tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

一人称単数

2005年08月22日 14時14分02秒 | Weblog
家に電話がかかってきた。
ディスプレイに相手の電話番号が出るように設定したり、登録した番号ならば、特定の音楽が鳴るように設定しているが、今回は完全な非通知だ。だいたいこうした電話は、商品勧誘の電話だ。

名乗らずに出てみる。相手が苗字を聞けば、それに答えるまでだ。
相手は苗字を確認した後、私の名前で聞いてきた。

「私ですが」

と答えた。相手は「えっ?」みたいな答えを出してきた。
もう一度名前を聞く。それでも変わらない。

「私です」

どうも相手は、「私」という言葉の用法を女性が使うものだと思い込んでいるらしい。男性ならば「僕」とか「俺」を使うものだと。

大学受験の際、小論文の勉強をしていたが、文章用語でも「私」と使う。もちろん、大学入試の論文など、自分の経験くらいしか書きようがないから、「私」という言葉を用いる。実際の論文は、書き手の存在を消すことが重要になってくる。場合によっては「私たちはこれまで・・・」という文章を用いて、読み手まで巻き込むこともある。比較的高度なテクニックだが、調査報告書などの文章ではそれほど使わないことも注意しなければならない。

もちろん、話し言葉においても、社会人ならば「私」と用いる。
よくわかっていない、学生くらいのバイトを雇ってかけさせた電話だ。
もちろん内容は、レジャー施設の会員権のご案内だとか。
興味ないことを告げて、とっとと切った。
あんなバイトを雇うくらいだ、高々知れている会社だ。もちろん信頼できないことはいうまでも無い。