飄(つむじ風)

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聖書について!⑤

2008-02-11 20:07:54 | 聖書について

サイババの語るイエス!!! 

 (前略)きょう皆さんは、イエスが大切にした理想を思い出さなければなりません。幾時代にもわたって、大いなる霊的な力を 備えた幾多の高貴な魂たちが、世界に神聖な教えを広めるために、時おり地上に生まれてきました。

 彼らは、世界を、住む者にとって良い場所にするために大変 な努力をしました。ところが、愚かな人々は、その崇高な意図を理解することなく、彼らをあざけり、迫害しようとしました。イエスは、誕生のときから、多く の試練や苦難に遭わなければなりませんでした。高貴な魂たちの名声があまねく広まるとき、多くの人々はそれを妬みます。アスヤ(妬み)とアナスヤ(妬みの 欠如)とは姉妹のような関係にあります。

 バーラタの歴史にはこの真理を証する数多くの例が見られます。アスヤには、カーマ(欲望)、クローダ(怒り)、 ドゥウェーシャ(憎しみ)の3人の子供がいます。ブランマ(創造の神)、ヴィシュヌ(維持の神)、マヘーシュワラ(破壊の神)という三位 一体の神々は、アナスヤから生まれました。アスヤの3人の邪悪な子供たち(すなわち欲望・怒り・憎しみ)は、社会の平和と幸福のためにたゆみなく努力を続 けたイエスに多大な苦しみを与えました。

 イエスは慈悲の権化であり、貧しい人々や、見捨てられた人々の友でありました。しかし多くの人が、イエスの神聖な 教えや行いを嫌って、イエスを様々な困難に合わせようとしました。イエスに対する彼らの憎しみは日々高まっていきました。聖職者たちさえも、彼の人気が段 々と高まるのを妬んで彼に対抗するようになりました。漁師たちはイエスを敬いました。彼らはイエスの教えを守り始め、彼の弟子になりました。多くの人々が 妬みのゆえに彼の道を妨害し、彼を殺そうとさえしたのです。

 イエスには12人の弟子がいました。ユダは12番目の弟子であり、 最後にはイエスを裏切りました。その当時は、ユダは一人しかいませんでしたが、今の時代には、そのような「ユダたち」がたくさんいます。

 今日世界が不穏に 包まれているのは、ユダのような裏切り者の数が増えたためです。彼らは心が実に低劣なので、お金によって容易に誘惑されるのです。ユダは、たった何枚かの 銀貨のためにイエスを売りました。

 すでに2000年前においてさえ、お金が人間の主要な目的となっていたのです。人々は、金銭に対する貪欲さのために、邪 悪で不正な方法に訴え、真実を歪めて、偽りの敵対宣伝をしました。これはその当時の話しですが、その状況は今に到っても変わりません。誰も、そのような虚 偽の申し立てを恐れる必要はありません。どうして人間が自分の犯していない過ちを恐れなければならないのですか?

 過去において、多くの邪悪な心の持ち主が、真理と正義の教えを説いて世界的な名声を博した神人たちを妬みました。現代においてさえも、そのような邪(よこ しま)な人々の数は決して減ってはいないのです。(後略)

<逆さ十字の磔の図・おそらくペテロの磔の図であろう)

Photo_2 クリスチャンは、イエスをクリスチャン以外の者が語るのを、快く思わないかも知れない。それは見当違いである。イエスは、ユダヤ人として生まれた。それは、マタイ伝にはっきり記されている。そして、ユダヤ人にも説教したし、それ以外にもした。結局、ユダヤ人の会衆に十字架 につけられた。イエスはユダヤ人のものではなく、クリスチャンのものではなく、すべての主である。と、同じく、サイババは現代のすべてのグルである。

 復活して後、弟子を異邦人に遣わした。最大の功績は、サウロことパウロである。サウロは当初、パリサイ人の司祭としてイエスの弟子達を迫害したが、降臨したイエスに目覚め、ギリシャ、ローマに伝道し、現代のキリスト教の礎を築いた。

 イエスは、ユダヤの民に生まれ、ユダヤの会衆に殺されたが、形骸化されたユダヤ教をどうこうしたわけではない。普遍的な真理を説き、正義を説き、愛を説いた。だから、妬みを受けて殺された。

 サイババも同じである。サイババの語ること、行うことは普遍の真理である。それは、聖書を読むと分かる。5つのパンと、2切れの魚を裂いて、5,000人の食物としたことなど、まるで手品ではないか。イエスが為したことが奇跡であるなら、サイババのそれも奇跡である。

 聖書を読む上に、奇跡を度外視するのは、苦行に近い。漫然と生きるのも自由だが、実は奇跡を日々味わう生き方もある。それが、奇跡というモノである。水の上を歩くのも、空に浮遊するのも、消えるのもあって悪いことはない。ある日、死ぬこともある。無常の風は、いつも吹いている。しかし、今生きてこうしてブログを書けるのは、奇跡である。

マタイによる福音書 / 14章25節以下
 イエスは夜明けの四時ごろ、海の上を歩いて彼らの方へ行かれた。
           (中略)
 するとペテロが答えて言った、「主よ、あなたでしたか。では、わたしに命じて、水の上を渡ってみもとに行かせてください」。イエスは、「おいでなさい」と言われたので、ペテロは舟からおり、水の上を歩いてイエスのところへ行った。
 しかし、風を見て恐ろしくなり、そしておぼれかけたので、彼は叫んで、「主よ、お助けください」と言った。イエスはすぐに手を伸ばし、彼をつかまえて言われた、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」。


 

      

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