飄(つむじ風)

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アメリカ炎上!!⑯

2008-03-11 09:42:04 | 日本

『アメリカ炎上』転載弟16弾!!

     小石 泉(牧師)著

大患難時代

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 新約聖書の福音書や書簡や黙示録に終わりの時代に激しい迫害が起こると言う予言がある。このことをキリスト教会では昔から大患難時代と呼んで来た。(日本のキリスト教会ではなぜか艱難とは書かない)これはその後ローマ帝国による大迫害として実現した。しかし、終末の時代にもう一度起こるとキリスト教会では言い習わされている。

 もっとも終末のでなくとも、いつの時代でもキリスト教への迫害は世界の至るところであったので、特別驚くことでもないのだが、終末の大患難は六六六という数字が人間の額と右手に刻印されると言う特徴があって、それがなければ「売ることも買うこともできない」という極めて簡潔な言葉で黙示録に書かれている。

 これについてはすでに私も書いたし多くの人が書いているので簡単に記すが、いわゆるバーコードとして知られる、全ての商品につけられているマークで「売る側」の準備は整った。今後、恐らくマイクロチップを額と手に埋め込むことによって「買う側」の準備は完了するだろう。これも日本では恐らく私がはじめて書いたと思うが、今や欧米の研究者の間では常識になっているようだ。(註:「続・悪魔最後の陰謀」)

 その際、テロが口実に使われたら拒絶することは出来ないだろうとも書いたが、これも最近のテロの連鎖によってその可能性がますます増大している。ただし、いうまでもなくこれらのテロは報じられているようなアラブ過激派の仕業ではなく、白い人々の黒い陰謀である。ニューヨークの国際貿易センタービルの崩壊をテレビで見ながら私はあきれ果てていた。あんなことをアラブ人がアメリカで全く気づかれずに出来るはずがなかろう。

 さて、さらに四冊目の「誰も書けなかった悪魔の秘密組織」にアメリカに建設されている「強制収容所」について書いたが、これは今でも真実である。太田龍氏の「週刊日本新聞」平成十五年一月二七日刊二七一号によれば、アメリカの主要なものだけで一一州にGULAG(ロシア語の強制収容所)が建設されているという。テックス・マーズ氏はそのことを知る人物とのコンタクトを約束したが、突然彼はいなくなったと言う。間もなくアメリカでクリスチャン狩りが始まるだろう。

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フリッツ・スプリングマイヤーの収監<o:p></o:p>

 二〇〇一年五月一日、フリッツ・スプリングマイヤーの家をFBI、州警察    などのSWATT部隊が急襲した。容疑は破壊活動と麻薬の栽培であった。彼らは美しいオレゴンの山中にある閑静なフリッツ・スプリングマイヤーの家の門扉を突き破り、ドアを蹴破り、機関銃を構えて突入した。彼らは大麻の植木を持ちこみ撮影し、フリッツの銃五丁を押収したがテレビでは数十丁の武器があったと公表された。それは全く別の事件の映像であった。しかし、あまりにもお粗末な証拠のために彼らはすぐに一時釈放された。

 その後しばらくして、彼は銀行強盗の罪で起訴された。それは彼がキリスト教を伝えていた犯罪者で終身刑を二度受けたと言う邪悪な男の銀行強盗の共犯者という証言によるものであった。その男はその証言によって一三〇年の刑を二年半に短縮された。

 フリッツは裁判にかけられたが、弁護士を雇う金がなく(何と最初に五万ドルかかると言う)官選弁護人に頼るしかなかった。この弁護士は最初すっかりフリッツを信用させた。フリッツは私にも「とても良い弁護士だ」とメールしてきていた。しかし、彼は裁判の最も重要な時点で羊の毛皮を脱ぎ捨てた。彼は法律で許されている二〇人の証人をひとりも採用せず、あっという間にフリッツに三〇年の禁固刑を確定させた。私もこの証人の一人となるはずだったが二度延期され、三度目には拒否された。その都度私はフライトのチケットをキャンセルさせられた。

