飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

正統性なき政権は、打倒されなければならない!!

2011-02-03 21:52:41 | 植草一秀

エジプトが燃えている!!
当然だ、サダト(元エジプト大統領)の暗殺から、
その後釜に座って、30年有余年・・・・・。
以来、側近も誰も交代しない利権政治は、
民主政権の正統性がない!!
ア菅政権も同等だ!!


 この騒動は、必ずしもイスラム原理主義者の主導ではないだろう。民衆の蜂起だ。それは正統性を欠く政権は、最期には民衆が蜂起する。その見本だ。

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 ここにエジプトの一青年の手紙がある。むかし、サダト元大統領のファンであったから言うのではないが、ムバラク大統領はサダトの民主化を台無しにした。それは非民主的な側近政治をあまりに長く続けてきたからだ。


 エジプト情勢に詳しくはないが、それでもこの一編の手紙からは、その心情が読み取れる。そうでなければ、広範な民衆の蜂起はない。しかも殆ど素手で、立ち上がっている。

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 それに立ち向かうのは、仕組まれた暴徒だ。この構図を見れば分かるというものだ。暴徒は雇われ者に違いない。犠牲者も出るかも知れないが、それでたじろぐことはないだろう。それは、どう見ても正統性を失った民主化の流れを止められない。

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【転載開始】世界への手紙

みなさん、今日、私は皆様に、エジプトで本当はいったい何が起きているかを知らせたくて手紙を書いています。1月25日に火が付いたデモは、自分に ふさわしい人生を送る権利を求める国内の青年たちによって組織されました。大統領を含む政府はそれを否定し、ムスリム同胞団のような反政府組織が行った行 為だと主張しています。でも、いいですか、これはどこかの対立党派の行動ではありません。社会全体の行動です。理由は以下の通りです。

ホスニー・ムバーラク(今年83歳)は 1981年からエジプト大統領でした。それがいったいどのようなものか、私たちの身になって想像してみてください。ムバーラクは私と私の友人誰もが生まれ る何年も前から大統領でした。私が小学生のときも、中学・高校のときも、大学生のときも、結婚したときも息子が生まれたときも、ムバーラクはずっと大統領 でした。単にムバーラクだけが「私の人生まるごと」と同じあいだ大統領だっただけではなく、取り巻き連中までみなそうだったのです。アフマド・ファト ヒー・スルール(今年79歳)は 1986年から大臣で、1990年からの 21年間ずっと議会の指導者[人民議会(下院)議長]でした。サフワト・エル=シャリーフ[現上院議長]は 1980年代から、他の者たちもみな、私たちが生まれる前から政府の中枢にいて、いまでもその地位にとどまったままです。

国の状態はどこもかしこも、ほとんどの人にとって悪化の一途をたどっていました。教育、報道、経済などすべてが間違った方向に向かっており、私たち が生まれたとき以来ずっとそうでした。一般のエジプト人がどんな生活をしているかにかかわらず、政府は独占企業がもっと利益を上げられるように「改革」し てきました。それと同時に、1981年からずっと「非常事態宣言」が機能していて、必要と見なされれば誰でも、国家安全保障上の理由により裁判抜きで身柄 を拘束することが認められてきたのです。さらに、選挙では不正が行われ、そのうえで、なお真実の声を発表するどのような表現形式を認めることさえ拒否して います。大学の学生組合の選挙にまで不正が行われ、骨の髄まで堕落しきっています! ありとあらゆる分野の指導者たち、知事、大学長、工場長さえもが現役か退役した将軍です。社会のあらゆるレベルでの腐敗はいうまでもありません。失業率 は、特に若者の間であまりに高く、また貧困が蔓延して国民の半分以上が貧困ライン以下で暮らしています。ほかにもまだ、ここに書き切れないたくさんのこと があります。

