飄(つむじ風)

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不思議な少年!! その81

2010-08-31 15:53:27 | 物語

ラマース、イエスに逢うためインドから来る。ヨルダン川でイエスに逢う!! 


 ラマースについては、イエスがインドを巡業した折りに聖者の一人である。勿論、ブラム僧(バラモン教徒僧)である。これについては、遡って読んで頂ければと思う。

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記事に無関係>  

 

 常に、創始者の箴言は単純である。何一つ、小難しいことはない。


 心の中に王国はある。それに近づきたければ、仲介者は全く必要としないと、言う。これが箴言でなくて、何が箴言か?


 祭司、規律を無視するものではないが、究極的には、それらは方便であって、必要不可分ではない。信仰は心の中にある。その事を改めて確認するには良い章だ。


 又、真理は垣根がない。パラモンであれ、何であれ、真理に感応するのは、元は一つしかないと言うことを示している。




ラマース、イエスに逢うためインドから来る。サリムでヨハネの教えに耳を項ける。ヨハネ彼にイエスの聖なる使命を語る。ラマース、ヨルダン川でイエスに逢う。両者互いを認め合う。

 


 ブラマ僧ラマースはイエスがインドのジャガンナスの寺院に居一た時以来の友人であったが、多くの国々で、イエスのことや、その力ある行動を聞いたので、家を出て彼をさがして、遙々パレスチナにやって来た。


 そしてエルサレムを指して来ると、生ける神の予言者としてあがめられている先駆者ヨハネのことを聞いた。ラマースはサリムの泉で先駆者に逢い、数日間その辛辣な真理にだまって耳を傾けた。


 ラマースはまたパリサイ人がヨハネにイエスのことやその力ある行動について語っている時に居合わせていた。彼は先駆者の答えを聞き、彼がキリストと呼ぶイエスの名を祝福するのを聞いた。


 そこでラマースは、「どうかあなたがキリストと呼ぶこのイエスについて、もっと話してほしい」と言った。


 ヨハネは、「このイエスは神の愛の表現である。見よ、人々は貪欲(どんよく)で利己の低級な段階で生活し、自我のために戦い、剣によって勝利を収めている。


 どこの国でも、強者は弱者を奴隷にしたり、殺したりする。すべての王国は、武力によって起る。これは力が王であるからである。


 このイエスは力のつめたい鉄則を打破して、愛を力の王座に据えようとして来たのである。 そして、イエスは誰をも恐れない。彼は王宮でもどこでも、武力によって得た勝利は罪悪である、すべて立派な目的は、柔和と愛に達せられ、これが平和の君、神の祭司たるメルキゼデクが、一滴の血を流すことなく、見事に勝利を得た、と大胆に説教尾する。


 あなたはキリストの宮はどこかと尋ねるだろう。キリストは手で造られない社(やしろ)に奉仕している。彼の宮とは王にまみえるばかりになっている聖なる者の心である。

 自然の森林はその会堂、その公会場は世界である。


 

 彼は人にほめられるような人形の着物で着飾った祭司ではない。これは、人の子は誰でも、愛の祭司であるからである。人が信仰によって心を清めれば、仲介者(なかだち)となるべき者がいらない。


 彼は神と親しみ、神を恐るることなく、その祭壇に身を捧げることができ、またこれをなすだけの度胸もある。このようにして人はみな祭司であり、生きた犠牲である。


 あなたはキリストをさがし求める必要はない。あなたの心が清くなれば、キリストはやって来て、水遠にあなたにやどるだろう。」

 それからラマースは旅行を続け、イエスが渡場の近くで教えているところに来た。


 すると、イエスは「インドの星を見よ!」と言った。 


 

 ラマースは「正義の太陽を見よ!」と言って、自分がキリストを信ずることを告白して、彼に従った。


【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】            

第十四部 イエ スのキリスト奉仕者としての第一年
 

第八十章 ラマース、イエスに逢うためインドから来る。サリムでヨハネの教えに耳を項ける。ヨハネ彼にイエスの聖なる使命を語る。ラマース、ヨルダン川でイエスに逢う。両者互いを認め合う。


1)ブラマ僧ラマースはイエスがインドのジャガンナスの寺院に居一た時以来の友人であったが、多くの国々で、イエスのことや、その力ある行動を聞いたので、家を出て彼をさがして、遙々パレスチナにやって来た。

