風張(1)遺跡から出土した合掌土偶が、今年の3月、国宝に指定されたのを記念して、八戸博物館では「土偶展 東北の北と南」が開催されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/71/5baa47079d7960d0049cc1c50947d1a7.jpg)
目玉は『国宝 合掌土偶』。この展覧会が終わると彼女(?)はイギリスへと旅立ち、来年の3月末まではレプリカしか見ることが出来ません。
平成21年9月10日~11月22日 大英博物館「土偶展 The Power of dogu」
平成21年12月~22年2月(予定)東京国立博物館「土偶展」帰国展
大英帝国「土偶展」にはこの合掌土偶の他、青森亀ヶ岡遺跡の遮光器土偶など、67展が出展される予定。土偶のほとんどは国宝か重要文化財であり、これまで日本国外に出たことはほとんどないとのこと。帰国展も日本全国の土偶が一堂に会する稀有な機会として考古学ファンのハートを掴みそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/d1/ddef3beabbbd7e6841f26992b9368400.jpg)
国宝 合掌土偶
両手を合わせた姿は大変珍しく、全身が残っている女性の土偶です。当時は、顔料の塗布痕から全身真っ赤な土偶だったと思われます。
身体には、乳房や性器、肛門など人体的特徴の他に一束ねにした髪型、入れ墨をした唇、首飾り、肩パットやボタン付き?の衣服がそれぞれ表現されています。
また、表現された両手は、眉を吊り上げた顔の表情とともに力強く握り締められた印象を強く感じさせます。天を仰ぎ、一心不乱に深い祈りをささげる様子が伝わる秀作と言えるのではないでしょうか。その祈りには、新たな生命への安産祈願、自然の恵みや豊かな暮らしへの芳情祈願がこめられていると考えられます。
さらに別な見方をすると出産時の坐産あるいは仰臥産(仰向け姿勢)という分娩体位の姿勢を表現した可能性もあります。(解説文より)
大きさは高さ19.8㎝、幅14.2㎝、奥行き15.2㎝
当時は赤い塗料が塗られていたらしい。壊れた部分はアスファルトで修復されており、大事にされていたことが伺われる。
土偶は女性をモチーフにしたものが多いことから、豊穣や子孫繁栄を願った信仰対象として考えられているそうだが、もしかして、土器職人が仕事の合間に好きな女性を土器で作ってプレゼントしたとのだったら、ロマンチックだと思いませんか?
土偶はゴミ捨て場から発見されることが多いそうなのですが、この土偶は住居の片隅から見つかっており、しかも修復されてまで大事にされていた。当時、よほどの傑作だったのかもしれませんね。
土偶の形から当時の女性の髪形を再現するコーナーもあり、多種多様な髪型から、女性はいつの時代もオシャレ好きだと言うことがわかりましたよ。土偶には他にも服装や入れ墨の形など、個人を特定できそうな情報も盛り込まれており、プレゼント説をますます支持したくなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/10/3d2d373e2415d3c054132644b6508d13.jpg)
遮光器土偶。今まで土偶のイメージと言えばこれでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/97/a5c9945ebee60b138684e91efd378b35.jpg)
ハート型。岡本太郎っぽい。仲間を呼んでるようにも見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/69/eec16facc15423e8f18dcfe6b7197f50.jpg)
なんともにこやかな表情です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/4b/d658149070169ae1be2de45f0724277a.jpg)
毘沙門くん?
八戸城角御殿表門が1978年、積雪で倒壊した際に、3.6cmと小さいが精巧な毘沙門天像が発見された。それがモチーフ?
フランスのシラク元大統領は親日家として有名ですが、特に土偶と埴輪の違いを説明できると言うエピソードが有名です。あなたはわかりますか?
■土偶
(1)土製の人形。
(2)縄文時代の遺跡から多く出土する素焼きの土製人形。用法・製作目的などに諸説あるが、主に呪術的・宗教的意味をもたせて作られたとされている。
■埴輪
古墳の外部に並べられた素焼きの土製品。円筒埴輪と形象埴輪に大別され、後者は家形埴輪・器財埴輪・人物埴輪・動物埴輪に細分される。聖域を示すために並べたとも、墳丘土の崩壊を防ぐためともいわれる。
土偶は縄文時代(紀元前10世紀)、埴輪は古墳時代(3世紀半~7世紀末)と時代がまったく違うんですね。NHKの教育番組「おーい!はに丸」の影響で埴輪の知名度がダントツに高いのだそうです。
JOMON FAN
現在、青森の縄文遺跡をPRする目的で、青森出身の尾崎伸行さんデザインのグッズが県内のローソンで販売されています。みんなで応援しよう!
