昨晩は決して出来の良くないニッポンだった。元気が“みそぎ弾”でゴールラッシュを演出した。2―0の後半10分、浦和のMF原口がU―23日本代表初得点。昨年12月には浦和で同僚に蹴りを入れて謹慎処分を受けた男が復活をアピールした。DF酒井は先制点に加え、原口の得点をアシストする活躍を見せた。心の底からの叫びだった。試合終了直後、原口は神妙な表情で言葉をつないだ。「今日は本当にチームにとっても、個人にとっても大切な試合だった。たくさんの方に支えてもらえなければここに帰ってこられなかったと思うので、みんなに感謝したいと思います」試合はこんなものでシリアがバーレンに敗れ単独トップになりオリンピックが近づいたのだ。