teru Blog なちゅらリーフ

グッピーはピンテール系専門、海の美生物採集とサンゴ飼育、水草と熱帯植物など

リボンのお妃

2007年12月30日 | 淡水槽とタンクメイト
前回のグッピー記事で書いたリボン系統の導入計画がスタートしました。
うちのリアルレッドアイアルビノF2♂へお嫁入りしたリボン姫たち。
すべてブラオで7匹、まりんぼGのハニーさんから送って頂きました。

到着してすぐに撮影しながらじっくり観察してみるとリボン(Rib)の表現も様々なようでTOP画像の個体は腹ビレと尻ビレが適度?に伸びた正統系。ところが下の個体のように腹、尻ビレは短いのに背ビレの方に来てるのもいる。

この個体↓はどのヒレも伸びていて特に胸ビレが長い。

こういうリボン形状の個体による差異は成長過程で変化するものなのか、また遺伝的に伝わる物なのかは知らない。これからの研究課題にしようと思う。これがグッピーいじりの楽しいところです。

ところで今回お嫁入りした7匹は先にも書いたとおり、すべてがブラオ(rr)です。いわゆる不完全優性型の青(Rr)を維持する上で出現してしまう、多くの場合「ハズレ」として除かれる個体・・・。それをハニーさんはきっちり育成していて、今回リボン導入を考えていておまけに劣勢遺伝好きの私のところへ頂けたという訳です。

これから進める交配(♂RREA×♀rr:Rib)は初めて扱う遺伝の組み合わせが多いので自分の確認の為にもここで書いて残しておきます。

まず♂親として選んだのは、このブログで以前から書いているRREAシリーズのF2個体『RREAジャパンブルーレッドテールタキシード』です。そして♀はハニーさん宅でブルーグラスリボンの交配によって出現したブラオリボン。この組み合わせで産まれるのは、
F1♂はジャパンブルーグラスリボン、♀はX染色体の片側にTuが乗るのでネオンタキシードっぽい魚になる(多分)。
このF1は普通体色になるけどオスメスともAaRrを持ちます。

だから求める表現が現れるのはまたF2になります。
うまくいけば秋頃には『リアルレッドアイアルビノジャパンブルーネオンタキシードリボン』の幼魚が見られるでしょう。

それともう一つ、F2で現れる可能性のある種類があります。
実はうちのRREAはbb型(ゴールデン)を持ってます。と、いうことは、
rrとbbが揃うとヴァイスが現れて、更にaaも重なれば、
『リアルレッドアイアルビノスーパーホワイトジャパンブルーネオンタキシードリボン』なんてものが見られるんでしょうか?ちょっと想像ができません。まぁこれだけ劣性遺伝が重なったら仮に現れてもまともには育たないと思いますが・・・。


これは今回のリボン♀がお嫁入りした時の様子です。

梱包がプロっぽいのでちょっとびっくり。約30時間の輸送でしたが水温はしっかり20度以上をキープしてました。

うちのグッピーhistoryはこちら⇒淡水槽とタンクメイト


魚・水中の生物 人気ブログランキングへ にほんブログ村 観賞魚ブログ グッピーへ

シャコガイの棲み処

2007年12月13日 | 海水槽とタンクメイト
シャコガイは上から眺めた時がいちばん綺麗。
だからこのメタリックブルーのヒメシャコガイも上から見たときにいちばん良く見えるように真ん中に配置したのがちょうど1年前。
ところが最近、そのシャコガイが埋没の危機にさらされている ̄д ̄;)

シャコガイは自然の海ではハマサンゴ等に埋まり込んで生活しているが、水槽飼育では一般的にライブロックで囲んでやったり窪みに置いて定着させる事が多い。そうすると貝殻の成長に合わせて岩組みを変えることが必要になる。

