tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

テキストの電子データ

2005年04月15日 12時31分28秒 | DTP/Web
このブログの中で、長い文章はその多くが「テキストエディット」を使って書き出し、それを投稿画面に貼るという作業で投稿している。この投稿画面を見ながら長い文章を書くのは、私自身にとって少し難しい。このブログをはじめて、ずっと一つのファイルの中に書き続けてきたが、これが開かなくなった。日を改めて開けてみようと思うが、だいたい投稿して、ブログのサーバーに残っていると思うし、書くだけ書いて投稿しなかった記事もあるけど、それはつまらないものが多いから、このままアクセスが出来なくなっても別に惜しいとは思わない。

研究から足を洗って、このかた、Wordを使うことは少なくなった。あくまで、自分のモノ書きの時だけだ。会社とかでは、WordやExcelを使うことが多い。元々、研究でWordを使っていた時期は短かった。2000年くらいまで、一太郎を使っていた。地域調査研究報告書の基本フォーマットを整える必要があって、それまでは複数の人間が、分担して文章を書いて提出する時は、私の場合、一太郎のデータをテキストファイル形式で提出していたけど、いろいろと問題があって、編集する人間が楽ならば・・・と思ってWordに切り替えたことがあった。Wordも使い勝手が悪い部分があったけど、まあ慣れればそれほど悪くもない。それで仕事ではふつうに使っていた。2、3枚のレジュメ時など。しかし、本を作るという段階になるとやりにくい。レイアウトソフトのQuarkXPressやInDesignを使えるようになって、Wordが電気で文字を入力するだけのソフトに見えてきた。それでも紙以外のデータとして保存しておくことができるという利点もあるし、いまだにWordのデータが永久に残しておける電子データだと信じる人も多い。

しかし、この考え方はもう時代遅れである。Wordはソフトだからバージョンアップに伴って、データが開かないことが生じる可能性も否定できない。これはすごい話である。いちメーカーの、開発方針一つでそれまでの財産とされていた「電子データ」がゴミ同然に化ける可能性を持っているからである。

少なくとも、いま作成した電子データを未来永劫使えるデータとして考えるならば、XML化することが求められる。これはHTMLのように文章にタグ付けすることが本質なのだが、その応用性は非常に広い。例えば、この文章は見出し、本文、脚注といった具合に配置できる場所が指定できるから、ページ数の多いカタログなどはテキストが流し込みに近い形で作れる利点がある。にも関わらずDTPの世界で使っている関係者は少ない。このXMLに関する知識を計る方法として「XMLマスター」という資格があるが、こちらの受験者が増える傾向にある。その職業を見ていくと、SEが多い。

XMLはDTPではほとんど使われなくなったけど、プログラマーやSEの間では、どういう位置づけなのかな?

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