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teru Blog なちゅらリーフ

グッピーはピンテール系専門、海の美生物採集とサンゴ飼育、水草と熱帯植物など

サンゴの成長点4

2008年06月05日 | 海水槽とタンクメイト
以前から何度か記事にしている水面まで到達したスギノキミドリイシですが、最近これまでになかった成長変化が現れました。

水面直下の部分に集中して複数の小枝が出ています。
横から見たところ
同じ部分を上から
【2枚とも拡大できます】
この水槽で過ごした3年間で大枝が出る成長は何度もありましたが今回のような成長点は初めてです。もしかするとウスコモンに圧迫され続けている事への対抗策で、成長の速い小枝を今までより上部に張ろうとしているのか?と思ったり。
もうひとつは半年前からSCの照射時間を短くしてネオビームブルー球を長く当てるようになったのが成長点変化を招いたとも考えられます。

というわけで久しぶりの全景画像はメタハラ含みで撮ってみました。

この水槽を右側から見るとこうなっています↓

奥に見えているマキシジェットの水流はサンゴのトンネルを吹き抜けて底から水面への流れを造っています。水流用マキシジェットは2機だけながら高さと向きがうまくかみ合っているようで頂上付近にはいいうねりが起こっています。

このうねりの中で小枝がどんな屋根を形成してくれるか楽しみです。続きは「サンゴの成長点5」で。

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サンゴの壁

2008年04月13日 | 海水槽とタンクメイト
写真の中央に見えている突起はウスコモンサンゴに包み込まれた枝サンゴ(スギノキミドリイシ)。形はそのままながら肌は完全にウスコモンになりました。

突起がまだスギノキだった時の記事を5ヶ月前に書いています。

スギノキも上に向かって順調に伸びていて、このとおり5本目までが水面に届きました。ただ足元では成長の速いウスコモンが勢力を確実に拡げています・・・。

この水面スギノキはいつもユビワサンゴヤドカリの餌場になっています。

ここに居れば他のヤドカリに邪魔されずにゆっくり食べられるからだと思います。この行動を見せるのは1個体だけです。賢い。

さて全体像。上から見ると改めてウスコモンの成長の速さに気付かされます。ここのところ忙しくて水槽をあまり見てなかったうちにパワーヘッドまで包み込まれそうになってました(↓左端)

パワーヘッドを外して横から撮影。サンゴ壁化が進んでいますね。

  左端のスギノキが↓包み込まれるのも時間の問題でしょう。

包み込まれたスギノキは死んでしまうけど、それで終わりではなく、この小さな水槽さんご礁の柱となって永く支えてくれます。

先代の水槽をリセットする時、何重にも結びついたウスコモンと枝系サンゴによって巨大化したライブロックを水槽から取り出すのに苦労しました。

また実際の海のさんご礁域でも同じようになって島が出来上がります。

この水槽をリセットするまでに果たして島は完成するのか・・・、まだ想像もできません。

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手乗りエビ

2008年03月20日 | 海水槽とタンクメイト
採集してからもうすぐ1年になるヨコシマエビ。身体は小さいけど存在感が強いエビです。なによりこの複雑な構造の顔がいい。
またこのエビは個体によってずいぶん性格が違う感じ。
おととし採集したヨコシマは岩陰に隠れている事が多くて3ヶ月ぐらいで姿を消してしまった。
ところが'07年5月採集のこの個体は水槽に入れたばかりの頃からヤドカリをからかったりナマコに穴をあけたりと面白い行動が目立っていました。
これは貝を弄ってるところ↓

貝を食べる事はなく蓋を引っ張って貝の反応を楽しんでる様です。暫く繰り返してから離れていきます。
そのヨコシマくんが最近、私が水槽に手を漬けると必ず泳ぎ寄ってきて指を這い回るようになりました。かわいいやつです。

他のエビやヤドカリが餌を求めてピンセットを掴んでくる事はよくあるけどこのヨコシマエビの行動は餌を求めてのものではない様な感じ。水槽環境に慣れて警戒心が薄くなっただけではなく明らかに人に懐いてます。

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サンゴの植え替え

2008年03月01日 | 海水槽とタンクメイト
頂上で枝ぶり良く育ちすぎたサンゴがレイアウトのバランスを崩し始めたので着き場所を替える事にしました。
と言っても今まで着けていた同じ岩の少し下にずらすだけです。
張り出しレイアウトにするために先に足場を造りました。

