tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

最後の砦が堕ちる時(1)

2009年05月24日 21時56分37秒 | DTP/Web
数年前、苦労して華々しく合格した(?)DTPエキスパート。

このたいそうな試験は2年ごとに「更新試験」がある。なぜ、こんな試験があるのか?
主催元の話では、技術や環境の革新に合わせて知識のアップグレードを図るためだとか。
私の場合、4年前に受かったから、過去に一回更新試験を受けて、これに合格している。
今年の3月も更新試験を受けておいた。

しかし、職業経験が浅いという表現がぴったり当てはまる私は、今年、今の職場で、本当に忙しい、
年度末を過ごした。時間的な制約も大きかったが、休みの日や、昼休みをつぶして、送られて来た
試験問題を解いた。在宅受験である。

ただ、DTPや印刷業一般に従事していない私は、解く問題それぞれが難しい。結果は合格基準に11点足らず、不合格。

この言葉を見た時は、さすがにショックではあったが、内心、もういいかなと考えた。
一応、次の回で再受験が可能なのだが、それで受験料を7000円払い、参考書やらなんやらで3000円以上飛ぶ
それで1万円以上。参考書も、主催元の周辺をハイエナのようにたかる人達が編集したものだ。

いや、彼らこそ、もうこの資格試験の価値を必要以上に宣伝することでしか、生活をしていけない人達なのかも知れない。

テストのありかたもすごく疑問であった。
更新試験は自分で調べるというプロセスが勉強であるなどというが、本当にわからなくて、本当に知りたい答えや知識を主催元が教えないのである。

たしかに回答者の誤答が多かった問題の解説についてA4ペラ一枚ものが送られてくる。それを抜粋すると

31期更新試験
1.クロスメディアと自動組版
新規問題ということにはなっているが、既出問題のリファインといえるべきものである。
エキスパート試験というより国語的なセンスのような気がする問題である。
「陳腐化を防ぐためにどのようなデータで残すべきか?」に対して「標準化された」を答えてしまいそうだが、
ISOのように「公的に公開された」データでなければ意味がない。「市場占有率が高い」いわゆるデフェクトスタンダード
も今風の答え方だが、メーカー側の意図で左右されるケースが少なくない事は、一度や二度誰でも経験しているのではないかと思う。

・・・・なんか解説になっていない。出題者の感想である。まあ、問題そのものが受験者の手元にないからこれでいいのかも知れないが、中途半端な仕事を提出して、それがクライアントに受け入れられた(うまく騙せた)ような感覚である。

これは本当に、勉強の機会なのだろうか。本当に受験者のことを考えるならば、貴方は、こことここの問題を間違えました。その部分の解説はこうです。といった個別的な対応が必要だし、払った受験料は、少なくともそのくらいのレスポンスを返すくらいの金額ではあると思う。「間違った問題はそのまま」では、次回受験してもまた同じ間違いを繰り返すだけである。学校教育や公文式では「学習者のフォロー」と言った、当たり前に行われている事が、この試験ではなされていない。

これにもう一度7000円払うの・・・・という感じである。

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