多くの人々がロシアとの復活を望んでいる・・・。
これは庶民感覚だ。
ところが、
現実政治の古い体質はそれに反対している・・・。
保守体制のほとんどは米国一辺倒だが、
程なく、それは終焉する・・・。
米国というのは、United States of Americaではなく、
USコーポレーションInc.であり、
多国籍企業体米国なのであることを知らない。
言い換えれば、
米国の民活政府ということである。
日本はそれほどでもないが、
ロシアは完全な国民国家を目指している。
プーチンがグローバリスト(偽ユダヤ人)をほとんど追いだしたからだ。
その意味で、
安倍首相がロシアとの関係改善を行うことは、
米国一辺倒(就中、USコーポレーションInc.との)を覆す決定であり、
驚天動地の豹変であることを気づく人は少ない。
合わせて、
オバマ大統領の広島訪問である。
素より、
謝罪外交を示すものではないが、
それは不要で、
事実確認とその拡散に繋がれば意味がある。
事実が重要であって、
「歴史認識」などは、強要するべき問題ではない。
どこかの国々のように、
謝罪を強要するのは、
事実確認が出来ていないので、
刹那の裁判に勝つように自白を強要するようなもので、
「冤罪事件」を捏造しようとするのそんなに差はない。
つまり、
根拠が薄弱なので謝罪を求めるのである。
広島の場合は違う。
あまりに明白な現実に深層心理では怯えている。
一瞬にして30万人以上のホロコーストという事実は、
如何なる理由も通用しない現実がある。
厳然たる事実があって、
その事実に対して、
どのように認識するかはその時々の人間の良心であろう。
その契機が訪れようとしている。
その意味で、
オバマ大統領の広島訪問は意義が大きい。
翻って、
ロシアと首脳対話が始まったことは、
喜ばしい。
安倍首相について、
様々な論議があるが、
時の総理と言うものはそうであろうことは承知しつつも、
ロシアとの対話復活は英断である。
消費税増税、TPPその他について非難は共有するが、
安保法制並びに日ロ対話についてはその意義を大いに称賛したい。
安保法制は、
戦争法案などという議論には与しない。
現実政治と言うものがある。
中共並びに北朝鮮情勢などに鑑みて、
どう判断するかはそれぞれであろうが、
無防備外交が到底容認できる状況ではない。
戦争を抑止するという観点からも、
それは必要との認識である。
必要悪との遠慮思考ではなく、
気概と実力が戦争を抑止できるという積極思考からである。
プーチンはその事を言及しないであろうと思うし、
誰よりも現実政治に目を背けるはずがない。
その事は、
シリアに合法的軍事介入したことでもって、
明らかである。
そして、その結果ダーイシュ(IS)支配区域は激減した。
クリミアに対する電撃的併合も批判はあるが、
現実政治の果敢な決断である。
領土問題は現実政治で解決する。
敵対すれば、
北方領土は永遠に還ることはないだろうし、
平和条約が締結され、
関係改善が進展すれば可能性は高まると認識する。
本来、
領土などと言うものは、
現実政治の賜物で、
クリミアはロシア帝国時代はロシア領土であったし、
ウクライナが反ロシアクーデターを挙行しなければ、
変わり得ようがなかった。
今ある重要拠点を失う訳には行かないのは当然で、
是非は論外として、元はと言えば、
ウクライナ自体ついぞこの前まで、ソ連邦内国家である。
その前はロシア帝国で、
さらにその前はキエフ公国、そしてハザール(カザール)である。
プーチンとしては、
クリミアを手放す訳には行かないのは火を見るより明らかで、
しかも、
住民投票という合法手段を講じて慎重を期したに過ぎない。
そんなことは誰でも承知のはずだ。
これが現実政治の庶民感覚であって、
それを曲げるのは誰かということである。
北方領土が正式に日本に帰属したのは、
下田条約で、
南樺太は日本に割譲されたのはポーツマス条約だ。
やがて、
再び日本領土となってもおかしくはないが、
現実政治がそれを決定する。
昔のように戦争は御免なのは当たり前で、
関係改善で為される必要がある。
それには、平成の下田条約が必要である。
それが為されるためには、
それを阻止しようとする勢力を見極めることが重要だ。
言わずもがな、
それは世界統一政府を目論むNWO、グローバリスト、カザールマフィア・・・
呼び方はいろいろあるにしても、
そうした勢力であることは近年明白になった。
それに対抗する勢力も同時に明らかになった。
プーチンは後者である。
序に書いて置きたいが、
ドナルド・トランプも後者である。
今や、
世界の現実政治の潮目は変わったのであって、
それが見えない論者は盲目であると思う。
中共・北朝鮮は、
前者のグローバリストが作った双頭戦略の徒花。
当て馬である。
だから、精一杯の覇権主義を露わにする。
徒花は、最終的にもぎ取られる運命にあるから、
適度にけん制しておく必要がある。
その為の重要施策がプーチンロシアとの連携であろう。
それも知らず、
グローバリストに与しすぎて、
ロシア包囲網に参加することは、
中共・北朝鮮にロシアを追いやる愚策であることは明白だ。
その意味でも、
安倍首相は苦衷の決断を下したものと思われる。
しかも、
オバマ大統領広島訪問というヒットを生みだした。
これを苦々しく思うのは誰か?どこの国か?
を見極めておれば、
日本の行くべき道が見出される。
相当の抵抗が予感されるが、
絶好の機会をうまく乗り越える必要がある。
それを成せば、
世界の混迷を日本主導で切り開かれるチャンスがある。
日本の封じ込めを狙った東京裁判史観からの脱却が、
始まろうとしている。
日本に謝罪を求める愚かな国々は、
その根拠薄弱に依って、
ますます頑迷さを強めるだろうが、
ロシアと上手く遣れば多勢に無勢、
単なる犬の遠吠えに過ぎず、
エネルギー問題も多角化され、
ロシアとの経済関係強化は新天地を開くだろう。
覇権一辺倒の中共などとはおさらばして、
東南アジア各国とインドとの関係を深めれば、
鬼に金棒である。
アメリカとは、偽民活政府であるUSコーポレーションInc.をよく見抜いて、
本物のアメリカUnited States of Americaと関係強化すべきであり、
それが最も重要だが、
トランプ(次期)大統領となら出来るだろう。
何しろ、
トランプ氏は、日本の核保有を認める発言もしているが、
これまで考えられなかった事である。
核保有=核戦争とは、次元が違う。
インドでは核保有が現実となって、アメリカは容認したし、
中共の脅威は停止した。
北朝鮮はそれに倣っているかもしれないが、
国家の品性に於いて下劣であるし、
そもそも徒花国家は役目が終われば解体される運命にある。
ソ連邦の解体のようにソフトランディング願うこの頃である。
ザハロヴァ報道官は、露日の相互関係は米国の圧力で中断されたものの、現在、徐々に復活しつつあると指摘している。
「我々の側から対日対話を中断したことはなかった。残念ながらこれもセルゲイ・ラヴロフ外相がすでに指摘したとおり、やはり米国の圧力によって日本 の側から中断されていた。現在、それは徐々に復活しつつある。我々は問題解決のためには、それが日本であるか、または他の国であるかにかかわらず、ひとつ の原則が機能しているということを何度も繰り返してきた。それは遮断ない通常の対話の維持だ。」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます