tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

「クールビズ」とは男性の幻想である

2005年08月09日 22時39分36秒 | Weblog
熱中症という病気(?)がある。炎天下で作業などをしていて、体温が上昇し、意識を失う現象である。下手すると死にいたる。水だけ飲んでいればいいものでもないらしい。

ところが、聞くところによると、室内でもかかるものらしい。確かに車などの密閉空間で、子供が死ぬことは一時期よく聞かれた。しかし、最近では、夏場の室内でもかなり危ないらしい。

というのも、地球温暖化への対策として、室内の温度を28度くらいに設定するところが多くなってきているが、外気温とのからみで、どうしても30度くらいになってしまう。太陽の直射こそないが、室内にいてエアコンを効かせておきながら、外の気温と同じになってしまうのである。特に都心部はこの傾向が強い。

そこでこうした政策を後押しするような形で、「クールビズ」なんてはやっているけど、実際には軽装では対抗できないくらいの暑さだと聞いた。役所に勤めている妹も、時々頭が痛いらしい。軽い熱中症にかかっているのかも知れない。他の人も汗だくだとか。

これまでの会社の冷房活用を見てみると、女性が寒さに震えているというのが一般的だった。だから、結構な話じゃないかという意見もあるが、設定温度が高すぎて、今度は男女共に暑さにまいっているというのが現実だ。

私のほうはというと、エアコンこそあるが、座る場所によって著しい格差が生じている。それでも、がんがんかけても室内の温度はそれほど下がるものでもなく、玄関のドアを閉めているくらいである。

クールビズといっても、結局は小手先のやり方であって、夏場は室内の温度を下げるほうがずっと効率的であり、必要最低限の方法になっているし、でなければ、夏場は仕事にならないと考えるべきなのかも知れない。そのくらい対策が立てられないのが、最近の温暖化である。