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teru Blog なちゅらリーフ

グッピーはピンテール系専門、海の美生物採集とサンゴ飼育、水草と熱帯植物など

礁石の変貌

2011年12月25日 | 海水槽とタンクメイト
岩に貼り付けていたサンゴのカケラから新芽が出てきています。

新水槽を立ち上げて6ヶ月が経過し、前水槽で大きくなったサンゴを分割した小さな分身たちが、それぞれの固着箇所で存在感を示し始めました。

今回の記事はセンター配置した岩に貼り付けたサンゴたちの経過記録です。
                  
現在のセンターロックを上から見たところ↓

(画像クリックで拡大)
これが立ち上げ直後↓の同じ岩。


更に立ち上げ頃の同じ岩↓

これ以外の岩は入れ替えたり並べ替えたりしていますが、このセンターロックだけは今後も触らずに経過(変貌のさま)を見守りたいと思います。

ちなみに1枚目画像はこのセンターロックを左サイドから撮影したものです。

同じく左サイドから撮影の壁面近く↓

数か月後にはサンゴ先端が伸びて壁面に接触し、さらに将来には前水槽時のようなサンゴの壁化に期待しています。


※このエントリーは、前水槽から現水槽への移行について記録した「新しい礁へ」の部分経過観察となっています。

記事中のマグネット付けサンゴ等についてはまた後日・・・。

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新しい礁へ

2011年06月16日 | 海水槽とタンクメイト
5年間保持していた海水槽をリセットしました。

解体直前のリーフ頂上。このレイアウトの最後の写真です。

前回記事「リーフの頂上」から五か月経ち、ハナヤサイ畑の中のヒメシャコガイが馴染んできたところ。


今回のリセットを決めた理由としては、現在の縦長水槽で水面まで伸びたレイアウトにより重心が高くなっていて耐震性に不安が出てきた事が一つ。
それとサンゴ礁の形状としてピークを越えた部分が増えてきたこと。成長したサンゴ同士が相互性を保ち共存するということが難しくなってきた最近の状況を見て、ここでコンプリートと決めました。


立ち上げ中の新水槽。システムは前水槽と同じサイドフロー式。

60×35で高さは25センチに抑えた超浅場仕様。こんな小さい水槽ながらカスタムメイドです。


この水槽では基本的に岩を組む予定はありません。前水槽レイアウトから解体したライブロックを個々置きします。

漂白して洗浄、乾燥中。

サンゴも前水槽で成長したサンゴをばらしてから張り付け。

あえて小片にすることで1からスタート感を強めます。

新しいレイアウトでは水槽後面ガラスをサンゴの成長スペースに利用します。前水槽ではたまたまそうなりましたが今回は計画的です。

マグネットにテグスとアクアボンドでサンゴを固定。前水槽では壁化していたウスコモンの一部。


これは前水槽の水面でサンゴ島を形成していたスギノキミドリイシのてっぺん部分。


位置関係はまだ流動的です。


この岩にはLPSの古株トリオをまとめました。

ナガレハナとバブルコーラルは購入してから13年、コエダナガレハナは17年ものです。

新水槽の特長である低さを活かして上から見て楽しめるレイアウトで、あまり種類の追加はせずに各個体を再び大きく育てていこうと思います。

リーフの頂上

2011年01月09日 | 海水槽とタンクメイト
普段撮ることのない角度からリーフの頂上を撮ってみました。

クマノミが物珍しそうに見上げてくれています。



このリーフ頂上部分に最近、新参の生物が2個体入りました。

一つは養殖もののヒメシャコガイ。

幼貝にありがちな跳ねが激しくてすぐにこけていたので、2週間ほどピンセットで抑えをしておきました。

もう一つは小指サイズのミドリイシ。

種名は不明です。というのも、ショップの水槽底に落ちていた欠片だったので。
写真では表現できていませんが先端のメタリックカラーに見覚えがあり、おそらく3,4か月ほど前に数万円の値段が付いていたスゲミドリイシの欠片だろうと思います。
そのショップでは通常欠片売りはしてませんが、店員に頼み込んで安く売ってもらいました。


