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teru Blog なちゅらリーフ

グッピーはピンテール系専門、海の美生物採集とサンゴ飼育、水草と熱帯植物など

NewなちゅらReef

2016年12月29日 | 海水槽とタンクメイト
↑2016年立ち上げのReef水槽を上見。

今年は春から秋にかけて海水水槽で連続的に変化点がありました。Twitterで都度書いていたことを、ブログにまとめておきます。

1月:5年近く使っていた海水水槽のサイドフロー部のガラスにひびが入り、水漏れが起こりました。
仕方なく、サイドフロー部のポンプを止めてメインタンク内の水流のみという状態で暫く維持していたのですが、フローによる曝気がなくなったことで何かのバランスが崩れたのが原因か、RTMを発症させてしまい、SPS系サンゴの8割を失うとい惨事に見舞われました。

↓時系列成長記録を付けていたマグネットサンゴも・・・

今はオブジェとして飾っています。

2月:生き残ったサンゴたちの救済用に30センチ水槽二つを急遽立ち上げました。

海水は二十年余り、そのほとんどを100L以上の水槽でレイアウト派としてやってきたので、この30センチ水槽二つというのはどう岩組積み上げても満足感が得られず、かといって大きい水槽をポンと購入もできずで、もやもやしながら飼育を続けていました。

2月末:このブログがきっかけで知り合いになったインペさんから連絡があり、海水をやめるので水槽一式を引き取ってくれる人を探しているとの事。インペさんの水槽は60×45×45で満水量110L。まさに渡りに船でした。

4月30日:水槽引っ越しに適した時季となり、車で1時間のインペさん邸に水槽一式(台、照明、プロスキ、ライブロックと生物諸々)を貰いに行きました。

目いっぱいライブロックを積上げ、たっぷりライブサンド敷いていたので取り出しには時間が掛りました。
全て引き取り運搬したので車中が1週間ほど磯臭かったです。

我が家へ移設、立ち上げ直後(5月中旬)。

この頃は青みが強すぎたので暫くして白系LEDを追加したのがTOP画像です。


立ち上げから3ヵ月半の頃、今度はちうさいさんが海水水槽を縮小するので、サンゴやシャコガイで大き目サイズの生体を処分するとの連絡がありました。
以前から訪問する度に惚れぼれして眺めていたシャコガイを二匹、草とのトレードで頂きました。

ついでに枝ぶりの良いミドリイシもいくつか貰い、枝打ちして植え付けました。

暫く経過し根付いてきた頃↑

インペさんとちうさいさんが海水を止めたり縮小したこと自体は残念なことですが、二人から引き継いだ生体を成長させ作上げした姿を見せて、いつか海水を再開、拡大してもらえるように大事に育てていくつもりです。

ヴィンテージサンゴのトリミング

2015年10月11日 | 海水槽とタンクメイト
コエダナガレハナサンゴ(21年物)が大きくなりすぎたので数年ぶりにトリミングしてかわいいサイズになりました。

※6月にtweetした内容ですけど記録として残しておくためのブログアップです。

トリミング前↓

周辺の別種サンゴへの影響が大きくなっていました。

三つ又になっていたので3分割にするつもりでした↓


ところが上手く割ってやれず、欠片が4つできました。砂の上に落ちているのが4つの欠片↓


そこで大きい2本は手放して、欠片を育てることにしました。


想定外の小ささになったことが、トリミング前の写真と比較するとわかります。

次のトリミングはかなり先になりそうです。

このサンゴの前回記事⇒ヴィンテージ18年サンゴ

礁石の変貌2

2015年02月16日 | 海水槽とタンクメイト
海水槽のセンターに設定している岩にシャコガイを追加しました。

着生しているサンゴ類は成長と衰退によって常に変化し続けていますが、生体追加による変化はかなり久しぶりのことです。
その追加したシャコガイは3個体。どれも3cm未満の養殖ヒメシャコで置いて暫くはよく跳ねて、足糸張って落ち着くまで1カ月掛りました。

1個体はシャコガイ用の窪みに収めました。


2個体はサンゴの枝の隙間に配置。


現在のセンターロックを上から見たところ↓


センターロック↑の3年前の姿↓かなり変わってます。


ついでに立ち上げ直後↓の同じ岩。


更に立ち上げ前の同じ岩↓

このセンターロック以外の岩も変貌を遂げています。また別エントリーにて報告します。


関連記事⇒ ◇礁石の変貌(1) ◇新しい礁へ


マグネットサンゴ2

2014年04月02日 | 海水槽とタンクメイト
苔取りマグネットにくっ付けたサンゴのかけらは立派に成長し、今ではマグネットを覆い隠して更にガラス面に拡がって伸びています。

※この記事は'12年10月の「マグネットサンゴ」の経過続編として書いています。
(1年半前の記事ではマグネットサンゴの成り立ちが見られます)

成長以外の変化点は写真のシャコガイ。
ウスコモンサンゴの平らな部分に活着させています。

以前にもウスコモンのテーブル状部分にシャコガイを置いていたことはありましたが、あの時のウスコモンは支点が複数ある安定した土台でした。今回の場合は片壁支点のテーブルに置くという初めての試み。
シャコガイの足元周辺に付けた枝状サンゴが先に伸びて貝殻をサポートしていくという計画です。


