飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

震災直後の遺体放置場所と放射線量考察!! 被爆死だろう・・・。

2011-11-14 16:52:25 | ブログ

高放射線量と遺体放置事件!!
ググって見た・・・・。
あった! 所謂、『病死』ではなく、被爆死だろう・・・。
すぐれた熊本在医師の検証-転載-


 どこかの工作員のような著名人が、『フクシマ原発では一人の死亡も確認されていない。』との暴論を吐いている。

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 名前は伏せておこう、と思ったが・・・・!!! 池田 信夫氏だ・・・・・・・。物言わぬは、腹ふくるる・・・・。伏せるまでもない、ヤメタ!


 言わせておけばよい。見識というものは、そこはかとなく明らかになる。喜んでいるのは東電を初め、ネットウヨぐらいだ。原子力村の回し者でもあるまいし、NHK報道局にいて、一体、何を観てきているのか? 甚だ疑問だ。




 こうなると、見識ばかりではなく、人格に疑いが出てくる。見識・人格以前に、知能さえ疑う。まるで、実体を見据えていないのだ。


 

【転載開始】10キロ圏内の遺体、放射線量高く収容できず

2011.3.28 18:51

 警察庁は28日、福島県警が福島第1原発から5~6キロ地点の大熊町の屋外にあった遺体の放射線量が高かったため、収容を断念したことを明らかにした。放射線量は公表していないが、「ただちに運ぶのは危険と判断した」としている。

 警察庁によると、遺体があるとの通報を受け、27日に防護服を着用した機動隊員ら15人を派遣。遺体の体表の放射線量を計測したところ高かったため、遺体袋に入れて屋内に安置し、撤収した。

 原発周辺ではこれまで、避難指示が出されている10~20キロ圏内で防護服を着用した機動隊員がパトロールを実施。10キロ圏内では活動を控えていたが、専門家の意見などを踏まえ、必要に応じて立ち入れるよう見直したという。

 警察庁は「今後も同様の状況が予想されるため、専門家の意見も聞き、対応を検討したい」としている。【転載終了】


  さて、そんな輩は、取り合う暇はない。好きにご機嫌伺いでも立てておられるが良かろう。

 その事件の詳報は、河北新聞に出ていた。これは先刻承知済みだ。それに対する考察が、院長の独り言ブログに詳しい。 


【転載開始】その時 何が(7)残された遺体(福島・大熊)

◎搬送を阻む放射線/基準すらなく撤収

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  東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町で、震災の死者とみられる男性を収容しようとした県警が遺体の放射線量が高いため搬送を断念したと、3月29 日に報じた。遺体は4月1日に収容された。第1原発20キロ圏内で行方不明者の本格捜索が始まったのは、震災から約1カ月後。この間、救出の道は閉ざさ れ、数百もの遺体が置き去りにされていた。

 大熊町内、福島第1原発の南5~6キロにある作業所の敷地内で、成人男性の遺体が見つかったのは3月27日だった。
 「亡くなっている人がいる」。通報を受け、福島県警の機動隊員や検視官ら15人が現場に向かった。放射能を警戒し、放射線計測班も同行した。
 遺体の表面の放射線量を計測すると、水で洗い流す「除染」が必要な10万cpm(cpmは放射線量の単位)を大幅に超えていた。<後略>【転載終了】


  それによると、普通に考えても『病死』と言うが、被爆死の方が中っている。


 以下に転載する。すぐれた考察だ!! サイトは熊本のX氏に教えて頂いた。多くを書く必要はないであろうが、こうした情報に鑑みると、フクシマ由来の死亡者は、相当多数に存在している。その方が、常識的な見方だろう。


 チェルノブイリがそうであったように、公式には認められていないと言うことだ。


 つまり、隠されている。それでも除洗除染後、帰還が住民の生命身体を無視した棄民政策の域を出ないと言うことの証左となる。帰還も良いが、欺されるな!!


