飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

原発がどんなものか知ってほしい!!⑥

2008-05-30 09:30:18 | 平井憲夫

また、ぞろ原子力発電に傾斜を始めた企て.....。
後のことは関係ない、利権しか考えない
悪の企て、アルゴア以来の、否、温暖化キャンペーン以来の
悪の企て......。で、掲載することにした。

 原子炉の廃炉解体は、議論の多いところである。その理由は、解体されてその後どうなっているのかという情報がないからである。そして、ほとんどは稼働中。最大の理由は、チェルノブイリの永久閉じこめ処置。Hamaoka_npp_2_mlit1975
<浜岡原子力発電所> 
 そして、一般論として放射性物質(残渣)の永久毒性(永い半減期)が、本能的に『始末に困る、やっかいなもの』として認識されるのは、又、当然である。最終的に深度地下に永久埋設と言うことになるが、誰もその安全性に信用をおいてない。というより、それでも最悪の迷惑物質との認識には変わりがない。いかに補助金で釣ろうとしても、当該地の自治体
志願が反対運動でをつぶされてしまう。
 実験では、どうなったか承知していないが、残渣処理は解決していない。

 
平井憲夫氏>の文書は、直截で、ある意味攻撃的である。本当のところはどうかは知らないが、本人は『内部被爆』により発病したと思っているのであるから、当然と言えば当然である。批難する方が不謹慎である。水俣病・肝炎薬害感染その他の認定・不認定の同じ情緒的問題がある。
 
『Re:原発がどんなものか知ってほしい』の著者は、平井憲夫氏の発病について、こう言っている。
 『(前略)でも、これもよく話題にのぼる話なのですが、果たしてその「ガンになったというのは、本当に被曝が原因か?」という事です。
 残念ながら私はご本人を良く知りません。
 だからもしかしたら現場監督にありがちなヘヴィースモーカーだったのではないかとか、余計な事をついつい考えてしまったりします。
 現状では、原子力発電所における作業とガンの発生について明確な因果関係は示されていないはずです。(後略)』

 これを見て、投稿者は思った。同じだ。チッソとミドリ十字(今はない)の同じ体質だ。であるから、どちらに真実性があるかと問われるならば、
平井憲夫氏の方である。方や、理論理屈を並べ立てているに過ぎず、平井憲夫氏は命を削っている。

 コメント氏から、再度、コメントを頂いた。既に公開したが、全文掲載する。常に議論は公平であらねばと考える。

コメント掲載
飄平さん今日は
IPアドレス: 58.188.229.48

『都合の悪いブログだな、何とかやめさせよう。もしくは、欺瞞性を指摘しておかないことには示しがつかない。』
この部分は私の心情の推察でしょうが違います。
この今問題にしている当該文章、恐らくは原発が内蔵する問題点を一般に提起する上では最強のテキストかも知れません。
しかしながら、内容の3割はねつ造か歪曲、4割以上が大げさ以上、事実なのかどうか?と言える部分は殆どが一般体験談に近いと言うのが我々の受け止め方です。
そして一番肝心なのは内容において風評被害に遭ったおばあさんを取り上げながら、この文章の拡散はかえって風評被害の拡大に一番寄与しかねないと危惧するのです。
従いましてこの文章を掲載される場合、異論・反論も併せて掲載されることをお願いするだけです。両方読んだ後の判断については口を挟む事では無いでしょう。
ただ今回は内部被ばくに対する見解でついついお節介をやってしまったと反省しております。
今の原子力業界を養護する気持ちなど有りませんが、何かと誤解される面がある後輩達の安全に対する努力すら冷笑されるのは忍びない・・・これが私の本音です。

レイニー様
 分かりました。やはり原発関係者の方ですね。その他の裏の方に対する警戒心から、行きすぎた発言、陳謝します。紳士的に参ります。
 原発関係者の方に、全く悪意はありません。むしろ、尊敬しています。お説の趣旨に添って、掲載は続けますが配慮することを誓います。そして、さらに勉強をして参ります。失礼の段、お詫び致します。<飄平>。

【転載開始】<平井憲夫氏>

廃炉も解体も出来ない原発い

 一九六六年に、日本で初めてイギリスから輸入し た十六万キロワットの営業用原子炉が茨城県の東海村で稼 動しました。その後はアメリカから輸入した原発で 、途中で自前で造るようになりましたが、今では、 この狭い日本に一三五万キロワットというような巨大な原 発を含めて五一の原発が運転されています。

