飄(つむじ風)

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不思議な少年!! その88 

2010-10-19 12:21:02 | 物語

キリスト者カナに行く。イエス貴族の子をいやす!! 


 いよいよ、十二人の弟子が選ばれる段階に至る。

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記事に無関係>  


 

 それに、信仰とはまさしく心の世界にある。『目に見えない世界』と云われるが、それは確かにある。極大と極微は勿論見えない。目に見える世界とは限られた電磁波周波数帯であることは解っている。かといってその他の周波数帯が存在しないわけではない。 


 紫外線以高、赤外線以低の周波数帯はあっても目には映らない。心の領域はその遥かに高い振動数をもっているから、目には見えず、耳には聞こえないのであるが、存在する。今の科学で測ることが出来るのは、脳波ぐらいなものだ。


 脳波ばかりでなく、心も発信しているのである。だから、こういう事が起こるのだ。その領域は否定する者には響かない。だから、奇跡と思うのだ。


 宗教は全ての教えという源儀がある。宇宙の全てを教えているという意味では宗教は意味が深い。最近ではその宗教を、麻薬のようにマインドコントロールの手段に使う輩が多いから、宗教が大きく誤解されてきたのだ。宗教の宗はうウ冠に示すと書いてある。ウ冠は宇宙を表す。つまり、宇宙を示す教えなのである。


 時代により、言葉は本義を失い、変遷する。これも仕方がなかろう。これほどカルト宗教が跋扈している時代だから、『宗教』と言う言葉自体が憚られるのだ。


 それにしても、正しい宗教は常に大切なものだ。『温故知新(おんこちしん=古きを知り、新しきを知る)』という事ほど、求められる時はない。



キリスト者カナに行く。イエス貴族の子をいやす。キリスト者カペルナウムに行く。イエス母のために広い家を用意す目十二弟子を選ぶ計画を告げる。


 イエスはそれ以上ナザレで教えずに、弟子たちと共にカナに行った。ここはさきに婚姻の席で水を葡萄酒にしたところである。


 ここで彼はひとりの貴族出の人に逢った。その家はカペルナウムにあり、息子は病気であった。彼はイエスにいやしの力あることを信じ、ガリラヤに来たことを知って、急いてカペルナウムに行き、途中でイエスに逢った。


 彼は七時にイエスに逢い、慧いでカペルナウムに行って、自分の息子をいやしてほしいと懇願した。しかしイエスは行かず、しばしだまってそばに立ち、それから言った、「あなたの信仰はいやしの膏(あぶら)となり、お子さんはよくなった。」


 その人は信じてカペルナウムに向って行くと、途中で家から来た僕(しもべ)に逢った。僕は言う、「ご主人、お急ぎになるに及びません。お子さんはよくなりました。」

 父親はいつごろ息子はよくなりかけたかと聞いた。

 僕、「昨日七時ごろ熱がさがりました。」


 それで父親は、それはイエスが息子を救うために送ったいやしの膏(あぶら)であることが分かった。


 イエスはカナに留まらずに、弟子たちと共にカペルナウムに行った。そこで広い家を手に入れ、母と共に住み、また弟子たちが聖言(みことば)を聞くために集まる場所とした。


 また彼は彼を信ずることを告白した人々にこの家に集まるように命じた。弟子たちはこれをキリスト学校と名づけた。彼らが集まって来た時に、彼は言う、

 「キリストの福音は全世界に宣べ伝えられなければならない。このキリストの葡萄の樹は強き樹となり、その枝は地上全体の民衆、種族、言語を受け入れよう。

 わたしは葡萄の樹、十二人は幹の枝である。これは到るところに枝を伸ばすだろう。そしてわたしに従った者の中から、聖気は十二人を招くだろう。

 これから行TT得、今まで通り仕事をしてよいが、いつでも召集に応ずるようにしておくこと。」


 それで、弟子達は日常の仕事について働き、イエスは独りハンモス山に入って祈った。三日三晩、彼は無言兄弟団と交わり、それから聖気の力によって、十二人を選ぶために来た。

 

 

【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】            

第十四部 イエ スのキリスト奉仕者としての第一年
 

第八十七章 キリスト者カナに行く。イエス貴族の子をいやす。キリスト者カペルナウムに行く。イエス母のために広い家を用意す目十二弟子を選ぶ計画を告げる。


1)イエスはそれ以上ナザレで教えずに、弟子たちと共にカナに行った。ここはさきに婚姻の席で水を葡萄酒にしたところである。

2)ここで彼はひとりの貴族出の人に逢った。その家はカペルナウムにあり、息子は病気であった。

3)彼はイエスにいやしの力あることを信じ、ガリラヤに来たことを知って、急いてカペルナウムに行き、途中でイエスに逢った。

4)彼は七時にイエスに逢い、慧いでカペルナウムに行って、自分の息子をいやしてほしいと懇願した。

5)しかしイエスは行かず、しばしだまってそばに立ち、それから言った、「あなたの信仰はいやしの膏(あぶら)となり、お子さんはよくなった。」

6)その人は信じてカペルナウムに向って行くと、途中で家から来た僕(しもべ)に逢った。僕は言う、

7)「ご主人、お急ぎになるに及びません。お子さんはよくなりました。」

8)父親はいつごろ息子はよくなりかけたかと聞いた。

9)僕、「昨日七時ごろ熱がさがりました。」

10)それで父親は、それはイエスが息子を救うために送ったいやしの膏(あぶら)であることが分かった。

11)イエスはカナに留まらずに、弟子たちと共にカペルナウムに行った。そこで広い家を手に入れ、母と共に住み、また弟子たちが聖言(みことば)を聞くために集まる場所とした。

12)また彼は彼を信ずることを告白した人々にこの家に集まるように命じた。弟子たちはこれをキリスト学校と名づけた。彼らが集まって来た時に、彼は言う、

13)「キリストの福音は全世界に宣べ伝えられなければならない。

14)このキリストの葡萄の樹は強き樹となり、その枝は地上全体の民衆、種族、言語を受け入れよう。

15)わたしは葡萄の樹、十二人は幹の枝である。これは到るところに枝を伸ばすだろう。

16)そしてわたしに従った者の中から、聖気は十二人を招くだろう。

17)これから行TT得、今まで通り仕事をしてよいが、いつでも召集に応ずるようにしておくこと。」

18)それで、弟子達は日常の仕事について働き、イエスは独りハンモス山に入って祈った。

19)三日三晩、彼は無言兄弟団と交わり、それから聖気の力によって、十二人を選ぶために来た。


【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  


CHAPTER 87

The Christines go to Cana. Jesus heals a nobleman's child.
The Christines go to Capernaum.
Jesus provides a spacious home for his mother.
He announces his intention to choose twelve apostles.

IN Nazareth Jesus taught no more; he went with his disciples up to Cana, where, at a marriage feast, he once turned water into wine.
2) And here he met a man of noble birth whose home was in Capernaum, whose son was sick.
3) The man had faith in Jesus' power to heal, and when he learned that he had come to Galilee he went in haste to meet him on the way.
4) The man met Jesus at the seventh hour, and he entreated him to hasten to Capernaum to save his son.
5) But Jesus did not go; he stood aside in silence for a time, and then he said,
Your faith has proved a healing balm; your son is well.
6) The man believed and went his way toward Capernaum and as he went he met a servant from his home who said,
7) My lord, You need not haste; your son is well.
8) The father asked,
When did my son begin to mend?
9) The servant said,
On yesterday about the seventh hour the fever left.
10) And then the father knew it was the healing balm that Jesus sent that saved his son.
11) In Cana Jesus tarried not; he went his way with his disciples to Capernaum, where he secured a spacious house where, with his mother, he could live, where his disciples might repair to hear the Word.
12) He called the men who had confessed their faith in him to meet him in his home, which his disciples called, The school of Christ; and when they came he said to them,
13) This gospel of the Christ must be proclaimed in all the world.
14) This Christine vine will be a mighty vine whose branches will comprise the peoples, tribes and tongues of all the earth.
15) I am the vine; twelve men shall be the branches of the stock, and these shall send forth branches everywhere;
16) And from among the people who have followed me, the Holy Breath will call the twelve.
17) Go now and do your work as you have done your work; but listen for the call.
18) Then the disciples went unto their daily tasks, to do their work as they had done, and Jesus went alone into the Hammoth hills to pray.
19) Three days and nights he spent communing with the Silent Brotherhood; then, in the power of Holy Breath he came to call the twelve.

 【続 く】

 

 


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