けれど、いまこそチェンジの時です! 私たちは今までずっと警察や治安当局を恐れていました。裁判なしで私たちを拘禁し、拷問しても殺しても問題にならないことを知っていたからです。でも、も うたくさんだ! 私たちは待って、待って、いつかは正されると30年間むなしく待ちました。この前の議会選挙では、かつてない規模の不正が行われ、ムバーラクにさらに一期 ――あと 6年間か、あるいはかれが死ぬまで――大統領の任期を与えるお膳立てがされました。私たちは可能な限り平和的な手段をとろうとしましたが、自由声明に署名 することさえ追放の理由とされ、追及されました。私たちに選択の余地はなかった。より良く生きること、子どもたちのためにより良い人生を用意することは、 私たちの権利です。

だまされてはいけません。人々を動かしているのはどこかの野党やイスラーム主義者ではありません。社会全体が、なかでも特に私たち若者が動いている のです。私たちは平和的にデモをしていますが、政府はごろつきや悪党を雇って抗議者のあいだに潜入させ、問題を引き起こさせて、それをわたしたちのせいに しようとしています。政府は容赦なく私たちを叩き、ネットやメディアを検閲し、ほんものの銃弾やゴム弾、催涙ガスで攻撃し、何百という抗議者を拘禁したり 多くの人たちを殺傷しています。これは本物の戦いで、しかしほとんど一方的な戦いです。私たちは警官が同胞であることを知っています。ただ「命令に従って いるだけ」です。私たちはできる限り、どんな場合においても警官たちを傷つけるのを避けています。

 

親愛なるアメリカの仲間のみなさん

あなたがたの政府は30年にわたり、ムバーラク大統領に最大の支援を提供してきました。武器と催涙ガスで国家安全保障体制を支えています。米政府 は、私たちの国に毎年 16億ドルに及ぶ資金を与えていて、それは腐敗したエジプト政府の中で主にさまざまな形の賄賂として使われています。あなたがたの「民主的な」祖国はイス ラーム主義者を恐れるあまり、我々の政府を支援しています。いいですか、怖いものなどないんです。イスラーム主義者についてのあなたがたの見解は事実に反 し、間違いだらけですが、その話はまた後日。私たちのリーダーを選ぶことは私たち自身の権利であるという一点において、あなたがたの支援を望みます。私た ちを支援し、上院議員や下院議員にエジプト政府を支援するのをやめるように言ってください。私たちを支援し、自由はパンよりも重要であると世界に伝えてく ださい。私たちを支援し、30年続いている政府を追放するのを手伝ってください。もしもあなたの孫たちが、いまと同じ支配者を目撃するとしたら、あなたが どのように感じるかをぜひ想像してください!

 

親愛なるヨーロッパの仲間の皆さん

あなたがたのリーダーはエジプトの状況を気にかけています。ムバーラクが腐敗していることを知っていて、それゆえに心配しています。わたしたちがひ どい圧政の下にいることを知っていて、その状態が続くことを望んでいます。あなたがたのリーダーは、 ローマ時代から、英国による最後の植民地支配が終わるまでずっと、エジプトを監視していました。けれども、自分たちの国を治め、自由がどれほど貴重である かを自分たちの子どもに教えるのは、私たちの権利です。リーダーと政府を選ぶことは私たちの権利です。そして私たちを支持するのは、あなたがたの人道的責 務です。あなたの国のリーダーに対して、私たちを支援すると言ってください。エジプト大使館に行って、あなたの支持を示してください。私たちの大義につい て人々に話し、そして、私たちが、自分たちの権利、生まれてこのかたずっと抑圧されてきた自分たちの権利を手に入れようとしているだけであることを知らせ てください!

 

親愛なる世界の皆さんへ、

これは、あなたが本当は何者であるかを試される瞬間です。あなた自身の真実の瞬間です。あなたの良心はまだ生きていますか。あるいは、あなたは人間 性よりも利害関係を重んじますか? あなた自身の尊厳を証明し、私たちが人間性の回復を要求することを手伝ってくれるでしょうか。それとも、戦車が我々を轢(ひ)くのを、脇に立ってただ見て いるだけでしょうか? それはあなたが決めることですが、覚えておいてください。それはあなたが一生抱えていくことになる何かであり、いつかあなたはこの件で子供たちと正面から 向き合わなければならないかもしれません。