恒例の成長記録用としてこの写真をスタート画像にします。

ハナヤサイサンゴとヒメシャコが成長の過程でどういう形状変化を見せるか、枝状ではない種類のミドリイシがこの位置でどういう伸び方をみせてくれるか、この2点が見どころと考えています。

宿借りカンザシ

2010年10月10日 | 海水槽とタンクメイト
8月に採集してきたヤドカリの中にいた少し珍しいのを紹介。

このクリイロサンゴヤドカリの貝殻はイバラカンザシ付です。

付着性の貝とか極小ゴカイの棲管が付いているのはよく見かけますが、はっきりと確認できるサイズのイバラカンザシ付きというのは珍しいと思います。

次はこのヤドカリ。
採集時にはツマジロの極小個体かな?ちょっと色合いが違うように見えるし、と思って取りあえず持って帰ったものでした。

どうやらグアムサンゴヤドカリのようです。

久しぶりの初採り種となりました。

続いてはこのヤドカリ。

多分クリイロの幼個体だと思います。が、これも何となく色合いが気になります。
もう少し成長してからでないと判断できないので、本水槽には入れずにサテライトで育成中です。

イソギンコロニー

2010年04月16日 | 海水槽とタンクメイト
マメサンゴイソギンチャクのコロニーを本体岩組から隔離した岩に設定しています。

このイソギンチャクは比較的移動しない種類とはいえ、時々散歩することはありました。
小さいイソギンなので大した被害もでないと思い、ずっと放任にしていましたが前回ハナヤサイサンゴの枝間に定着されたのはちょっと拙かったこともあり、現在の配置方法は一工夫しています。

左に写っているナガレハナサンゴを本体岩組とイソギン岩の隔壁になるように活着させているので、LPSに敏感なマメイソギンは左方向へは岩づたいの移動をしようとしません。
またナガレハナサンゴの反対側はドロップオフになっているので、下方向へ歩きたがらない性質のマメイソギンは右側へも進みません。
仕方なくこの岩上を長期滞在場所と決めたようで短期間のうちに分裂してコロニーを形成しました。

この写真はちょうど分裂直後を撮ったもので、中央の個体は口が半分切れています。

ところでこのマメサンゴイソギンチャクはよく分裂する種類ですが、やたらと増えまくる訳ではなくて、例えばこの岩上のコロニーは定員3個体と決まっています。
もう数か月間、増減のなかったこの場所から1個体を剥がして別の場所に移したらすぐに1つが分裂してまた定員の3個体に戻りました。
面白い性質です。

ヤドカリキック

2010年04月08日 | 海水槽とタンクメイト
普段は互いに適度な距離を保っているヤドカリたちも、餌を与えると奪い合いのバトルを見せてくれます。
今回はユビワに1個だけ与えた餌の匂いにつられてツマジロが近付いてきました。
一回り体が大きいユビワに対して正面からぶつかっても敵わないと分かっているツマジロは、その身軽さを活かして上方から攻めましたが・・・

ユビワのハイキックが炸裂して転がされました。

以前、ベニワモンのチョップでも書いていますが、ヤドカリの仲間は歩く事以外でも足を上手く使います。ハサミより足の方が器用な感じです。

こんな足技を持つユビワも相手がこういう小さい子の場合は近づいても攻める事はありません。ちゃんと相手を見てるようです。

子供が親にじゃれついているように見えます。

ところで昨シーズンの採集ヤドカリは、このSSサイズのユビワをはじめ、小さい個体を持ち帰ったツマジロ、ウスイロが全て生存していて、Mサイズだったスベスベとクリイロはひと冬を越せませんでした。
給餌は週2回程度、ビーシュリンプ用のを与えていますが、おとなサイズのサンゴヤドカリを長期維持するには必要な栄養素が足りてないのかも知れません。
ちなみにサンゴヤドカリではないベニワモンは採集3年目を迎えるLサイズが今も健在です。


青の閃光

2010年03月06日 | 海水槽とタンクメイト
サブライトとして使っていたネオビームブルー球が定格寿命を超えたので、この機会にこの頃流行りのLEDを試してみることにしました。