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かわいいうま。
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目玉は『国宝 合掌土偶』。この展覧会が終わると彼女(?)はイギリスへと旅立ち、来年の3月末まではレプリカしか見ることが出来ません。
平成21年9月10日~11月22日 大英博物館「土偶展 The Power of dogu」
平成21年12月~22年2月(予定)東京国立博物館「土偶展」帰国展
大英帝国「土偶展」にはこの合掌土偶の他、青森亀ヶ岡遺跡の遮光器土偶など、67展が出展される予定。土偶のほとんどは国宝か重要文化財であり、これまで日本国外に出たことはほとんどないとのこと。帰国展も日本全国の土偶が一堂に会する稀有な機会として考古学ファンのハートを掴みそうだ。
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国宝 合掌土偶
両手を合わせた姿は大変珍しく、全身が残っている女性の土偶です。当時は、顔料の塗布痕から全身真っ赤な土偶だったと思われます。
身体には、乳房や性器、肛門など人体的特徴の他に一束ねにした髪型、入れ墨をした唇、首飾り、肩パットやボタン付き?の衣服がそれぞれ表現されています。
また、表現された両手は、眉を吊り上げた顔の表情とともに力強く握り締められた印象を強く感じさせます。天を仰ぎ、一心不乱に深い祈りをささげる様子が伝わる秀作と言えるのではないでしょうか。その祈りには、新たな生命への安産祈願、自然の恵みや豊かな暮らしへの芳情祈願がこめられていると考えられます。
さらに別な見方をすると出産時の坐産あるいは仰臥産(仰向け姿勢)という分娩体位の姿勢を表現した可能性もあります。(解説文より)
大きさは高さ19.8㎝、幅14.2㎝、奥行き15.2㎝
当時は赤い塗料が塗られていたらしい。壊れた部分はアスファルトで修復されており、大事にされていたことが伺われる。
土偶は女性をモチーフにしたものが多いことから、豊穣や子孫繁栄を願った信仰対象として考えられているそうだが、もしかして、土器職人が仕事の合間に好きな女性を土器で作ってプレゼントしたとのだったら、ロマンチックだと思いませんか?
土偶はゴミ捨て場から発見されることが多いそうなのですが、この土偶は住居の片隅から見つかっており、しかも修復されてまで大事にされていた。当時、よほどの傑作だったのかもしれませんね。
土偶の形から当時の女性の髪形を再現するコーナーもあり、多種多様な髪型から、女性はいつの時代もオシャレ好きだと言うことがわかりましたよ。土偶には他にも服装や入れ墨の形など、個人を特定できそうな情報も盛り込まれており、プレゼント説をますます支持したくなります。
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毘沙門くん?
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フランスのシラク元大統領は親日家として有名ですが、特に土偶と埴輪の違いを説明できると言うエピソードが有名です。あなたはわかりますか?
■土偶
(1)土製の人形。
(2)縄文時代の遺跡から多く出土する素焼きの土製人形。用法・製作目的などに諸説あるが、主に呪術的・宗教的意味をもたせて作られたとされている。
■埴輪
古墳の外部に並べられた素焼きの土製品。円筒埴輪と形象埴輪に大別され、後者は家形埴輪・器財埴輪・人物埴輪・動物埴輪に細分される。聖域を示すために並べたとも、墳丘土の崩壊を防ぐためともいわれる。
土偶は縄文時代(紀元前10世紀)、埴輪は古墳時代(3世紀半~7世紀末)と時代がまったく違うんですね。NHKの教育番組「おーい!はに丸」の影響で埴輪の知名度がダントツに高いのだそうです。
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かわいいうま。
一昨年の夏、古代史がちょっとばかり好きなもので、炎天下の中ひとりで是川遺跡行ってきましたよw
帰りに資料館前のバス停でバス待ち中に、資料館のお隣に住んでいるおばあ様に声を掛けられ、少しお話をしたのですが、この一帯の地主様の奥様とのことで、遺跡・出土品を市に提供して下さってるそうです。
歴史的に凄い遺跡で、もっと評価されて然るべきなのに、プロモーションがあまり上手くない、と嘆いておいででしたw
確かにそうなんですよねw
小規模な資料館ですが、展示物が思いの他素晴らしく、感動しました。
あの時代に、こんな芸術性の高いものが作れるんだなあ。。。とw
高校の教科書に出てた土器なんかとは比べ物にならない精巧なものが多数ありました。
国宝指定で再評価され、盛り上がってくると良いですね♪
長文失礼しましたっ><;
合掌土偶の国宝指定によって、縄文遺跡群を世界遺産に!の気風が高まっていますが、目指しているのは北海道・北東北の遺跡群をひっくるめてなんですよね。青森全体でも、三内丸山や亀ヶ岡などがメジャーどころであり、縄文テーマパークでも作らないと多数の中の一つとして、埋もれていってしまいそうです。
是川遺跡、私も一度行ってみたいと思ってました。行ったらまた当ブログで紹介しますね!
前に言った時の感動は鳥肌立ちました!
合掌土偶もそうですが、かなりの土偶やら土器やらが凄かった!
新しくなったらまた行って見たいものです。
合掌土偶が帰国したら国立博物館へも行って見たいものですがね。。。
縄文学習館から200mはなれたところに是川縄文館というのを建設中みたいですね。完成は平成23年度とのこと。大型バス駐車場も完備。出土品の展示とともに調査・研究の拠点となり、全国に情報発信していくそうです。
町なかの施設よりも目的が明確でイイと思います。
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/12,3270,c,html/3270/20080624-145307.pdf
青森の特産品販売にご協力して頂けませんでしょうか?
ブログにバナーを貼って頂くだけで結構です。
ご興味がございましたら、こちらをご覧になってください。
同時に青森の特産品を提供してくれる業者さんも募集しております。
http://aomoritokusan.blog76.fc2.com/blog-entry-8.html
よろしくお願い致します。
青森を盛り上げよう!