TypeR日記

愛車ホンダ・インテグラTYPE-Rと、車全般、海外旅行、京都の美味しいものについて綴ってまいります!

DC5・5年乗ってのインプレッション

2007-10-15 | Type R

P6020360_2 このところ、旅行ネタが続いたので、今日は久々に車の話を書こうと思います。

以前、「車歴」にて、これまでの愛車について書きましたが、今回は、現在の愛車「インテグラTypeR(DC5前期型)」のインプレッションを。

この車に乗り出して、すでに5年+αが経過しました。9年ぶりのMT車で、最初はエンストへの恐怖等もありましたが、それも何とか乗り越え、運転を楽しんでいます。

下記にこの5年間でのDC5のインプレッションをまとめてみようと思います。

ただし、所有者ゆえ、車好き(すぎる)ゆえの「本人の勘違い」や「誇張」のようなものも含まれてしまうと思われます。

ですので、NTTドコモのCMなみに「話半分」で読んで頂く、もしくは、ムーディ勝山のごとく「右から左へ受け流して」頂くのがよいかと思います。。。

まず、TypeRといえば「エンジン」です。

「K20A」は2LのNAエンジンとしては実用性も含めて最強クラス、ただし、ATとのマッチングは極めて悪そうです(このエンジンのAT車はありません)。

※スペック上の最強エンジン(量産)は同じホンダの「F20C」。S2000前期型に積まれていたもので、2Lで250psを達成しています。

「K20A」は先代TypeRの「B18C」よりも低速トルクが出ています。よって、VTECがHiカム側に入らなくても、そこそこ走れてしまいます。

せっかくツーリングに出かけたのに「今日はVTECをHiカム側に入れるのを忘れていた」ということもよくあります。

というか、先代のDC2やシビックEK9のように「Hiカム側に入れたいっ!」という気持ち自体が生まれにくい設定だと思います。

このあたりが先代DC2の登場時のような衝撃がなかったり、評価が得られない原因だと思います。

こちら(DC5)の方が先代よりタイムも出しやすいし、安全・快適に、疲れずに速く走れる、というのは紛れもない事実なのですが。。。

あと、DC5はTypeRありきで開発されたので、最初から出来合えというか、以前あった、改造車、チューニングカー的な雰囲気が薄れている気がします。

この点では、新型の「シビックTypeR(FD2)」は、その様な空気に溢れています。何か「速い車のオーラ」が出ている様に思います(欧州仕様の3ドアのTypeRも然り)。

次にギア比ですが、とても低いです。

最近はなくなりましたが、購入直後は、街中を流していて、てっきり4速に入っているつもりで5速にシフトアップしようとしたら、実は6速に入っていてシフトダウン、ということもありました。

私自身がシフトチェンジ好きということもあり、普通に走り出すと、そんなにスピードが出ていなくても、数メートルでもう4速、という状態です。

この6MTを駆使するとスムーズに加速してくれます。

また、コーナリング中に速度リミッターが掛ったのはこの車が初めてです(もちろん高速コーナーです)。

ただ、5・6速では先に速度リミッターに達してしまうため、VTECがHiカム側に入りません。サーキット走行&リミッターカットが前提なのでしょうか?

シフトフィールは最高、あと、ペダル配置についても「ヒールアンドトゥ」がやり易いです。

ボディ剛性も先代から比較するとかなり向上している様です。

次にシートですが、「レカロシート」のホールド性は抜群で、足回りの固さからくる振動はあっても疲れることはありません。

ただし、後部座席はつらいみたいです。クーペであるため、後部ウインドウが迫ってきており、背の高い人が座ると、ギャップで車がはねた際、後頭部をぶつけるようです(自分では走行中の後部座席に座ったことがないので実感はありませんが・・・)。

次に足廻りです。

やはり「TypeR」ですから足は固めで、走行中のギャップでは、必ず車が跳ねます。

これがコーナーだと、アウト側に飛び出す感じになるので、結構、怖い。

まあ、「跳ねる」と言っても、完全に車が宙に浮いている訳ではなく、重心が浮いて、トラクションが掛かりにくい、接地感がない、というレベルだと思います。

このあたり、最初は怖かったですが、最近は、「飛ぶ」と感じたら、コーナー出口に向かって飛ぶ感じで走っています。

ハンドリングはFF車としては極めて秀逸です。

FFなので、基本的はアンダーなのですが、加重移動をしっかりすれば、意識的にリアを振り出すことも可能です。

私は9年間FR車に乗った後、この車に乗り換えましたが、FR車から乗り換えても、(比較的)違和感なく乗れるFF車であると思います。

燃費は、街中を少しスポーティに流す程度で10~11km/L、ワインディング中心なら5km/Lというところです。

以前、乗っていたアリストは3~4km/Lだったので、燃費は3倍近く! 最近、ガソリン価格が高騰していますが、その点でも安心です。

他に、この車に乗るようになって自然に身についた操作というかクセのようなものを示します。

①基本的にワンハンドステア・・・これは私がシフトチェンジ好きなので、常に左手がシフトの上にあります。元々、ターボ車や大排気量エンジンに比べればトルクバンドが狭いこともあり、的確なシフトチェンジは必須です。先にも書いた通り、加重移動でリアを振り出すことも可能なので、片手でも結構、走れるものです(その方がハンドルの切り角も少なくて、早くアクセルONが出来る気もしています)。

②基本的にアクセルは常時on・・・これは加速時の話ですが、シフトチェンジでクラッチを切った際、アクセルを煽りながら回転数を合わせてギアをつなぐ方がスムーズな加速が得られる様な気がして、その様な走りが身についてしまっています。「ヒールアンドトゥ」の加速時版といった感じでしょうか(ヒールは使いませんが・・・)。

以上、色々と書いてみました。

ただ、最初にも書きました通り、これは私の個人的な評価ですので、内容については、それぞれでご判断をお願いします。

なお、写真は友人の「シビックTypeR(EK9)」とのツーショットです。