そしてもう一方のマグネットサンゴ。

こちらは成長以外の変化点はありません。スギノキの伸びが目立ちますが、ハナヤサイも塊としてかなり大きくなっています。

両者の距離が徐々に近づいてきました。


前篇記事はこちら→「マグネットサンゴ(1)」 '12.10月

7th Anniversary

2013年12月22日 | 海水槽とタンクメイト
特別なネタはないけれど、このブログが7周年ということで更新。

初稿は2006年12月、そしてこの記事が265稿目となります。

で、記念の記事に選んだのは初稿と同じく海水槽縦切り写真にしました。


水槽は途中で替わったけど中の生き物たちの顔ぶれはだいたい同じです。

全体画像

(画像クリックで拡大)



共生コンビ

2013年10月05日 | 海水槽とタンクメイト
今日10月5日は室戸採集に行こうと1ヶ月前から予定していた日でしたが、台風23号が近付いているので已む無く中止にしました。
たぶん今シーズンラストになるであろう秋の室戸で撮って採って撮りまくろうと張り切っていたのに残念・・・。
仕方なく(!?)、家の水槽を撮ったらちょっと良い写真があったのでブログ更新です。

イソギンチャクの下に居るのはアカホシカニダマシ。カニっぽいけどヤドカリの仲間。本来はハタゴ系の大きいイソギンチャクに共生する生物ですけど、うちの水槽では定位せず徘徊していることが多い。
それが珍しくマメサンゴイソギンチャクに付いてハマクマノミと一緒にカメラ目線をくれました。

大きいハサミ持ってますがこれはほとんど飾りのようなもの。口元の羽状突起付きの触手で微生物を集めて食べるプランクトンイーターです。





コーラルパイプ

2013年06月17日 | 海水槽とタンクメイト
水面近く、配管パイプに活着したツツウミヅタとウミアザミが元気。

この2種は水槽内の他の場所にも居るけれど、このパイプに着いているウミアザミが一番パクパク動いているし、ツツウミヅタも増殖が速い。

水面に近くて光が良く当たるからというのもあるけど、ヤドカリとかマガキガイとかに踏まれにくい場所だから機嫌が良いんだと思う。

全体像↓ パイプコーラルは奥の角。

(画像クリックで拡大)


初カリブ

2013年04月14日 | 海水槽とタンクメイト
大西洋産の魚を初めて買いました。

ここ8年ほど、海水魚は自分で採集したのを飼うことに拘っていたので、ショップでよく見かけるこのケントロピーゲを買ったことなかったのですが・・・。
このチェルブはアピール上手でつい手が出てしまいました。
すでに人工飼料には餌付いているものの、サンゴやシャコガイへの食害防止の為、完全な人工飼料食化への隔離飼育中です。


もう1匹の新顔はハマクマ。

クマノミもここ数年は室戸採集の並クマばかりでしたが今年は浜ちゃんでいきます。

ハマクマはイソギン依存高さが良いところ。

チェルブの隔離ケースはインナーサテライト。



マグネットサンゴ

2012年10月30日 | 海水槽とタンクメイト
水槽立ち上げの時にコケ取りマグネットに付けていたサンゴの苗が、ようやくサンゴらしく育ってきました。

マグネットは水槽背面ガラスの上部に固定しています。
 正面から見たところ↓

 ↑これの五ヶ月前の姿↓

 ↑これの約1年前(セット直後)の姿↓

スギノキとハナヤサイ、ここまでは相関なく育ってきたけど、狭くなってきた磁石の上でそろそろ勢力争いが始まりそう。


マグネットサンゴのもう一つはハードとソフトの組み合わせ。

五ヶ月前↓

約一年前(セット直後)↓

チヂミトサカは大きくなりすぎてこの下にあるセンターロックに影を落とし始めました。近々剪定が要りそう。

この記事は新水槽立ち上げ記事『新しい礁へ』の経過観察として書いています。


この記事の経過続編「マグネットサンゴ2」アップしました。

ヴィンテージ18年サンゴ

2012年05月18日 | 海水槽とタンクメイト
新しい海水槽を立ち上げてちょうど一年たちました。今回は半年のときに記事にしたセンターロックではなく、LPS系サンゴをくっつけた岩の経過記事です。

この岩には水槽で最古参のサンゴを付けています。

記事タイトルにしたヴィンテージサンゴというのが画像右側のコエダナガレハナサンゴで1994年7月に購入、この夏で飼育歴18年となります。そして左側のナガレハナサンゴが14年です。

まずは現在の岩全体の姿を上から↓

(画像クリックで拡大)

そして一年前、設置してすぐ↓


ついでにこの岩の水槽投入前の姿も↓(一番左の岩)

この真っ白だった岩に石灰藻と環虫類が生えてソフトコーラルも活着し少しずつライブ化は進んでいるようです。


ところで冒頭のヴィンテージサンゴ、18年の間にはブランチ(枝)を旺盛に分裂させてどんどん成長していた時期がありました。一つの株が二つに分かれ、そこからまた枝分かれしてバイバイン、一番多いときでは20株を越えていたと思います。

ここまで書いていてふと気がつきましたが、そういえばもう何年もブランチ分かれをしてないし、体積もほとんど変わっていません。
現存の一株は20株以上まで殖えたうちの一つであることは間違いないので何かの原因で分裂性質が止まったようです。
思い当たることとしては、一つはメタハラを岩崎250Wから現在のスパクル150Wにしてから(約8年前)ブランチ分かれを見てないように思います。
それともう一つ、水質をSPS仕様で管理するようになったのも同じ時期だったので相乗的に影響しているのかもしれません。

とはいえサンゴとしての健康状態は良好で毎日よく膨らんでいるし、刺胞毒も強い種類なのでこのままアンチエイジングで止まっていてくれたほうが助かります。
現在の大きさのまま20周年を、さらにその後も維持していこうと思います。


※このサンゴの事を5年前にも書いていました。