鶯宿梅

2021年11月24日 | 日誌
床宗さんが上京して、お土産に万年筆の
インクをもらいました。

その色が「岡本ピンク」という色でした。
神戸インク物語というシリーズで、
神戸の高級住宅地「岡本」
その岡本は梅の名勝地だそうで、紅梅の色を
イメージしてあるそうです。
早速、ラミーのピンクの万年筆にいれて
みました。

紅梅。
母方の祖母が紅梅が大好きでした。
戒名にも梅の字を入れてほしいとのことで
梅が入っております。

生前に教えてもらった「大鏡」鶯宿梅の歌の話。

勅なれば いともかしこき 鶯の 
宿はととわば いかが答えん

御前の梅の木が枯れてしまい、別の所から
梅の木を移し替えてこようとしたところ、
その梅の木に短冊がかかっており、
移すのは命令なので仕方がないことですが、
毎年この梅にくる鶯になんといったらいいか。

というような歌。
祖母は共立女子の出身で、
先日床宗さんと廻った神田川のクルーズで、
共立の横を通ったので、梅・祖母・共立
のつながりが「いとおかし」だったので
祖父からもらった懐中時計と一緒に。
今回はそのお話でした。