着ける部分にサンゴを手で支えておいて基部の型通りに水中ボンドを鉢状に成型しました。数十分後、適度に固まってからサンゴの基部をセット。ぴったりフィットでした。

今回、5cmほど位置を下げただけながらレイアウトトップの輪郭がずいぶんすっきりした感じになりました。
ビフォーアフターを並べてます(左がBefore-右がAfter

横から見たところ。別種のサンゴが同じ角度の放射線状に開いて重なり合い、イイ感じにできたと思います。



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採集甲殻類その後

2008年01月13日 | 海水槽とタンクメイト
サンゴの真ん中でハサミを上げているのは8月に採集してきた『アミメサンゴガニ』。普段はサンゴの奥に隠れているけど餌やりの時だけその姿を見せてくれます。


『ユビワサンゴヤドカリ』も採ってきた頃は警戒心が強かったけど、今ではこんなに大胆になりました。いつも餌やりのピンセットに飛び付いてきます。


カメラ目線?の『スベスベサンゴヤドカリ』この水槽内のボスです。

他のヤドカリに餌をやると必ず奪うので、大き目の餌を始めに彼に掴ませておいてから他のに配るようにしています。

与える餌をあまり食べないのがこの『ツマジロサンゴヤドカリ』です。

水槽内の苔や海藻類を主食にしているようです。5匹入れたら5匹とも翌年の夏まで生きているのはこの種類だけです。眼が他のより優しそうなのも草食性だからかな。

去年1匹だけ採った『ベニワモンヤドカリ』は今も元気です。

1匹しか居なくてもこのカラーなので存在感あります。与える餌はあまり食べようとしないので意外と草食型かも。見た目はいかついけど・・・。

最後に『イソギンチャクエビ』です。

このエビは去年6,7匹入れたのに現在も生存しているのは1匹だけ。そういえば毎年同じ傾向です。

サンゴガニもヤドカリたちもそうですが、同じ種類をたくさん入れても生き残るのは数匹、元々数匹しか入れなかった種類は全部が残るという傾向があります。餌はピンセットで1匹1匹に与えているので不足してないはずです。

甲殻類は個体毎の生存できるテリトリーが決まっていて、小さい水槽内では同じ種類の同時生存が長期的には難しいのかも知れません。

今シーズン採集での持ち帰りは欲張らず各種1,2匹ずつにしとこう。

☆上記の甲殻類たちを採った時の記事⇒採集記
☆エビ,カニ,ヤドカリ,ザリガニも⇒甲殻類ブログランキングへ

シャコガイの棲み処

2007年12月13日 | 海水槽とタンクメイト
シャコガイは上から眺めた時がいちばん綺麗。
だからこのメタリックブルーのヒメシャコガイも上から見たときにいちばん良く見えるように真ん中に配置したのがちょうど1年前。
ところが最近、そのシャコガイが埋没の危機にさらされている ̄д ̄;)

シャコガイは自然の海ではハマサンゴ等に埋まり込んで生活しているが、水槽飼育では一般的にライブロックで囲んでやったり窪みに置いて定着させる事が多い。そうすると貝殻の成長に合わせて岩組みを変えることが必要になる。

あまり岩組みは変えたくないので、このシャコガイを最初にレイアウトする時、自然の海でのようにサンゴに囲われて成長するような状態を造ってみた。

左写真のサンゴは殻頭より低い位置だったのでうまく殻型にそって成長してくれている。これは計算どおり。ところが反対側(右側写真)のサンゴは貝の上部を塞ぐように枝を張り出している。拡大すると分かるがすでに殻に触れていてシャコガイもそれを嫌がり外套膜を縮ませている。
更に下からはウスコモンが突き上げてきていてシャコガイの殻開きを悪くしていた(これは写真を撮っていて気づいた)。このまま放っておくと衰弱してくるだろう。

というわけで大事なシャコガイのためにリフォームしてやることにした。
まずは足元から。マイナスドライバーで何箇所か切れ目を作りサクッと・・・

もっと芸術的に割るつもりだったがこんな形に・・・↓
普段は見えないところなのでまぁいいか。

それにしてもこのウスコモンどこから伸びてきたのか・・・。多分、落ち込んだ欠片が育った物だと思うが。

次はミドリイシの張り出してきた枝。これはペンチで刈ります。

ペンチの錆びはつっこみどころではありません(⌒-⌒;)

こんなふうにした。ちょっと痛々しく見えるがこのミドリイシは剛健種なので1週間後にはこの白い部分からポリプが出るはず。

こういうふうに↓めいっぱい開いてるのを見ると気持ちいい!

