佐々木監督の判断は正しかった。何度攻められても、最後はGK福元が守り切った。シュート数は日本の10本に対しブラジルはその倍以上。日本は多くの時間で守勢に回った。とりわけ、試合開始直後からの約20分間は、ブラジルの猛攻が続いた。しかし福元は耐え切った。
ロンドン五輪のサッカー女子は3日、準々決勝が行われ、日本はブラジルと対戦、カウンターの大儀見、大野のゴールで2―0で勝利し、2大会連続の4強入りを決めたのだ。 ブラジル選手が放つミドルシュートは精度が高く、強力だという事前情報があった。「誰よりもまず、自分がいい準備をしないといけないと思っていた」。チームとの連係だけでなく、福元自身の好セーブも無失点勝利の大きな功績だった