 今も、フクシマは燻(くすぶ)っているぞ。原爆の数千個分の放射性物質が、手つかずで燻(くすぶ)っている。そして、原爆の数百発分が、放出された。アメリカ大陸もシベリアもその放射能で汚染されている。哀しいが、それが実体だ。


 

【転載開始】まず、どこの作業所でしょうか。Google MAPで探してみます。南5-6キロ地点です

Myself

2011090701thumbnail2

おそらく、この場所は「鈴木建築」だと考えて良いでしょう。ちょうど5キロ地点ですし、方角もあいます。
航空写真-津波の被害はなさそうです。

2011090702thumbnail2

地図をもう少し拡大します。

2011090703thumbnail2

ここは、「東平」地区になるようです。

さて、大熊町は、このあたりの放射能を測定しています。


地点名 空間線量
(μSv/h)
土壌中の放射性核種
(kBq/㎡)
プルトニウム
239・240
(Bq/㎡)
地表面 地上1m ヨウ素
131
セシウム
134
セシウム
137
セシウム
136
(1)諏訪 22.0 16.8 43 1600 1803 7 未検査
(2)西平 12.6 9.0 32 623 711 3 未検査
(3)清水 38.0 22.0 78 2185 2520 11 0.19
(4)大野 60.0 42.0 100 4463 4807 24 0.26
(5)中央台 90.0 70.0 139 5494 5945 29 1.24
(6)長者原 19.0 14.0 100 2092 2389 9 5.91
(7)北台 140.0 100.0 197 4590 4940 22 11.10
(8)東台 130.0 100.0 124 2906 3268 13 2.77
(9)東平 180.0 140.0 653 27772 30014 151 5.02
(10)緑ヶ丘 100.0 80.0 171 5101 5742 24 11.00
(11)高平 40.0 30.0 31 915 1051 4 7.98



東平地点を見てください。
セシウム137 30014kBq/m2 と検出されています。大熊町でもっとも汚染されている場所です。

以前紹介した資料(表-5)によりますと、

2011090201thumbnail2


です。この表を参考にします。

Xe-133 : Cs-134 : Cs-137 :I-131 = 1000:1:1:100

程度になります。Cs-137 が 30014kBq/m2 だったのですから、事故当初はこの1100倍(Xe-133)の汚染だったと想像されます。

30014 x 1100 = 33,015,400kBq/m2 = 330億Bq/m2 となります。 Bq/m2とマイクロシーベルト/hrの換算。

1μSv/hで300000Bq/m2=300 KBq/m2  を利用してみます。

(ここはあんまり自信ないので、コメントで突っ込んでください)

33,015,400kBq/m2 ÷ 300kBq/m2 = 110051μSv/h = 110mSv/hr

10時間で1Sv/hr 24時間で 2.4Sv/hr 致死量が 7Sv-10Svと言われています。
3日ほどで到達したとしても、不思議はありません。

事実、非常に短い短周期型の核種で汚染されていたことは、

外気から遮断して安置していたため、遺体の放射線量は下がり、除染の必要はなくなっていた

からも裏付けされます。

外傷はなく、病死

なにが病名だったのでしょうか?不思議です。【転載終了】


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
池田信夫氏ですか~。  (とら猫イーチ)
2011-11-14 21:07:45
池田信夫氏ですか~。 
この人には、ガッカリさせられました。 「人為的地球温暖化仮説」に関しては、鋭い論稿をお書きになっていましたし、日本の経済・財政についても専門家らしい見識をお示しになっておられたのですが。。。 こと原発に関して、どうしてここまで政府・東電が喜ぶ言説をお書きになるのか、と聊か呆れてしまいました。
 原子力村に色目をお使いになったのか? それとも、元々、利害関係をお持ちなのか? 失礼ながら、池田信夫氏を再評価せねばならない、と思っています。
 それは、そうと、確かに、原発事故では、現場から民主党政府の意思決定過程まで、疑問だらけ、不審な対応や事故処理手続が多すぎます。 まあー、何れ真実が明らかになるでしょう。 これだけの事件で、何から何まで闇に葬ろうとする方が無理です。
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これまで、TV映像からの印象で、津波での溺死体... (ey)
2011-11-15 09:39:37
これまで、TV映像からの印象で、津波での溺死体に放射能が積もったとばかり思っていました。津波が来ていない地域で放射能が高い地域での「病死」だったんですね。

ところで、瓢平さんの漢字変換はときどき「除洗」となっていますが、「汚染除去」の省略形ですから、河北新報の引用記事にあるように「除染」が正しいようです。

<返事>
ey 様
コメント有り難うございます。

 感謝!! 直しときます。
飄平
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