではどうなのでしょうね。科学技術の進展で再生医療やロボット技術等が進歩しても四肢において廃用症候群や痙縮等になって仕舞っていたらどうしようもないようですね。先端医療等の対象になるためには四肢において「楽な外力による関節可動域確保動作」ができるというのが最低条件かもね。このためには患者にこのリハビリの意義を理解させるのも医師の責務ではと考えられるのです。リハビリの実際はセラピストさんに丸投げが実態ですからね。少なくとも、足を引っ張らないように説明するということですよ。次が四肢では動作とかができはじめたら、過剰に走る場合が多いようですね。私もリハビリ病院でのリハビリは厳しいでとか聞いていたのですが、楽々でした。初期症状は意識不明もありの左半身完全麻痺でしたからね。闇リハとかを一切しなかったし、リハビリがある程度進むとある「自主リハ(指示あり)」もサボり気味でしたのでね。コツさえわかっていたら楽なものですよ。過剰に走ると弊害が出るので適切適度にしていると楽でした。で、初期症状から見て「奇跡的回復」ね。如何に「適切適度なリハビリ」に取り組ませるかは医師の助言が重要ですよ、普通の患者は。リハビリについては私は医師と話をしたことはないです。で、「奇跡的回復」ね。
4月22日(土)、どうして感覚麻痺で動作に支障が出るのか。これが理解できていないといくら「物の質感を感じてください」といわれても感じることができないというのが判ってもらえないです。まあ、一度脳卒中感覚麻痺になって体験してください。それも完全麻痺といわれる程度をね。視覚と健常側で触れてみて感じておいても当座の見込みだけですよ。「物を掴む」とかは掴む手での直接の感覚が重要なのです。この感覚には皮膚感覚(触覚・圧覚・痛覚・温覚・冷覚等)と筋肉の感覚(筋紡錘による伸び具合・腱ゴルジ装置による力のかかり具合・筋肉内の痛覚等)が総合的に活用されて楽に掴めるのですよ。どれかが欠けるだけでも緊張度は上がります。さらに、他の作業と同時にすると緊張度はより上がります。実体験ですよ。紙パックのジュースで判っていて噴水をしてしまったことがあります。ですから、過去の投稿のように感覚の戻り具合に応じて動作が向上していくのですよ。感覚の回復の方が先です。「動作させる」というのは結果どうでもよいという前提で結構できるようになりました。ところで、「楽に掴む」とかは手や腕の屈筋と伸筋を交互に適切に収縮と弛緩を繰り返すのですが、これにはどうしても感覚情報が必要になります。感覚麻痺ではこの収縮と弛緩に必要な感覚情報を脳に送り届けることができないのです。ですから、簡単に力みすぎになります。
私たちの脳の中の小人――ペンフィールドのホムンクルスの話で示されているように上肢は神経の坩堝みたいなところですよ。一度、感覚麻痺になると回復には下肢より時間が必要になります。脳での神経細胞間のつなぎ替えが完了し、調整が終了するまでは的確な動作なんて期待できないですよ。この調整完了までの時間ですが、脳のダメージの具合によるので短い方から死ぬ頃の方、治らないという方いろいろと思います。繰り返しますが、「動作は感覚情報が正常に利用できるようになったら的確にできるようになります。」。そう、感覚があっての動作なのです。それもフル回復が必要なのですよ。それまではだましだましボチボチ動作させましょうね。そうでないと、筋緊張亢進→痙縮→拘縮を突っ走ってしまうかもね。痙縮でも動作は非常に辛いようですね。
4月23日(日)、感覚の回復について。どのようなリハビリをしたら回復が促進されるのでしょうね。回復してきても以前とはレベルが異なることが多いですよね。どのように調整させるのかとかいろいろありますね。四肢等の「貧乏揺すり」や「暴れる」ということの要因でもあるのですよ、感覚がね。貧乏揺すりを押さえ込むと微調整のできない筋力になると考えられるのですよ。また、ぼんやりしていると、感覚が回復してきているのがわからないという事態も考えられるのです。そうすると、廃用症候群的にその感覚が逆戻りして感じられなくなるのかもね。喫煙していると味覚が判らなくなる、嗅覚が衰えるとかいうのと同様の感じかな。感覚もトレーニングなのですけどね。どのようなトレーニングがよいのでしょうね。でも、回復には脳での神経細胞間のつなぎ替えが必要ですから根を詰めてするようなのでもないような気がします。毎日適度な刺激を与え続けるということかな。筋肉の感覚もボチボチ動作させるということが必要と思います。筋紡錘による筋肉の伸び具合、腱ゴルジ装置による力のかかり具合の情報を脳に送ってみるということですが、過剰になると筋緊張亢進→痙縮→拘縮ですよね。脳の神経細胞が樹状突起を進展させようとする切っ掛けとしての刺激ですよ。健常者の筋トレは配線ができている前提ですから根本が異なります。気をつけてね。