若い力が開花するかどうかはわからない。第94回全国高校野球選手権大会で甲子園春夏連覇を達成した大阪桐蔭の153キロ右腕・藤浪晋太郎投手が24日、卒業後の進路についてプロ志望を表明。「指名されたらそこで頑張りたい」と12球団OKの姿勢を示したのだ。阪神がドラフト1位の最有力候補に挙げ、オリックスなども高い評価をしている日本一右腕の思いは、すでに固まっていた。甲子園制覇から一夜明け、藤浪は「もともとプロ志望だったので、その気持ちは特に変わらない。大学を経ずに高校から行きたい」と進路についての素直な思いを口にした。前日の決勝戦直後こそ「西谷監督と話して決めたい」としていたが、チームの主戦投手となった昨年から意識し始めたプロへの思いに変化はない。「特に地元とか、希望の球団はない。指名されたらそこで頑張りたい」。12球団OKの姿勢で、来月中にもプロ志望届を提出する。にわかに色めきたつ