tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

『デュルケムとウェーバー』

2005年05月07日 23時29分42秒 | カルチュラルスタディーズ/社会学
家族が車で大阪まで行くというので、くっついていってきた。
電車だと往復1000円以上かかる上に、頭数の分の出費となるから、高速有料道路の出費を人数で割ると、かなり安くなる。
今日は肌寒い日だった。それでも外にいる分は大丈夫だが、家の中は寒い。北海道では雪が降っているとか。

大阪の中心地。心斎橋のブックオフにいってきた。また古本屋レポートである。
古本屋といっても、好みの本が見つかる店とまったくといってもいいほど、ない店もある。
ここは面白いものが見つかる店だ。

相対的に、ブックオフは見つかりやすいが、すべての支店でいい本が見つかるわけではない。
今日手に入れたのは、長いこと探していた折原浩『デュルケムとウェーバー』(三一書房 1981)である。見つけたときは、鳥肌が立った。

三一書房は、90年代の終わりに社長が計画倒産しようとして、社員の反対で会社が継続したところと聞く。この本も長く版元品切れで、重版など会社の状況を見ても、望めないくらいだった。

本の内容は、社会学者のデュルケムとウェーバーの著作について、「気が狂いそうになる」くらい分析した本と聞く。

確かに、内容はコテコテだが、少し読むと、読みやすそうな印象がある。

研究から足を洗ったころ、この種の本を見ても、「もう関係ない」と思って買わなかった時期があったが、結局、完全に勉強をやめることは、自分にとって不可能だと、しばらくして思い知った。

以来、この種の専門書も増えている。

ガンダムエース2005年6月号

2005年05月06日 19時05分06秒 | ガンダム
「オリジン」に関しては、あまり話の進展なし。
キャスバルとシャアがどのようにして入れ替わったのかについては書いていないけど、とにかくシャアが旅立つまでを書いている。
北爪氏の「CDA 若き彗星の肖像」は前回の話から、絵が荒れだしている。荒れているよりも原画のまま、最終ワークを行わないまま、掲載している雰囲気である。これが始めから狙って行われているのか、それとも筆者に制作進行の時間的問題から出ているのかはわからないが、とにかくイレギュラーな状況ともいえる。
「ガンダムレガシー」は相変わらず話の流れと見せ場がうまい。作者夏元氏は浦沢直樹と同じくらいの力を付けつつあると言えるのでないだろうか。


ハチの巣、再び

2005年05月06日 19時03分40秒 | Weblog
この時期になると、よく鳥やら蜂の巣が出来る。うちの家もその例に漏れず、鳥が巣を作ったりするが、意外と見えない場所に作られる。その中で、結構見える場所に作られるのがハチの巣である。写真の位置には3年くらい前に作られたが、大きくなる前につぶしたことがある。2年前には私の部屋の窓のすぐそばに作られたことがある。さすがにこれには困った。窓の開けしめに邪魔になる位置にあったが、網戸を閉めていれば、怒って入ってくることも無かった。開け閉めに邪魔になるというのも、開け閉めのときにハチの巣に当たって、ぼろぼろ壊れるだけだった。修復するけど、また壊されるからなかなか大きくならない。そのうちに、根をあげて、秋になる前に出て行った。また戻ってくるんじゃないかと思ってそのままにしていたが、その様子もないので、外した。外す時に力が必要だったのを覚えている。

さて、今年。またハチの巣が出来た。場所柄大きくなるのは目に見えている。どうしようかと家族と話をしたが、しばらく様子を見ることにした。それというのも、このたぐいの「家」が出来るのは、お金がその家に入ってくるという故事があるからだ。

お金たまるかな・・・・。

泣きながらFlashMXを・・・・

2005年05月04日 20時00分44秒 | DTP/Web
本屋で参考書を買ってきて、改めてFlashMXを勉強している。

定価2000円以上した。ということは、本当にtyokutakaは清水の舞台から身投げしたことになる。

この本、10日で学習するようなことを書いているが、個々のパーツを作っていくようで、全体像が見えるわけでもなく、それを勉強しているときは結構つらい。というのも、同じシリーズのFireWorksを購入して勉強したからだ、こちらはたっぷり30日くらいかかったと思う。

