お茶の子ワールド

日常と、背中合わせの非日常
どちらも私の世界
お茶の子ワールドに遊びに来てください!

お誕生会

2005-06-27 17:17:40 | Weblog
子供の小さい頃は
お誕生会といえば
けっこう力を入れた家族のイベントでしたね
それでも
忙しさに取り紛れて
そんなにおめでたくもないかなという心境になったり
いつの間にか盛大な家族行事というほどではなくなってくるものなのかも
でも、また年をとると
1年1年がとても貴重に思えてきます

6月は介護施設にいるしげこさんの誕生月です
しげこさんは6月で87歳になりました!
さかえさんが毎日、日に三度食事のたびに通って
食べ方が少ないといっては食べるよう激励し
 食べるようになれば、今度は口にたくさん入れすぎて
誤嚥しないようスプーンの大きさにも気を使う
この愛情に支えられて迎えた87歳ではないでしょうか


その介護施設ではお誕生会をします
さかえさんは数日前から、孫に誕生日カードを作ってもらったりして
その準備をするよう係りの人に
言われていたそうです

お誕生会当日は日曜日

さかえさんはきちっと身支度を整え、
いつものサンダルではなく靴を履いていきました
嫁の私も行ってみました、お祝いにカードを書いて、、
6月の誕生月の人は三人
二人は74歳と65歳の男性
そして女性はしげこさん87歳

さかえさんは係りの人の言われて、
前日にわざわざ自宅に帰って若い頃のさかえさんご夫婦と子供さんの写真を
探し出していました
その60年前の貴重な写真
まさしくセピア色の家族写真を大きくスクリーンに映し出し
しげこさんと二人並んだ席で、
しげこさんに替わって立ち上がったさかえさんは
職員に促されるまま
おふたりの出会いからこれまでをとうとうとお話しされました
仲良く座っていたしげこさんも
お祝いの席を設けていただいたお礼を大きな声ではっきりと述べられたのでした

 施設の入居者と職員がほとんど、それに家族が数人の学校の一学級分くらいの会でした
でも、たくさんの人の前で、夫婦の歴史をお話されるさかえさん
子供みんなで見たいものでした
 イベントを作り上げ、成功させるのは、作る人の気持ちなのでしょうね

高齢の方の誕生日は、人生の重みを感じさせるものですね






コメント (8)
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ついにパトカー出動

2005-06-27 14:00:16 | Weblog
  茶道の指導

3月に炉のお稽古をしたまま
時間が経って
お茶のお稽古はしばらくお休みにしようか
と思っている頃
清水市民センターの公民館自主講座を、
長いこと指導していた友人から
指導を引き継いでもらいたいと
お話を頂いき
いろいろ迷ったものの
お稽古をしたいという方がいらっしゃるのですもの
閉じてしまってはもったりない
ぜひお稽古の場を維持していきたい

平成8年私が稽古場を閉じて四国に行ったときには
進んでいた新指導場の話、個人の生徒さんのお稽古の継続と
それぞれを指導者の方々に快く引き受けていただいたものでした

そんな事を思い出しました

というわけで自主講座のかたがたにお目見え、
ご指導(?)を始めて本日で4回目
 自主的に運営されている講座はたいへん和やかでよい雰囲気です
茶道に親しむ
という目的が一回一回のお稽古を通じて
少しでも実現できるようにがんばりたいと思います

 犬と散歩のみねこさん迷子になる

楽しく充実した時間をすごして帰途につき
家に電話を入れてみると
さかえさん(91歳)が電話口で
みねこさん(80歳)が「犬を連れて散歩に出たまま帰ってこない」とのこと
 犬ももう15歳が目の前というご高齢

急ぎ帰って、自転車で周辺を探し回ってみましたが
まったく手がかりなし
さかえさんには
心配ないですよと
しげこさん(87歳)の夕食介助にでかけていだだきました

その後、考えた末、やはりこれしかない、と警察に電話
近くの交番に行って届けを出すよう言われましたが
とりあえず、犬を連れた高齢者の事故などはないことを確認
家には一人だけだから家に居ますと電話を切りました
所在無く待つことしばし
 警察から電話
「みねこさんですね?いましたよ。
隣町の町内会長宅に保護されているそうです」

「犬もいっしょでしょうか」
「犬のことはわかりません」
「ではどうしたらよろしいでしょうか」
「お連れしますのでそのまま家でお待ちください」

というわけで交番のパトカーを出動させてしまいました
若い二人のおまわりさんがパトカーを我が家に横付け
みねこさんと、別の家で預かってもらっていた犬を乗せて
家まで運んできてくれました

帰り道がわからなくなって歩き回っているうち犬が座り込んで歩かなくなったのだとか
 おかしな犬と老女の散歩に周囲の皆様が心配してくださり
町内会長さんのお宅に一時預かりをして連絡を待ってくださったとのこと
 おかげさまで一人と一匹
無事家に戻ることができました
 地域の皆様ありがとうございました
  そういえば救急車騒ぎから早くも2ヶ月が経っていました
   次の事件が起こらないようにしたいと思うばかりです

 
 


コメント (5)
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