tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

新興宗教の出版物

2005年08月01日 14時18分01秒 | Weblog
出勤途中の電車で、非常に迷惑な新聞の読み方をしている人間がいた。横から見える範囲で見てみると、某宗教系の新聞を読んでいたから、その信者の一人だと思う。その宗教は、いまや国会の与党にもなっている組織なのだが、それについては深入りしない。

さて、その迷惑な信者は、その新聞を網棚へ置いていった。いらないのなら駅で投げればいいものを。ますます行儀が悪い。

彼がその宗教を代表しているわけではないから、あまり悪くは言いたくないのだが、見方を変えれば、組織が大きくなりすぎて、あまり品性の良くない人間も流入しているのだと思う。しかし、こうしたことは仏教やキリスト教、イスラム教でも同様にいえる事だろう。

本屋に勤めていた頃、「宗教」のコーナーの本が新興宗教で占められることに、あまりいい気持ちがしなかった。ある意味いやらしいとさえ思った。
しかし、あの宗教書のコーナーの売り上げは、新興宗教の本でもっていたのも事実だ。ほぼ一週間おきに、その出版社の営業がやってきては本を薦めていく。

しかし、もっと驚いたのはその出版物を買って帰ることだった。まさしく信者的な好意を用いた、販売戦略の一つだったのである。営業が買って帰った本の大半が出版元に戻されるのは確かなことだろう。しかし、そうした地道な「営業」以上に売り上げが伸びるのは、他の信者の購入もあった。

そうした本が、本当に読まれたのかどうかはわからないが。

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