No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

ここ一番の精神力~2007USオープン フェデラー優勝~

2007年09月10日 | メンタル・心・考え方
USオープンでフェデラーが4連覇を達成しましたね。
今日のフェデラーは球の伸びがイマイチで、
ジョコビッチに攻め込まれる場面も多く、
彼らしい攻撃的なプレーは少し少なかったように思います。
理由としては、少しナーバスになっていたことと、
ジョコビッチのボールが良かったことの、
二つあるように僕には見えました。

しかし、です。
ここ一番の大事な場面でのプレーはさすがに王者!
第1セットは5-6ダウン、ジョコビッチサーブ40-0で
トリプルセットポイントを奪われてから挽回して7-6。
第2セットも4-5ダウン、フェデラーサーブでしたが15-40の
ダブルセットポイントを奪われてから挽回して7-6。
大事な場面でこそ力を発揮してくるんです。
カッコ良すぎでした!

通常、大事な場面では力が入ったり、逆に消極的になったりするものです。
そんな場面でこそ、ありのままの自分が出せるのは、
フェデラーなりの勝利哲学があるように思えます。

”一喜一憂しない。どんな場面でも自分のするべきことをするだけ。
そして、それを実行して上で望ましい結果にならなかったとしても受け入れる。”
というような。
まさに禅の世界ですね。

対するジョコビッチは、今日は大事な場面でこそ少しミスが目立ちましたが、
全般的には、フェデラーを圧倒するような素晴らしいプレーをしていました。
まだまだ20歳ですから、今後ますます伸びてくるでしょう。
フェデラー、ナダル、ジョコビッチの3強時代が来るかもしれませんね。

それでは我々もがんばっていきましょう。