2)そしてエルサレムを指して来ると、生ける神の予言者としてあがめられている先駆者ヨハネのことを聞いた。

3)ラマースはサリムの泉で先駆者に逢い、数日間その辛辣な真理にだまって耳を傾けた。

4)ラマースはまたパリサイ人がヨハネにイエスのことやその力ある行動について語っている時に居合わせていた。

5)彼は先駆者の答えを聞き、彼がキリストと呼ぶイエスの名を祝福するのを聞いた。

6)そこでラマースは、「どうかあなたがキリストと呼ぶこのイエスについて、もっと話してほしい」と言った。

7)ヨハネは、「このイエスは神の愛の表現である。

8)見よ、人々は貪欲(どんよく)で利己の低級な段階で生活し、自我のために戦い、剣によって勝利を収めている。

9)どこの国でも、強者は弱者を奴隷にしたり、殺したりする。すべての王国は、武力によって起る。これは力が王であるからである。

10)このイエスは力のつめたい鉄則を打破して、愛を力の王座に据えようとして来たのである。

11)そして、イエスは誰をも恐れない。彼は王宮でもどこでも、武力によって得た勝利は罪悪である、

12)すべて立派な目的は、柔和と愛に達せられ、これが平和の君、神の祭司たるメルキゼデクが、一滴の血を流すことなく、見事に勝利を得た、と大胆に説教尾する。

13)あなたはキリストの宮はどこかと尋ねるだろう。キリストは手で造られない社(やしろ)に奉仕している。彼の宮とは王にまみえるばかりになっている聖なる者の心である。

14)自然の森林はその会堂、その公会場は世界である。

15)彼は人にほめられるような人形の着物で着飾った祭司ではない。これは、人の子は誰でも、愛の祭司であるからである。

16)人が信仰によって心を清めれば、仲介者(なかだち)となるべき者がいらない。

17)彼は神と親しみ、神を恐るることなく、その祭壇に身を捧げることができ、またこれをなすだけの度胸もある。

18)このようにして人はみな祭司であり、生きた犠牲である。

19)あなたはキリストをさがし求める必要はない。あなたの心が清くなれば、キリストはやって来て、水遠にあなたにやどるだろう。」

20)それからラマースは旅行を続け、イエスが渡場の近くで教えているところに来た。

21)すると、イエスは「インドの星を見よ!」と言った。

22)ラマースは「正義の太陽を見よ!」と言って、自分がキリストを信ずることを告白して、彼に従った。


【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  

CHAPTER 80<o:p></o:p>

Lamaas comes from India to see Jesus. He listens to the teachings of John at Salem.
John tells him of the divine mission of Jesus. Lamaas finds Jesus at the Jordan.
The masters recognize each other.
<o:p></o:p>

LAMAAS, priest of Brahm, who was a friend of Jesus when he was in the temple of Jagannath, had heard of Jesus and his mighty works in many lands; and he had left his home and come to Palestine in search of him.
2) And as he journeyed towards Jerusalem he heard of John, the harbinger, who was esteemed a prophet of the living God.
3) Lamaas found the harbinger at Salem Springs; for many days he was a silent listener to the pungent truths he taught.
4) And he was present when the Pharisee told John of Jesus and his mighty works.
5) He heard the answer of the harbinger; heard him bless the name of Jesus; whom he called the Christ.
6) And then he spoke to John; he said,
Pray tell me more about this Jesus whom you call the Christ.
7) And John replied,
this Jesus is the love of God made manifest.
8) Lo, men are living on the lower planes ? the planes of greed and selfishness; for self they fight; they conquer with the sword.
9) In every land the strong enslave and kill the weak. All kingdoms rise by force of arms; for force is king.
10) This Jesus comes to overthrow this iron rule of force, and seat Love on the throne of power.
11) And Jesus fears no man. He preaches boldly in the courts of kings, and everywhere, that victories won by force of arms are crimes;
12) That every worthy end may be attained by gentleness and love just as the Prince of Peace, Melchisedec, the priest of God, won gallant victories in war without the shedding of a drop of blood.
13) You ask where are the temples of the Christ? He ministers at shrines not made with hands; his temples are the hearts of holy men who are prepared to see the king.
14) The groves of nature are his synagogues; his forum is the world.
15) He has no priests dressed up in puppet style to be admired by men; for every son of man is priest of Love.
16) When man has purified his heart by faith, he needs no middle man to intercede.
17) He is on friendly terms with God; is not afraid of him, and he is able, and is bold enough, to lay his body on the altar of the Lord.
18) Thus every man is priest, and is himself a living sacrifice.
19) You need not seek the Christ, for when your heart is purified the Christ will come, and will abide with you for evermore.

20) And then Lamaas journeyed on; he came to Jesus as he taught beside the ford.
21) And Jesus said,
Behold the Star of India!
22) Lamaas said,
Behold the Sun of Righteousness!
And he confessed his faith in Christ, and followed him.

【続 く】


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