マスからの脱却!東京ビッグサイトで開催された日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット82」の企業ブースにこれまでと異なった動きがみられた。企業ブースは出版社やアニメ会社、ゲームメーカーの出展が大半だったが、今夏は、「グーグル」、「サントリー」や鳥取県などが出展。マンガやアニメなどの“サブカルチャー”とは無縁に見える企業の出展は、50万人を超える参加者にどのように受け入れられたのか。出展の意図と手応えを探ったのだ。
17日間の会期を終えて、ロンドンオリンピックが閉幕した。閉会式は日本時間2012年8月12日の5時頃から始まったのだが、その中継を行ったNHKの解説に批判が殺到している。というのも、イギリスの音楽とエンターテイメントをテーマにした閉会式、名だたるアーティストが多数出演し名曲を披露したのだが、その演奏中に無用と思えるような競技の振り返りを行い、視聴者が音楽を聞くのに妨げになったからだ。
しかもTwitterではハッシュタグ「#アナウンサー黙れ」まで生成され、苦情が相次いでいる。
特に視聴者の苛立ちをかき立てたのが、ロックバンド「MUSE」の演奏中のことだ。このバンドの楽曲『Survival』は、オリンピックの公式ソングに抜擢されていた。アナウンサーはそのことを知らなかったのか、公式ソングであることに一切触れずに、すでに多くの視聴者が知っているはずの競技の振り返りを語り、各選手の感想まで述べて演奏の妨げになっていた。
さらには、海外選手のコメントの説明まで行っていたのだ。記者(私)もその様子をテレビで見ていたのだが、「今、振り返りをやるべきなのか?」と正直疑問に思った。ネットユーザーはアナウンサーについて、次のように反応している。
「閉会式のアナウンサーそんなにひどかったのか」
「いやもうホントに」
「ハッシュタグわろたw」
「相当酷いのねw」
「みんなの怒りがw」
「ナレーション無し副音声やれば全て解決したのに、何故それをやらなかった!」
「9時のお客様サービスセンターの回線パンク確実」
「アナウンサー抜きで再放送、って勿論やるんだよな?」
「これやばい。でも正論」
「私も何回「黙れ」と呟いたか…」
「「おしゃれをした男性がステージに上がっていますよ」くそわろたwww」
「この無駄すぎる会話で何組のアーティストを潰し何万の人間を怒り狂わせたと思ってる」
「せっかく起きてたのに、マジで時間返してほしい」
「NHKさん閉会式の再放送は静かにしててね。コレはマナーです」
「もう駄目だ。アナウンサーが喋るだけでいらっとす」
「アナウンサーうっせぇな って思ってたのが私だけじゃないっていうのはよく分かった」
「NHKってこんなにクオリティ低かったか?見りゃわかることを言語化しなくてもいいんだっつの」
驚いたことに、「アナウンサー黙れ」はTwitterのトレンドになっているのだ。視聴者は怒りをあらわにし、批判が止まない状態となっている。再放送される際には、アナウンサーの解説の有無を選べるようにして頂きたいものだ。なにしろ次にオリンピックの閉会式を見るのは、4年後になってしまうのだから。今大会のような素晴らしいエンターテイメントを、じっくり見ることができなかったのは、本当に残念だ。
なんとなく寂しくなる。4年に1回の意味がわかったような気がする。4年に1回のチャンスを元に熾烈なパフォーマンスフィクションやシーズンで争うその密度は違うのだ。第30回夏季オリンピック・ロンドン大会は12日夜、ロンドン市内の五輪スタジアムで閉会式が行われ、閉幕を迎えた。大会は、若者のスポーツ参加促進などの意味を込めた「世代を超えたインスピレーション」をスローガンに掲げ、成功裏に進められた。懸念されたテロは発生せず、大会運営に大きな混乱もなく、17日間の会期は無事に終了したのだ。次はリオだが東京にはやってくるのだろうか