 彼の罪状は日本に行く旅費を稼ぐために銀行強盗をしたというものだった。その日本への旅行と言うのが一九九五年の五月に日本で開かれたフリッツとシスコ・ホイーラーさんの講演会のためのものだったと言うから話にならない。当然、その費用は太田龍氏と私が

講演会の費用と共に支払ったものであった。私はその航空運賃の支払いの領収書のコピーを送ったが弁護士は採用しなかった。それもそのはずだった、その弁護士はポートランドでも有名なメーソンで、裁判は初めから仕組まれていた茶番劇だったのである。

 今、フリッツ・スプリングマイヤーは三〇年の禁固刑で牢獄にいる。禁固刑と言うのは仮釈放なしの文字通り三〇年である。彼は今四六歳。出てくるのは七六歳である。もっともアメリカの監獄で彼が“自殺”したり“囚人同士の喧嘩で殺され”たり“自発的に医薬品の実験”を受けたとしても一行の記事にもなることはないだろう。

 その後、今年の三月に私はフリッツの留守宅を訪問し、パトリシアさん、シスコさんと面談した。フリッツは前の麻薬問題の裁判も控えているが現在誰とも面会は出来ない。ただ毎日パトリシアさんとは電話連絡が出来る。その後、さらに太田氏の周辺から英語に堪能で、アメリカの裁判に詳しい方がフリッツの家を訪ね今後の対策を話し合っている。

 それにしても何と皮肉なことであろうか。普段、キリスト教を攻撃し、罵倒する太田氏が反キリストの告発の故に牢獄に入れられたフリッツを助けるために奮闘し、資金を作ろうと奔走しているのに、フリッツの研究によって一番利益を得るはずのキリスト教会が全くそんなことは露知らず、リバイバルがどうの、癒しがどうの、可能性思考がどうのと呆けた遊びを繰り返している。これは悲劇なのか喜劇なのか。

 間もなく、アメリカがロシアによって叩きのめされる前か後に大迫害が起こるだろう。クリスチャンは赤か青かに分別され、赤は即死刑、青は強制収容所に入れられ徹底的な洗脳教育が施されるだろう。その際、誰が熱心で有能なクリスチャンかはビリー・グラハム大会のカウンセラー名簿によってすでに登録されていると言うからあきれた話だ。

 一方、世界は六六六という数字によって支配されるだろう。ジョージ・オーウエルの「一九八四年」が実現するだろう。どこにいてもビッグブラザーに監視されている社会。それは最近、至るところに設置された監視テレビ、カーナビ、携帯電話、双方向!!テレビによって可能となっている。私はテレビのデジタル化の費用を全額政府が負担するというので随分親切なことだと驚いたが、これからのテレビが双方向、すなわち受像機も発信すると聞いて納得した。何の事はない要するに茶の間のテレビが監視システムになるのだ。携帯電話には画像が取り込まれたがこれも有力な監視システムである。とりわけ携帯電話は今後、過去にどこにいたかまで追跡調査が出来ると言うから完璧である。

 また、中国で始まったSARSの騒ぎのとき、奇妙なものが登場したのを覚えておられるだろうか。それは政府から貸し出されるテレビ電話である。家に居るかどうかを監視するために何時呼び出しがあってもそのカメラの前に出なければならないとされた。これは正にオーウエルの監視体制社会の実験だと思った。シンガポールやその他の国でそのカメラが現われたときそんなものが用意されているのかと驚いたが、こんなことは数年前から準備されていなければ出来ない話である。

日本の場合、第二次世界大戦中に隣組制度というのがあった。江戸時代の長屋のように互いの監視システムでは世界に先駆けたノウハウを持っているので日本を管理するのは簡単だろう。しかし、アメリカの場合、自由と放縦の国で監視システムを浸透させるには相当の犠牲を払わねばならないだろう。恐らくあの国の性質から見てかなり荒っぽい手を使うだろう。