お声が聞こえるのを楽しみにしています。

エジプトの一青年より【転載終了】


 日本でも、このままではこれに似たような事態が起きるだろう。いや、立ち上がらなくてはならない。憲法、議会制民主主義、政党政治の根幹を踏みにじっているのが、菅政権であるからだ。


 事これは、単に空き缶(菅)、スッカラカン(菅)、アカン(菅)タレの菅直人(カンチョクト)の個人的資質の範囲で済まされる話ではない。仮にもし、米隷属政権であれ、かつての自民党政権でもなかった異質の狂気が現政権にはある。


 これでは選挙の意味も有名無実化してしまう、民主政治の正統性を破壊してるからだ。このままでは、民主政治の破壊のみならず、日本の伝統である統治性も破壊される。それは統治者が今誰であるか、見極めることが出来ない。

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 検察が統治者か? 官僚が統治者か? 法はあるのか? 道理はあるのか? すべて曖昧模糊としてきている。あるのは不実とウソ、不正、そして、言い逃れ、約束の不履行、不合理への強権発動が台頭してきている。


 それはすべて現政権になって、台頭してきたことだ。それは全て正統化出来ない政策、政局、そして、権力の行使に誰もが希望を失っているからだ。権力の行使ばかりではない。人間として最低の仁義も踏みにじられている。マスコミメディア至っては、只の謀略機関だ。


 聴けば、耳が溶けそうな言論が跋扈している。人間の正統性をも失っている。こんな事は長くは続かない。見え透いた単なる策略・謀略の政治運営が露骨すぎる。そして、あらゆる事が頓挫し、残るのは保身の言い逃れが横行する。


 何のための政権交代か、希望が潰えた。残るのは蜂起しかないではないかと、心底で感じ始めている。このマグマは煮えたぎるときが来る。新燃岳ではないが、そう言う方向に向かっていると感じるのは、投稿者ばかりではない。


 

【転載開始】2011年2月 3日 (木)

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民主主義の根幹を踏みにじる菅直人・与謝野馨氏

主権者国民、選挙、政党、国会の関係を改めて確認しておく必要がある。

 日本国憲法は主権者を国民と定めている。国民に実権があるのが日本の政治制度の根幹だ。
 
  政治の主義主張を同じくする者が政治活動を実行する単位が政党である。政党は選挙に際して、主権者である国民に公約を提示して選挙を戦う。最近では政党が 選挙に際して提示する公約体系を「マニフェスト」と称しているが、「マニフェスト」は言ってみれば主権者国民と交わす「契約書」である。
 
 主権者国民は政党が示す公約体系=マニフェストを検証して、どの政党に国政を委ねるべきかを判断して投票する。主権者国民の多数の支持を獲得した政党が政権を担う。この政党は主権者国民に対して、契約書=マニフェストに記した約束を守る責任を負う。
 
 このような形で、主権者国民の意思が政治に反映される。
 
 このなかで、現在の政治に根本的な二つの重大問題が存在する。
 
 第一は、自民党比例代表衆議院議員の与謝野馨氏が菅直人政権の閣僚として入閣したこと。
 
 第二は、主権者国民が消費税大増税について、明確にNOの意思を示したにもかかわらず、菅直人氏が消費税大増税を強行推進していること。さらに言えば、主権者国民が不信任を明示した総理大臣が、総理の座に居座り続けていること。
 
 これらのすべてを一言で表現するならば、「正統性がない」ということだ。
 
 民主主義政治にとって欠かせないことは「正統性」である。統治が正統なものでなければ、権力行使は強制力をもたない。
 
 与謝野氏は『民主党が日本経済を破壊する』との著書まで出版して民主党を攻撃してきた人物である。「立ち上がれ日本」も民主党を参院選で勝利させないために創設した党であり、与謝野氏はその共同代表に就任したのである。
 
 与謝野氏は2009年8月の総選挙・小選挙区選挙で落選した。辛うじて国会議員の地位を得たのは、自民党の比例代表の候補者に名前を連ねたからであった。主権者国民が比例区で自民党に投票した、その投票によって衆議院議員にとどまることができたのである。
 