水槽照明用のLEDもかなりたくさんの種類が市販されてますが今回選んだのは1.023worldの応援市場で紹介されている『エリジオン閃光14W(青4白3)』です。

14Wの割に高照度で、コンパクトなのに60度もある照射角度、ただ青いだけでなく白も入ったブレンド光を照射できるし、値段もネオビームよりかなり安くて長寿命、おまけにこの商品名にも強く惹きつけられました。


カメラの設定は同じにしてネオビームとLEDを比較。
左が28か月使ったネオビームブルー球、右がLEDです。

照度はネオビームが少し高いかな?というよりも長期使用で青が飛んでしまった感じです。
28か月前はこうでした。⇒ネオビーム導入'07年10月

LED初点灯の感想としてはTOP画像で確認できるような多色な煌めきを感じました。それもSCを点灯するとかき消されてしまうんですけど、サンゴたちには多色な光の何かが注がれているものと思います。

点灯から数日たって目に見える変化としては、ホソヅツミドリイシがLEDが点いている時間帯にポリプをよく伸ばすようになりました。色も微妙に変化したような。

今後の色上がりに期待できそうな予感があります。

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ハナヤサイ畑の半年

2010年01月26日 | 海水槽とタンクメイト
ハナヤサイサンゴを解体して植え替えてからもうすぐ区切りの6か月なので経過観察しました。

植え替えの時の記事⇒ハナヤサイ畑(2009年8月)
別窓で開くのでこの記事と並べたら比較しやすいと思います。

まずはハナヤサイ畑を中心に引いて撮った写真↓


これは前記事の3枚目写真と角度、サイズを揃えてみました。

あれ・・・? 思っていたほど育ってません・・・。

半年でこんなに大きくなりました!的なことを書くつもりだったんですけど、想定未達です。
個体の状態は悪いようには見えないので、さすがに苗が小さ過ぎたのかも知れません。一定の大きさまで育ってから一気に伸びる事に期待です。


もうひとつ過去記事紹介。
今度はハナヤサイエビか?(2007年3月)
かなり古い記事ですが2枚目の小さい写真に写ってるのが、このハナヤサイサンゴの元祖の姿なんです。


採集クマノミその後

2009年10月15日 | 海水槽とタンクメイト
9月に採集してきたクマノミは2匹とも元気です。始めからメインタンクに入れた大きい方のはいつもマメサンゴイソギンチャクゾーンで泳いでいます。

そして毎年長期飼育に失敗しているマメクマのために今年は隔離BOXサテライトを用意していました。



ただ隔離して飼育しているだけではなくて、サテライトの底砂はプランクトンパック5kg分の包装砂をそのまま投入したものです。
高濃度のワラワラに守られているので今度こそ長期飼育できそう。

サテライト内では室戸産ユビワサンゴヤドカリSSSサイズも育成中。

今年の豆クマ体長8ミリ、豆ユビワ殻長4ミリ(いずれも採集時)です。


ハナヤサイ畑

2009年08月11日 | 海水槽とタンクメイト
最近ハナヤサイサンゴの外周部で白化が進んでいました。理由はマメサンゴイソギンチャクとの接触です。

↓この画像はそうなる前の記事で使った写真。

この頃はまだマメイソギンも1個体だけ↑でしたがこの後、数カ月の間にハナヤサイの根元に定着して分裂し、一時は5個体ぐらいに周りを囲まれている状態になりました。
それも自然の成り行きと考えてしばらくは放っていたんですが、外周部のほとんどが白化してしまったサンゴを見ているといたたまれなくなったので思い切って解体し、元気な部分をパテで植え付けました。

今回の配置ではハナヤサイの中央にちょっと遊びでスギノキミドリイシを置いてみました。
これは以前サンゴ礁でみた光景で、大型の塊状サンゴの真ん中から数本の枝サンゴが高く立ちあがってるのが印象に残っていて、それを再現しようと考えてやってみました。
また数か月後が楽しみです。

ところでTOP画像に写っている魚は一か月前に採集したフウライチョウチョウウオです。
ヒレの模様とか少し成長してますね。

ブラインシュリンプが大好物で、チョウチョウウオの幼魚にしては珍しく水面まで来て啄ばんでくれます。