tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

宴の後

2005年08月01日 23時27分14秒 | ニュース
三島由紀夫の小説からタイトルをいただいた。
「後」が「あと」だったのか思い出せない。

宴、すなわち選挙が終わった。われらが候補は大苦戦だった。一位の人間の当選確定が12時半ごろ出たところで、こちらの候補は、2時近くになって当選が確定した。定員44名中の43番目。まさしくブービーだ。

しかし、純粋に彼に投票した人間の数が減ったのかというと、そうでもない。むしろ増えている。当初1500票もあれば、当選するだろうといわれていたが、2000票でも危なかった。なぜこれだけの綱渡りになったのかというと、純粋に全体の投票者数が増えたことなのだろう。

話は変わるが税金滞納問題などを突きつけられた前市長の鍵田氏は落選した。市民は「判断した」と伝えられるが、本当に判断したのかとさえ思う。なぜかというと、当選した藤原氏との差は7000票程度、その票の集まり具合を見ても、両者がほとんど拮抗しているのである。ということは、市民の方が2つに割れたということである。

個人的な意見としてであるが、身辺が少し不振がられた革新派の鍵田氏の対抗勢力して存在した藤原氏に、多くの人が票を投じたのだが、あれだけ各党の公認を得たような人に、本当に「革新的な」部分での仕事ができるのかなと思う。ある意味、各党の御用聞きのような立場を演じさせられ、昔のような、「10時に始まる議会が16時なってようやく開会し、15秒で閉会する」ような体質の奈良市議会に戻るような気がする。そのとき、本当に鍵田氏に投じた(そして無意味な票になったのだが)票は死ぬのかな・・・と思う。

いずれにせよ、これからの流れで決まるだろう。

新興宗教の出版物

2005年08月01日 14時18分01秒 | Weblog
出勤途中の電車で、非常に迷惑な新聞の読み方をしている人間がいた。横から見える範囲で見てみると、某宗教系の新聞を読んでいたから、その信者の一人だと思う。その宗教は、いまや国会の与党にもなっている組織なのだが、それについては深入りしない。

さて、その迷惑な信者は、その新聞を網棚へ置いていった。いらないのなら駅で投げればいいものを。ますます行儀が悪い。

彼がその宗教を代表しているわけではないから、あまり悪くは言いたくないのだが、見方を変えれば、組織が大きくなりすぎて、あまり品性の良くない人間も流入しているのだと思う。しかし、こうしたことは仏教やキリスト教、イスラム教でも同様にいえる事だろう。

本屋に勤めていた頃、「宗教」のコーナーの本が新興宗教で占められることに、あまりいい気持ちがしなかった。ある意味いやらしいとさえ思った。
しかし、あの宗教書のコーナーの売り上げは、新興宗教の本でもっていたのも事実だ。ほぼ一週間おきに、その出版社の営業がやってきては本を薦めていく。

しかし、もっと驚いたのはその出版物を買って帰ることだった。まさしく信者的な好意を用いた、販売戦略の一つだったのである。営業が買って帰った本の大半が出版元に戻されるのは確かなことだろう。しかし、そうした地道な「営業」以上に売り上げが伸びるのは、他の信者の購入もあった。

そうした本が、本当に読まれたのかどうかはわからないが。