お茶の子ワールド

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内緒の話

2020-02-01 01:52:38 | できごと
今年は姑の十三回忌にあたります
 当時、義父は我が家におられました。
 肺炎で入院していた病院に義父は夫の運転で毎日見舞いに行っていました。その日も見舞いから帰ってきたところでした。危篤の知らせに、義父はトイレにはいったままなかなか出ておいでなかったのでした。
それでわずかの時間差で間に合わなかったのですが、それまでに十分お別れをしていたのでしょう。
 その義父も熊本地震の前の年に亡くなりました。怖い思いをしないでよかったねっときょうだいで言い合いました。
 偶々、6人きょうだいの次女宅とその娘夫婦の住むあたりの地震の被害が大きく半壊状態で、結局家は公費で解体をすることになりました。結局、地震がきっかけになって4人の姉のうち、2番目の姉が土地を相続して娘夫婦と家を建て替えて住むことになりました。父母の入っているお仏壇も、姉夫婦が生きているうちはそちらで預かるということになりました。
 新築なって今年が初めてのお正月です。
  恒例だった年末きょうだい集まっての父母の元での餅つきも、新築なった姉の家で行うことができました。
そして正月には15名ほどが集い、義父の生前同様にぎやかな新年会をもつことができました。
 残念だったのは、長兄が昨年夏に熱中症で急逝して、新しい家に集まることができなかったことです。
102歳の義父を6人の子どもがだれ一人欠けることなく送ることができたことは稀有なことと葬儀の折にお坊さんに
いわれましたが、順番と言えば順番だったのですが、長兄の84歳の急逝は早すぎるとみなが思ったことでした。
 十三回忌は熊本在住の4人のきょうだいで、お墓参りと、お仏壇をかこんで義母を偲びましょうとということでした。
 姉から、母の生前の希望を聞いているのだが、それが果たせなかったことがとても気がかりだっと電話がありました。 
 姑は姉に、「私の葬儀はじいちゃんの家の日蓮宗ではしないでおくれ、私は浄土真宗で送っておくれ、これは遺言だよ」っと言っていたのだそうです。
 姑は嫁ぎ先のいえをとても嫌っていたのだそうです。
それで、十三回忌にはお坊さんを呼ばないことにしたというので、それはお姉さんの思わるようにされていいのではないですかと伝えました。
 内緒の話はここからです。
  法事と称してきょうだいで集いましたが、お仏壇にお参りをしてお墓にも行きましょうというので
 もしよければ、私が般若心経を唱えましょうか、般若心経は宗派に関係なく唱える「華のお経」ということですよ。
  ということで、私がお坊さんの代わりに、「シゲ子さんの十三回忌に」と、言ってお経を唱えました。
   姉が、ずっと遺言を果たせずわだかまっていたものが「すっとした」と、言ってくれたことで、
私もほっとしました。思い付きで、経典も持って行かなかったので、皆様とご一緒に唱えることができず残念でした。ほんとは次男の夫が唱えればもっとよかったのでしょうが、夫は不在でした。
 あんまり孝行息子ではないので、嫁が代読したと思えばよかったことになりますよね。
  お墓は次男の夫が守ることになっていますので、盆暮れお彼岸には息子を連れてお掃除とお参りにいくことにしています。息子を巻き込んで習慣づけておけば、息子の代までは墓を守ってもらえるでしょう。
 結婚していない息子のあとのことは心配のしようもありません。
コメント
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