 その与謝野氏が民主党政権の閣僚として入閣することは、民主主義の否定である。こんな単純明快なことすら理解できない人物が、閣僚の地位にあることは日本の恥である。恥を知らない、権力亡者は即刻、国政の場から退場するべきである。
 
  与謝野氏が議員辞職して、一民間人として菅政権に入ったのなら、節操がないとの批判を伴うにせよ、日本の民主主義を否定する行動にはならなかった。しか し、与謝野氏は議員辞職することなく菅政権に入ったのである。主権者国民に対する冒涜、民主主義に対する冒涜と言わざるを得ない。
 
 消費税問題は過去2回の国政選挙における最大の争点であった。藤井裕久氏、与謝野馨氏、野田佳彦氏、菅直人氏、玄葉光一郎氏がいずれも、所得税法附則104条を消費税増税の根拠として掲げるが、言語道断も甚だしい。
 
 附則104条は、麻生政権が2009年の総選挙に向けて提示した、自公政権の政策公約なのである。2011年度中に消費税増税を含む税制抜本改革に必要な措置を取ることを定めたのだ。
 
 これに対して鳩山民主党は、増税の前に官僚利権を切ることが先決であるとして、消費税増税を否定したのだ。衆議院任期中の消費税増税を完全否定して2009年8月総選挙を戦った。
 
 結果は、言うまでもない。民主党が大勝した。この時点で、附則104条は実質的に効力を失ったのだ。


 
それにもかかわらず、スタンドプレーの菅直人氏は、2010年7月参院選に際して、突然消費税大増税を再び公約として取り出した。昨年6月17日のマニフェスト発表会見だ。菅直人氏は、民主党内で協議もせずに、独断専行で消費税大増税公約を提示したのだ。
 
 幸い、健全な主権者国民が直ちに菅直人氏の「正統性のない」提案を全面否定した。参院選で菅直人民主党は惨敗したのである。
 
 この参院選を菅直人氏は、「菅政権に対する信任投票である」と明示した。この参院選で民主党が大敗したことは、主権者国民が菅直人政権に不信任を突き付けたことを意味した。菅直人氏は、当然、この時点で首相の座を明け渡さねばならなかった。
 
 消費税大増税公約は、主権者国民の意思によって、明確に否定されたのである。それにもかかわらず、菅-野田-与謝野-藤井の各氏は、所得税法附則104条に定めがあり、日本は法治国家だから、この法律の条文を遵守する方針だなどのたわごとを撒き散らしている。
 
 この4人は民主主義の基本を踏みにじっており、参院で直ちに問責決議を可決すべきである。
 
 民主主義の根幹を踏みにじる人物を主権者国民は糾弾しなければならない。これまでおとなしすぎた主権者がいよいよ行動を示すべき時期が近付いている。
 
 エジプトでは民衆の蜂起に権力が銃砲を向けた。この行動が民衆蜂起のエネルギーを爆発させることを現政権は思い知ることになるだろう。
 
 日本では悪徳ペンタゴンが、主権者国民を容易に抑圧し続けることができると考えているだろうが、そうは問屋がおろさない。日本の民衆が蜂起する時期が刻々と近付いているのである。【転載終了】


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9 コメント

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エジプトの青年の手紙、読みすすむうちに (谷間の百合)
2011-02-04 11:31:25
エジプトの青年の手紙、読みすすむうちに
胸が熱くなりましたが、もっとも感動で
目がウルウルになったのは、最後の一行でした。
「お声が聞こえるのを楽しみにしています。」


青年がどんな必死の思いで長い文章を書いて
それを世界に向けて発信したか、
そして、それ以上にかれが期待し熱望したのが
実際に聞こえる「声」だったのだと思ったからです。
なにを訴えてもなんの反応も反響もないことほど
虚しくかなしいことはないからです。
どうか、かれのために
エジプトのために
そして、なによりも新世界到来のために
世界中から多くの声が寄せられんことを!