 具体的な廃炉・解体や廃棄物のことなど考えない ままに動かし始めた原発ですが、厚い鉄でできた原 子炉も大量の放射能をあびるとボロボロになるんで す。だから、最初、耐用年数は十年だと言っていて、 十年で廃炉、解体する予定でいました。しかし、一 九八一年に十年たった東京電力の福島原発の一号機 で、当初考えていたような廃炉・解体が全然出来な いことが分かりました。このことは国会でも原子炉 は核反応に耐えられないと、問題になりました。

 この時、私も加わってこの原子炉の廃炉、解体に ついてどうするか、毎日のように、ああでもない、 こうでもないと検討をしたのですが、放射能だらけ の原発を無理やりに廃炉、解体しようとしても、造 るときの何倍ものお金がかかることや、どうしても 大量の被曝が避けられないことなど、どうしようも ないことが分かったのです。原子炉のすぐ下の方で は、決められた線量を守ろうとすると、たった十数 秒くらいしかいられないんですから。

 机の上では、何でもできますが、実際には人の手 でやらなければならないのですから、とんでもない 被曝を伴うわけです。ですから、放射能がゼロにな らないと、何にもできないのです。放射能がある限 り廃炉、解体は不可能なのです。人間にできなけれ ばロボットでという人もいます。でも、研究はして いますが、ロボットが放射能で狂ってしまって使え ないのです。

 結局、福島の原発では、廃炉にすることができな いというので、原発を売り込んだアメリカのメーカ ーが自分の国から作業者を送り込み、日本では到底 考えられない程の大量の被曝をさせて、原子炉の修 理をしたのです。今でもその原発は動いています。

 最初に耐用年数が十年といわれていた原発が、も う三〇年近く動いています。そんな原発が十一もあ る。くたびれてヨタヨタになっても動かし続けてい て、私は心配でたまりません。

 また、神奈川県の川崎にある武蔵工大の原子炉は たった一〇〇キロワットの研究炉ですが、これも放射能漏 れを起こして止まっています。机上の計算では、修 理に二〇億円、廃炉にするには六〇億円もかかるそ うですが、大学の年間予算に相当するお金をかけて も廃炉にはできないのです。まず停止して放射能が なくなるまで管理するしかないのです。

 それが一〇〇万キロワットというような大きな原発です と、本当にどうしようもありません。

「閉鎖」して、監視・管理

 なぜ、原発は廃炉や解体ができないのでしょうか。 それは、原発は水と蒸気で運転されているものなの で、運転を止めてそのままに放置しておくと、すぐ サビが来てボロボロになって、穴が開いて放射能が 漏れてくるからです。原発は核燃料を入れて一回で も運転すると、放射能だらけになって、止めたまま にしておくことも、廃炉、解体することもできない ものになってしまうのです。

 先進各国で、閉鎖した原発は数多くあります。廃 炉、解体ができないので、みんな「閉鎖」なんです。 閉鎖とは発電を止めて、核燃料を取り出しておくこ とですが、ここからが大変です。

 放射能まみれになってしまった原発は、発電して いる時と同じように、水を入れて動かし続けなけれ ばなりません。水の圧力で配管が薄くなったり、部 品の具合が悪くなったりしますから、定検もしてそ ういう所の補修をし、放射能が外に漏れださないよ うにしなければなりません。放射能が無くなるまで 、発電しているときと同じように監視し、管理をし 続けなければならないのです。 

 今、運転中が五一、建設中が三、全部で五四の原 発が日本列島を取り巻いています。これ以上運転を 続けると、余りにも危険な原発もいくつかあります 。この他に大学や会社の研究用の原子炉もあります から、日本には今、小さいのは一〇〇キロワット、大きいの は一三五万キロワット、大小合わせて七六もの原子炉があ ることになります。

 しかし、日本の電力会社が、電気を作らない、金 儲けにならない閉鎖した原発を本気で監視し続ける か大変疑問です。それなのに、さらに、新規立地や 増設を行おうとしています。その中には、東海地震 のことで心配な浜岡に五機目の増設をしようとして いたり、福島ではサッカー場と引換えにした増設も あります。新設では新潟の巻町や三重の芦浜、山口 の上関、石川の珠洲、青森の大間や東通などいくつ もあります。それで、二〇一〇年には七〇~八〇基 にしようと。実際、言葉は悪いですが、この国は狂 っているとしか思えません。

 これから先、必ずやってくる原発の閉鎖、これは 本当に大変深刻な問題です。近い将来、閉鎖された 原発が日本国中いたるところに出現する。これは不 安というより、不気味です。ゾーとするのは、私だ けでしょうか。【転載続く】

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