歯の治療

もともと歯の質が悪いのか、
物心ついたころには虫歯だらけだった記憶がある
とにかくよく歯医者に通った
どこか痛むと治療をした
おかげで奥歯はぎんぎらぎんの金属ばかり
前歯に至ってはなんと5連ブリッジである

転勤が始まる前に、1年後輩の幼馴染のような歯科医に
初めて地元から離れても安心して暮らせるようにと
徹底した治療を頼んだ
当時、彼は東京お茶の水の東京医科歯科大に勤めていた
御茶ノ水まで治療に通った
ほんとは保険外の治療を保険でしてくれたと記憶する

というわけで、一番の不安材料の歯について安心して転勤を始めることができた
もちろん、それっきりというわけにはいかなかった

あちこちの転勤先で、痛むたびにいろいろな治療を受けた
歯科医もいろいろで、今ある歯を大事にする歯医者、先取りして治療する歯医者といろいろ
おかげで、健康な歯を抜いたことは今でも痛恨の極みである
そんなこんなでここ何年か大規模な治療を要することもなく平安に過ごしてきたのだが
一本の犬歯が壊れたことからその平穏な暮らしは崩れ去った

何度作り直していただいてもその歯がとれてしまう
1年以上にわたって、とれてはくっつけるような治療を繰り返したが
ついに、我慢が出来なくなって
別な歯科医をもとめた
今、やはり通うに便利な歯科に通っている
若い経験値の浅い歯科医より、開業して20年以上のベテランに
掛かったことが良いのか悪いのか
治療を受けながら、この人はこういう治療をするのかと知っていくしかない
何十年も大改修工事をしていないのだから、人生あと何年か
ここでできる改修工事を最大限にしておくのもよいかも

美容院も、歯科も掛かりつけがあったら一番いいと考える今日この頃である