つむじ風様がどのコメントにたいしても
「ありがとうございます」と書かれるのを
わたしは徒やおろそかに受けとめたことはありません。
そして、いつも思うのです。このコメント欄が
もっと多くのいろいろな「声」で溢れるようになることを。
そうならない限り革命はいつまでも他人事でしかない
ように思います。
飯山一郎さんに徹底的に批判されている、朝日新聞... (サムライ)
2011-02-04 12:33:36
飯山一郎さんに徹底的に批判されている、朝日新聞をはじめとする日本のマスゴミと違って、気骨あるALJAZEERAというメディアがあります。英語が苦手な方でも、今のエジプトに何が起きているのかを、五感で感じ取れるのではないでしょうか。

http://english.aljazeera.net/watch_now/
ALJAZEERA

まさに、現行の体制が崩壊しつつあります…!

サムライ拝
以下は、中国とエジプトに長期滞在した経験を持つ... (サムライ)
2011-02-05 04:10:46
以下は、中国とエジプトに長期滞在した経験を持つ、宮家邦彦氏のレポートです。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5393
カイロから北京へ、民衆蜂起は伝染するか

流石に現地にいた者でなければ知り得ない情報に満ちていますが、一点残念だったのは大局的な観点から見た、エジプトの騒乱が意味するものを筆者が捉えていないことでした。以下は先月の歌会始の儀において皇后陛下の詠まれた、「おほかたの枯葉は枝に残りつつ今日まんさくの花ひとつ咲く」に籠められている、メッセージについて述べた行です。記事をお読み戴ければお分かりのように、今年から来年にかけて世界は大きく変わろうとしています…

******************************
これは、今年の1月14日に、皇居の歌会始で詠まれた皇后陛下の御歌(みうた)であるが、大局的な観点から見た国際情勢に纏わる深所のメッセージが隠されている。すなわち、“西洋主義”とも云うべき現在の体制(おほかたの枯葉)が間もなく崩壊し、新しい体制(まんさくの花ひとつ)が芽生えつつあるのだ。
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2011/01/post-27a8.html
あけぼのすぎ
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この記事のコメント欄で、最初の小生の投稿で紹介... (サムライ)
2011-02-05 12:18:13
この記事のコメント欄で、最初の小生の投稿で紹介した気骨あるメディアALJAZEERA、すなわちアルジャジーラのカイロ支局長が、先ほど拘束されたという第一報を産経新聞から流れました。これは、エジプトの権力側に都合の悪いニュースを、流し続けたことに対する嫌がらせでしょう。

サムライ拝

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110205/mds11020511270011-n1.htm
アルジャジーラ支局長拘束
2011.2.5 11:26
 中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、同テレビのカイロ支局長と記者が4日、エジプト警察当局に拘束された。容疑などは不明。

 カイロ支局は4日、何者かの襲撃を受けて火をつけられ、機材などが破壊された。

 アルジャジーラは1月25日以降続いているムバラク大統領の辞任要求デモを精力的に報道。大統領支持派は同テレビなどがデモをあおっていると批判。エジプト当局は1月30日、同テレビの取材許可を取り消していた。(共同)

<返事>
サムライ 様
コメント有り難うございます。

 米国では、同放送が視聴遮断されているとの報道もあります。
構図が、分かり易いですね。で、これは単なる謀略ではなく、自然発生の刷新の面が強いと観察しています。

飄平

エジプトの市民の行動は避けられないものとしても... (ひろみ)
2011-02-05 18:55:03
エジプトの市民の行動は避けられないものとしても、暴力に訴えていることには賛成しかねます。。。

私達人類は、暴力的な争いによる解決の道ではなく、知的で沈着冷静な和解の道を目指すことができると信じています。時間はかかるかもしれませんが。今までのやり方をやっていたら同じことの繰り返し。

日本人が先頭にたって、「和」の精神をもって、行動をするときが来たのかもしれません。

twitter情報ですが、エジプト人タレントの、フィフィさんが、ブログで発言を始めました。
【エジプトの夜明け~新たな一頁へ】 http://amba.to/hZaI5C
【エジプトの夜明け~ムバラク支持派の正体】http://amba.to/hfxsRT
【エジプトの夜明け~国民の想い】http://amba.to/gufMX6