ノーメンテの計画で始めたサンゴ囲いだったけど却って手間が増えるかも知れない。ハマサンゴかキクメイシにしとけば良かったけどもう遅いな。

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サンゴの発芽

2007年11月21日 | 海水槽とタンクメイト
このナガレハナサンゴは飼い始めてもう10年たった。
狭い水槽内で余るほど成長するので割って小さくするという事を何度も繰り返してきた。
元の1個体を割って2個体になり、2は4になり、やがて8になり・・・
この10年間でおそらく20個体以上になっていると思う。

もちろんすべてをこの水槽には残していない。ショップに引き取ってもらったり海に帰したりもした(採るばかりではなく還元もしてます)。

こういう経歴のナガレハナ、今回割ってないのに個体数が増える兆候を見せている。
夜、ポリプが引っ込んでる時に見てなんとか見つけられる程度の小さな子株を根本に発見(画像クリックでズーム)

配置換えせずに長く飼っていればわりとある事かもしれないが、けっこう配置も換えたし水槽の移動とかもあってこんなに岩に根付かせた事なかったので・・・
10年目で初めての子株誕生です。

関連記事「タコアシサンゴ13年物

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サンゴの成長点3

2007年11月03日 | 海水槽とタンクメイト
「サンゴの成長点2」を書いてから16週間経過し、狭い水槽のなかで更に成長するサンゴたちが生存競争を繰り広げている。成長が速いウスコモンサンゴがエダサンゴ(スギノキ)に接触してやがて巻いていく様子が数箇所で見られる。

よく見ると巻き方にも2種類あるようでエダサンゴにぎりぎり触れずに巻いてるのが左画像のパターン。もう一方(右画像)は密着接触されたエダサンゴが部分白化している・・・。第2波も迫ってきてるのでおそらく飲み込まれてしまうだろう。(拡大するとよく分かります)


↓これは1ヶ月程前に同じ所を撮った写真。まだ巻き方が緩やか。

↓更に1ヶ月程前はこういう状態だった(少し撮った角度が違うが)

トップ画像と比べると接触部分の形がだいぶ違う。エダサンゴもしっかり伸びてはいるけれどウスコモンの横方向への伸びる速さには敵わない。

エダサンゴもこの通り、上方向にはどんどんきている。

ただしこの水面に突き出てる部分も今は問題ないけど・・・。冬の低温と乾燥に耐えられるのかちょっと心配。

16週間前の記事「サンゴの成長点2

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採集魚達のその後

2007年10月21日 | 海水槽とタンクメイト
9月23日に採集したサザナミヤッコは現在も元気
いつもサンゴや岩肌を突っつきながら泳ぎ回っている。やっぱりSPS系が好みのようでハナヤサイサンゴ周辺をテリトリーにしている。
でもソフト系にもけっこういっていて、殖えすぎるディスクコーラルの成長制御に役立ってくれてるかも
そういえばこの記事を書いていて気づいたけど、この1ヶ月足らずの間に模様が増えたな~成長はゆっくりでいいよ~

そしてこちらは先週採ったクマノミくん。自分より小さいイソギンにのしかかっている。そういえば例の10ミリクマノミは姿をみせてくれない・・・どこに隠れてるのか(まだ言ってる

ブラインシュリンプを流すと威嚇しあいながら必死でついばんでいる。
この2匹はきっと逞しく育ってくれるだろう。


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ネオビーム導入

2007年10月07日 | 海水槽とタンクメイト
発売されて以来、ずっと気になってたネオビーム。
こんな低価格、低ワット数のメタハラがでるとは
ネットで調べた使用感によるとイマイチの評価の方が多かった・・・。
だから購入はしばらくためらっていたけれど。

ここのところSPS達が全般的に色がくすんできているのが気になってたのと、蛍光灯の球交換をもう20ヶ月もしてない事に気がついてこの機会にブルー系の光もメタハラに換える事にした。それで先日ポチッと購入。
そのネオビームブルー球だけ点灯してるのがTOP画像。
この狭い照射角がネオビームの評価を下げてるらしい。
確かに超狭角・・・。
スーパークールも同時点灯したところ↓

スーパークールの光でネオビームの色は完全にかき消されているけど人の目には見えない成分は注がれてる・・・。と信じたい。

はたしてネオビーム導入はヒットなのか?
使用前・使用後比較用に各SPS写真を撮ったので後日、経過報告します。

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