 

対策はあるのか<o:p></o:p>

 アメリカに限らず、今後世界政府が出来た場合、今の一般の人々、すなわちあなたが想像も出来ない事態が始まる。

.種の管理  いわゆるハイブリッドと言われる種子はその特許を持つ会社から支給される一代限りの種子である。それは穀物なら高品質で生産性の高い品種であり、西瓜や芋類などの場合は甘くておいしい。しかし、この種から出来る穀物や他の産物は再生産が出来ない。いつもその会社から種子を買わなければならない。これは実は種を管理しようとする世界政府の計画である。早い話が今後、普通の種を蒔くことも管理下に入ると考えねばならない。これはショッキングなことである。人類が数千年間、当然のこととして来た「種を蒔く」ということすら管理されると言うのだから。

二.水の管理  二〇〇三年三月の時点で世界水環境会議なるものが日本で開かれている。世界政府は今後水を管理するだろう。すでに日本でも都市部では井戸を掘ることは難しくなった。地盤沈下や水質汚染の関係で家屋の建設時に許可が下りない。今後、水資源は世界政府の強力な管理下に置かれるだろう。

三.移動の管理  当然、移動も管理されるだろう。すでに高速道路の料金所にはカメラが設置されていて全ての通過車両の写真が撮られている。もちろん運転するものも写っている。今後、全ての車両、船舶、航空機には固有の番号と発信機が取り付けられるだろう。また人間にインプランとされたマイクロチップによってどの電車に乗っていようと全てあからさまになるだろう。

四.売買の管理  これはすでに何度も書いているので省略する。バーコードはだてにあるのではない。もちろんインプラントマイクロチップの最大の使用目的である。

五.家庭とオフイスの管理  前に書いた双方向テレビ、携帯電話、回線電話、コンピューター、印刷機、コピー機、その他マイクロコンピューターを内蔵する家電製品は携帯電話のアンテナ網によって管理されるかもしれない。

 

 ではどう対処したら良いのか。はっきり言って対策などあるわけがない。救いは、聖書に拠ればその期間が三年半と短いと言うことである。何とかその期間を過ごせば良い。そう言うとだからお前の言うことなど聞きたくない、ただ不安を煽るだけだといわれるのだ。ちょっと待ってもらいたい、大患難時代は終末の専売特許ではない。人類は何度も大患難時代を潜り抜けてきた。早い話が今の北朝鮮を見れば良い。北朝鮮の国民にとって今の苦しみは大患難時代ではないか。中国の文化大革命は中国人民にとって大患難時代ではなかったのか。ロシアのボルシェビキ革命、その後のスターリンの恐怖政治は当時の人々にとって耐えがたい大患難時代ではなかったか。ナチスに殺された数万の牧師やクリスチャンやそこを潜り抜けた人々にとっては、いまさら終末の患難時代なんておかしくてと言うだろう。日本でも第二次世界大戦の最中、クリスチャンや牧師は苦しめられた。

 歴史的には日本の世界に例を見ない過酷なキリシタン迫害は当時の人々にとって大患難時代ではなかったか。それともこれからの大患難時代はそんなものを上回ると言うのか。上回るのは規模だけである。内容はこれ以上のものなどあるわけはない。人間、サタンに操られた人間は知恵の限りを尽くして他人への残虐な行為を考えつづけてきたのである。それが罪と言うものの性質である。

 神がこのような苦しみを許されるのは、もともと人間に与えられた自由意志は神でも犯すことが出来ないからであり、人間の極限までの活動を許さざるを得ないからであるし、また、そうでもしなければ人間は神を求めないからである。神は忍耐をして人間が人間を苦しめるのを黙認しておられるのである。大患難時代を生き延びるのは真の神への信仰の力である。あなたが早くこのことを悟られるように祈る。


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