あまり岩組みは変えたくないので、このシャコガイを最初にレイアウトする時、自然の海でのようにサンゴに囲われて成長するような状態を造ってみた。

左写真のサンゴは殻頭より低い位置だったのでうまく殻型にそって成長してくれている。これは計算どおり。ところが反対側(右側写真)のサンゴは貝の上部を塞ぐように枝を張り出している。拡大すると分かるがすでに殻に触れていてシャコガイもそれを嫌がり外套膜を縮ませている。
更に下からはウスコモンが突き上げてきていてシャコガイの殻開きを悪くしていた(これは写真を撮っていて気づいた)。このまま放っておくと衰弱してくるだろう。

というわけで大事なシャコガイのためにリフォームしてやることにした。
まずは足元から。マイナスドライバーで何箇所か切れ目を作りサクッと・・・

もっと芸術的に割るつもりだったがこんな形に・・・↓
普段は見えないところなのでまぁいいか。

それにしてもこのウスコモンどこから伸びてきたのか・・・。多分、落ち込んだ欠片が育った物だと思うが。

次はミドリイシの張り出してきた枝。これはペンチで刈ります。

ペンチの錆びはつっこみどころではありません(⌒-⌒;)

こんなふうにした。ちょっと痛々しく見えるがこのミドリイシは剛健種なので1週間後にはこの白い部分からポリプが出るはず。

こういうふうに↓めいっぱい開いてるのを見ると気持ちいい!

ノーメンテの計画で始めたサンゴ囲いだったけど却って手間が増えるかも知れない。ハマサンゴかキクメイシにしとけば良かったけどもう遅いな。

魚・水中の生物 人気ブログランキングへ にほんブログ村 観賞魚ブログ サンゴへ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ にほんブログ村 観賞魚ブログ 甲殻類へ    

ブルーの発色

2007年12月06日 | 淡水槽とタンクメイト
夏に庭の水槽で生まれたRREAのF2たち。
現在満5ヶ月。求めていた通りの発現になってきた。
長年育ててきた我が家の雑種に、たまたまオスだけ廉価で入手できたRREAを掛けたのがちょうど1年前でした。

その元親〈P〉の子〈F1〉が生まれたのが今年の2月。
掛けたメスはゴールデン体色だったので当然F1は↓黒眼です

このF1たちは今も健在。ゴールデン体色にJa(ジャパンブルー=アクアマリン)は似合ってると思います。
Ja遺伝子は尾びれをソリッドにしようと働くらしい(本に書いていた)。
たしかにF1のメスの尾びれには柄が入っているがこのオスにはそれがほとんど見られない。

このF1はAaなのでF2にはRREAが25%しか現れない。だから保険のつもりで買ってきたドイツイエローのRREAメスにも掛けてみた。
その仔たちがこれ↓5週間の時とそこから1ヶ月後の姿↓

そして成魚となった現在↓水槽内に一番たくさん居るのがこの種類。

Jaの発色があんまり青くない。というか白に近い・・・。これはこれで良い魚だと思うけどこの系統を維持しようとは考えてません。水槽がいっぱいあれば残したいところだけれど。

求めていた発現の本命君(top画像の個体)の幼い頃はこんな感じ。

5週目の時すでにJaが現れて身体の成長とともに濃くなっていった。

そして現在↓F1より華奢に仕上った感じ。しかしバイタリティは高い。

JaとTu(タキシード)が調和してメタリックライトブルーになってくれた。

いちおうこれで07年グッピー交配成長記録のまとめとします。

さて来年はF3以降をどうやっていじろうかな。
今ちょっと考えているのはRib(リボン)の導入です。わくわくしてます。

☆グッピー飼ってるお友達ブログ
 ハニーさんのまりんぼG
 nagidadさんのNatureAquariumをめざして

魚・水中の生物 人気ブログランキングへ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ  にほんブログ村 観賞魚ブログ グッピーへ  にほんブログ村 観賞魚ブログ 海水魚へ  
☆・‥…━━━BlogRankingいろいろ参加中━━━…‥・☆