なんでそんな本を使って勉強するのかというと、全部をやり終えたときについている実力がケタ違いという体験をしたからである。この本「標準Web作成講座」と銘打っているが、それはダテではなく、本当に使える知識が約束される。もちろん、最後までやり終えたらの話だが・・・。

時間がないので、3日で5日分の項目を終えている。1日で2日分やってもかなりしんどい。

なんでこんなことを書いたのかというと、私が所属しているメーリングリストで「まともなWebサイトが立ち上げられない」とか「Flashがしんどいです」という声を聞いたからだ。

実は、みんな泣きながら勉強している。

タイムカプセルの開き方 -藤田雅矢『蚤のサーカス』新潮社 1998-

2005年05月02日 23時25分59秒 | Weblog
私は本を読むのが好きだが、読むのが遅い。これもトレーニングによって早くなるようなことを聞くが、それほど関心はない。このような調子だから、雑誌以外の本になるとたまっていく一方である。もっとも、読まないうちから古本屋に持っていくような事はしていないが。

大学院に在籍していた頃、個人個人に研究書籍費として1万から2万円が認められていた。もちろん、あらかじめお金が渡されるわけではなく、本の領収書と報告書が必要だった。

人によっては、専門の事典を購入したりしていたが、全集なんか買うと、その一部を補うくらいにしかならず、焼け石に水だ。使える額面が限られているから、私の場合、古本屋で安く手に入れて、冊数を稼いだ。

しかし、あるときどうしても1000円内外の領収書が用意できず、かねて取っておいた領収書を使った。領収書には『蚤のサーカス』代金としてと書いてあったと思う。

この本は、文芸書で大阪万博が中止になったもう一つの日本で、蚤のサーカスにまつわる少年の活躍を描いた内容である。日本版のスタンド・バイ・ミーみたいな話だ。もちろん、学術研究書などとは縁もゆかりもない。

これを書いて報告書を出したら、出金審査に通った。審査なんてあったのかどうかもわからないが。

この本を買った当時、とてもこの種の文芸書を読める精神状態になかった。そこから回復するのにも、かなりの時間が必要だった。相当長いことしまってあったが、ここ数日で読むことが出来た。いま、Amazonなどでこの本を調べてみると、版元品切れで入手困難らしい。話に温かみがあって、面白いのに。

最近、こんな風にタイムカプセルを開いている。

幼稚園の時になりたかった職業

2005年05月01日 23時31分27秒 | Weblog
私が通っていた幼稚園は月に一回、広い部屋に集められてお誕生会というものがあった。
その月に生まれた子供は、その他のたくさんの園児の前に並んで、「しょうらいのゆめ」
を発表することがあった。男の子だったら、警察官とか消防士。女の子だったら、花屋とかケーキ屋さんとか、幼稚園の先生とか。間違っても「公務員」や「大学教授」なんて漢字は出てこなかった。そこまでの専門用語を駆使できる年齢ではないし、多くの職業を知っているわけでもない。

さて、そんな「職業選択の自由」が限られた状態で、私が選んだのは「電車の運転手」だった。
一番イメージがしやすかったのだと思う。

しかし、こないだの事故で、あらためて大変な仕事でもあったのがわかる。確かに、朝は5時すきから夜は12時過ぎまで、年中無休で拘束時間がかなり長い。

高校の先生から聞いた話で、卒業後、鉄道会社に入った先輩がいたそうだが、高校に入学したときから、鉄道関係の就職を考えていたと聞いた。ある意味、小さな頃に見た夢をかなえたのかもしれない。

わたしが今やっているWeb関連の仕事は、10年前にようやく認知された職業だから、その選択を行ったのは、かなり年齢が高くなってからのことである。バブルの頃は、コピーライターが花形とも言えた職業だったが、最近はトンと聞かない。

夢を維持するには、環境の変化がとんでもなく早い。