とにかく、インターネットを活用して、暴力ではなく、言論で、全ての人々、生き物が共存できる、調和のある世界を目指しましょう!
Unknown (谷間の百合)
2011-02-07 10:33:05
ひろみ様、フィフィさんのブログのご紹介
ありがとうございました。熱い共感とともに
読みました。
フィフィさんの「そもそもなんでアメリカが
口を出すんでしょう」という怒りはわたしも
テレビを見ながらずーっと胸のうちで呟いて
いたことでした。また、テロリストがいなく
なってイチバン困るのはアメリカだという指摘
もまさに図星ですね。(まぼろしの)テロリスト
との戦いという大義名分で日本はお金を貢がされて
きたわけですが、もうそれも通用しなくなって
来つつあるのではないでしょうか。
フィフィさんははっきり言ってますね。これは
民主化運動ではなく、反米闘争なのだと。
クリントン長官は先日「中東で民主化という名の
嵐が吹き荒れている」と言いましたが、分かって
いてもまさか「反米の嵐」とは言えないでしょう。
でも、もうアメリカがタテマエとして高く掲げる
民主主義と人権はとっくにメッキが剥がれて
ブザマなすがたを晒していて哀れを誘います。
といって急に開き直られるのも怖いので
しばらくはそのままでいってください。


ところで、わたしはかねてからミャンマーという
国を羨ましく思っていました。いまは中国と主従の
関係にあるのかどうかは知りませんが、軍事独裁
政権だろうとなんだろうとアメリカを一歩も国内に
入れなかったことが羨ましくてならなかったのです。
日本政府はアメリカの顔色を伺いながらミャンマー
に対しては偉そうに民主化を要求していましたが
わたしは恥ずかしくて顔から火がでそうでした。
アメリカの保護領が独立国家に言えることかと。
わたしはアメリカの奴隷であるより、軍事独裁国家
のほうがはるかにベターだと思っています。
ミャンマー政府は「かれら」の手先であろうと思われる
スーチーさんを軟禁状態に置くことによってぎりぎりの
ところで侵略を防いでいたのかもしれませんね。


きのうは地域の清掃の日だったのですが、いつもは
チラホラなのにその十倍くらいのひとが出てきていた
のには驚きました。深読みのし過ぎかもしれませんが
エジプトのデモなどをテレビで見ていて、本人も
無意識なうちに情動を司る器官に刺激を受けていた
ということは考えられないでしょうか。
がけっぷち社長さんのブログの急伸ぶりをみても
なにか風雲急を告げる動きになってきているように
思います。
余計なことですが
社長さんのブログにはたまに投稿をしていたのですが
中国の小姐にうつつをぬかして更新が途絶えたので
見切りをつけていました。(分かっていますよ
超多忙だったことは)こういう人を大陸的な人間と
言うのでしょうね。その大陸的な見地から蒙を啓いて
いただいたこと、口惜しいけど感謝しています。


ついつい長くなってしまいました。ごめんなさい。

谷間の百合様 (ひろみ)
2011-02-07 20:13:14
谷間の百合様
フィフィさんのブログ、お読みになったんですね。
私は、政治家などではなく、このように芸能界で活躍する人、スポーツ選手や企業家たち・活動家たちが、もっとオープンに発言したら、世の中は変わるのだろうな・・・と思っています。
例えば、最近では、中国人・韓国人の方々が芸能界で活躍しています。また、在日韓国・朝鮮人・中国人の方々などもたくさんいます。日本で活躍していて、自国で反日感情が起こったりしていることに政治的な圧力を受けずに(難しいですが・・・)、どう感じているのかなど、正直に発言するチャンスがあれば、もっとスムーズに国際理解が進むだろう、と思っています。

地球に住んでいる私達は、人類も動物も植物も、鉱物も全ては地球という生命体を構成する一つ一つの細胞なのではないでしょうか。。。
それぞれに役割があるのですから、お互いの存在を認め合い、協調しあって共存していくのが一番望ましい姿だと思います。
人類のなかで、対立しいがみ合っている今の状態は、自然の営みからかけ離れていると思います。
でも、過去から今までの長年にわたる民族間の対立の期間は、それはそれで、学びと科学技術の進歩の期間であったのだと思います。
これからは、その期間に獲得したことをベースにして、個人・地域、国や民族ごとの利益の追求ではなく、全体が幸せになることを目指していく時がきたのではないかと思います。
それに気づいて、行動に移している人たちが、どんどん増えてきています。
インターネットの発達が、その動きを加速化させています。

先日の「新日鉄と住友金属工業が経営統合」もその一つの顕れなような気がしています。
もう、企業間で競争する必要はなく、どんどん合併して大企業化してしまったらいいのではないでしょうか・・・。
胸が熱くなりました。 (Mie)
2011-02-08 15:01:29
胸が熱くなりました。
愛して止まないエジプトの情勢にきちんと
向き合って真剣に考え、何か行動を起こす事が
できれば・・・・と考えています。
以下は朝日新聞のエジプト関連のオンライン記事で... (サムライ)
2011-02-15 04:51:07
以下は朝日新聞のエジプト関連のオンライン記事です。飯山さんと因縁のある嘗ての、そして今も“大本営”新聞紙である朝日の記事とは、これまた皮肉…

半藤一利の『日本のいちばん長い夏』 (文春新書) をテーマにしたNHKのビデオを一昨日見ましたが、村上兵衛役の市川森一氏が、村上兵衛の著『国破レテ―失われた昭和史』を読み、同書に「国の進路を誤らせるのは、マスコミと大衆である」と書いてあったと、発言していたのが印象に残ります。
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2010/06/005.pdf  

******************************
エジプト政府系メディア、手のひら返す 革命称賛の報道

2011年2月15日1時46分

 【カイロ=貫洞欣寛】約30年にわたって強権支配を続けたムバラク政権が倒れたことで、政権べったりの報道を続けてきたエジプトの政府系「御用」メディアが、手のひらを返したように一斉に民主化を求める市民の動きを伝え始めた。

 ムバラク大統領ら政権幹部の動向を常に1面で報じてきた政府系紙アハラムは、12日付で「市民が政権転覆」「エジプト人ら、史上初の民衆革命を祝福」の大見出しを掲げて「革命」をたたえた。

 同紙はこのところ徐々にデモ隊に好意的な報道を増やしていたものの、反政権デモが始まった日の動きを伝えた1月26日付の1面トップはレバノンでの暴動に関する記事だった。カイロでの反政権デモは3~4番手ニュースの扱いで、見出しは「数千人が失業問題などで平和的デモ」。一方、独立系紙マスリルヨウムは同じ日、1面全てをデモの報道で埋め、赤い文字で「警告」の見出しをつけ、大きな違いを見せた。

 エジプト国営テレビもこれまで、反政権デモ隊の数を必ず「数千人程度」「少数が」などと過小に報道したうえ、「外国勢力の陰謀に気をつけよう」「外国メディアにスパイが紛れ込んでいる」などと外国人敵視の空気を作り上げていた。

 しかし、11日夕の大統領辞任発表後から、国営テレビ局前のデモ参加者にマイクを渡し、政権批判を次々と生中継で語らせ始めた。中には「国営テレビがウソばかり伝えるから、みんな(衛星テレビ局)アルジャジーラしか見ないんだ」と叫ぶ人もいた。
http://www.asahi.com/international/update/0215/TKY201102140452.html

<返事>
サムライ 様
コメント有り難うございます。

 いつも有り難うございます。日本の近い未来を彷彿させますね。
現在、軍が掌握した段階ですから、どう転ぶかという不確定な要素が否めません。

 真の主権者革命が完成するか否かは、これからの監視が必要に想います。日本のようにア菅傀儡政権が作られないとも限らないですからね。

 私は、故サダト大統領のファンでした。あの暗殺は残念でした。ケネディーに準えて、悲しみました。その後釜ムラバクはジョンソン大統領にダブらせて、今日に至るまで、好きにはなれませんでした。

飄平

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