春休みの真っ只中、安くて美味しいモノを求めて大阪へ行ってきた。
バリバリの大阪人は苦手だけど、大阪の食文化は最高だと思っている。
いわゆるB級グルメの世界だが、大阪の食道楽の右に出るものは中々ない気がする。
しょせんB級と言うなかれ、毎日食する家庭の味に近いのはまさしくB級であってA級では決してない。
この世の中、お金を出せば、ウマイものはいくらでも食えるが、安くてウマイものとなると、そうそうないのが現実だ。
安いというとそれなりの味になってしまうのが普通だからだ。
その点、大阪人は安くてウマイものへの執着が凄い。
まあ、好みが色々あるので、必ずしも同じ所が人気とは言えないが、万人の舌と財布を満足させるお店が多いということは間違いない。
大阪へは昔から何回も行ってるが、私にとって「づぼらや」のふぐ料理は外しがたい。
大阪市内に支店が何軒かあるが、私はやっぱり新世界本店が一番好きだ。
庶民の町、通天閣そばの有名な大きな”ふぐの看板”があるこのお店に来ると、何だかホッとする。
ふぐ料理といったら、高級料理だし、ちょっと入りにくいというのが普通。
このお店はどうみてもただの安っぽい食堂にしか見えない、かなり派手目だけどね。
今でこそ店内が改装されたので、だいぶマシになったけど、18年前に初めて行った時は、もっと汚くて大衆食堂か居酒屋かという雰囲気だった。
大した予備知識もなく、「ふぐ」は「づぼらや」が安いと人づてに聞いて、あまりに汚い店に逆に驚いたくらいだ。
高級店でのふぐ料理は食べた事がないので、残念ながら味の比較は出来ないが、大阪へ行った時は必ず寄らせてもらうほど、「づぼらや」のファンになってしまった。
高級な魚”ふぐ”を大衆価格で提供するというその心意気が好きだ。
高いものは高くて当たり前という発想でなく、少しでも安く提供して食べてもらうするというサービス精神がいいと思う。
勿論、大衆価格といっても、居酒屋よりは高く、通常のふぐ料理屋の6から7掛けといったところか。
この新世界界隈は他に串カツ屋が物凄く多く、あちこちで軒を並べている。
これがまた安くて絶品だ。
関東では串揚げって言うらしく、あんまりメジャーじゃないって気がするけどね。
一本の串に色々具を刺して揚げてるのが串揚げとすると、串カツは単品で衣をつけて揚げてるモノを指すようだ。
とにかく、野菜やら肉やら魚介類など種類が多くて、一本50円のお店もあって、安くてバラエティに富んでいる。
50円というのは殆ど立ち食い飲み屋みたいな所しかないけど、平均は一本100円くらい。
とにかく、美味かった。
面白かったのは特製ソースに串カツを”2度漬け禁止”としてあることで、大阪共通ルールらしい。
どうやらこのソースは余ったら使い回ししてるのだろう、だから口に一回入れた串カツをソースに漬けるなということだと解釈した。
使いきりで客に出せば、そんなルールも不要だと思うのだが、さすが大阪人、ケチケチぶりが徹底している。
もっとも取りザラに串カツを置いて、ソースをかけるという方法を使えば、全ての問題が解決するんだが、ソースに漬けるという伝統は変えるつもりがないらしい。
春休みという時期だったせいかもしれないけど、どこのお店も終日混んでいて大賑わいだった。
この他にも定番のたこ焼き・お好み焼きにイカ焼きなんてのもあって、どれも本場ならではの味に唸ってしまった。
体重のことを気にしてたら、せっかくの味が台無しになってしまうので、遠慮なくガンガン食べていたら、2泊3日なのに確実に2kgは太ってしまったようだ。
高1の息子は相変わらずバスケの部活に忙しく不参加で、今回も家で留守番してた。
小3の娘はすっかり大阪の味にハマったようである。
帰り際、”大阪へ来たらふぐと串カツとたこ焼きは外せないな。”って一人でつぶやいていたから恐ろしい。
美味しいもんを食べて、観光もちゃんとしたし、中々に充実した大阪旅行だった。
新世界ってとこは”あいりん地区”が近く、日雇い労働者が多い治安の良くない場所として悪名高かったようだが、最近の様子ではそうでもない感じがして、ディープな大阪を知る格好の街かなと思う。
キタ、ミナミだけが大阪ではないってとこかな。
通天閣や動物園、スパワールドっていう大規模温泉施設もあるし、結構面白いスポットではないだろうか。
安いですねえ。
近くにこんなお店があったらどんなにいいでしょう。
大阪の食環境って独特ですものね。
もう何年も行ってませんが、行きたくなっちゃいました。
素適な旅行だったようで良かったですね。
日本国内の【なんでやねん自治区】とか。笑
その日数で2キロ増量とは!
食べも食べたり!
でもなんか解ります。
あの雰囲気じゃ~食べないわけにいかないもの。笑
お嬢さんもすっかり大阪ファンになったんですね~。
楽しい春休みで良かったですね。
大阪の食に対する気迫は並々ならぬものがあります。
マズイ店でもあったら皆で石でも投げてしまうような感覚があるんじゃないんでしょうか。
それなりじゃ決して満足しない気質があります。
他の地域じゃちょっと考えられない感じです。
食道楽満喫しました、ちょっと食べすぎでしたが・・・。(^-^;
何でやねん!
テーマパークちゃうがな、ふつうの街やがな。
大阪で有名な通天閣周辺の新世界ちゅうとこや。
と、まあ大阪人ならこういう風に突っ込むとこでしょうな。
本当に普通の街並みです。
まあ、一時的ですよ、体重は。
普通の生活をしてれば元へ戻るハズ、多分ね・・・。(^-^;
大阪は日本の中でも仰るように特別自治区ですね。
街での人々の普通の会話が、ボケと突っ込みがちゃんと成立してるし、漫才みたいなもんです。
みなさん、せっかちで赤信号でもガンガン行っちゃうし、歩くスピードも心なしか速い気がします。
とにかく、おもろいどころでっせ。
ふぐなんて30年前に奢りで食っただけ。もう味なんか覚えてません(^^;
もし今度大阪へ行く機会があったら、絶対に「つぼらや」さん行ってみますわ。
あと串カツとタコ焼きか~。
絶対に太るな・・・。
大阪は年に2-3回は行きますが、本当に食べ物の街ですね。
食べ物屋さんの多い事!
大阪の食い倒れとは良く行ったものです。
道頓堀は行きましたが、本当に一番上の写真の様でしたよ。
食文化の大阪、今大変な時です。橋下知事頑張って貰いたいですね。
海遊館は如何でしたか?
最初の頃こそいろいろ面白そうな店を探してみたりしましたが、基本的にディープなお店に一人で入るのが怖くて最近はコンビニ晩酌で済ませてしまうこともザラです(;^_^A
串かつ食べてみたいんですけどね~
新世界は通天閣のそばのエリアですよ。
数年前まで大阪の知人すら近寄るのを嫌がってました。(^-^;
治安が悪かったらしいですが、どうもイメージだけのようです。
”づぼらや”是非試してみて下さい。
あと、お好み焼きもいいですね。