8月25日、造幣局までやって来たので、造幣博物館を見学してから帰ることにしました。造幣局には4月中旬頃の桜の通り抜けの頃に何度か訪れたことがありましたが、造幣博物館を見学するのは初めてでした。正門で検温と消毒、名前や連絡先を記入してから入場できました。造幣博物館は無料です。
造幣博物館の建物 正門から150メートルくらい歩いたところにあります。桜が咲く季節のものすごい混雑しているときにしかこの通りを歩いたことがなく、この日は誰一人歩いておられず閑散としていました。桜の時期以外の季節はいつもこんな感じなのかなあと思いながら歩いて行きました。コロナ禍で、2年続きで中止になっていた桜の通り抜けは来年の春には再開されるようにコロナの終息を願うばかりです。
入口に展示されていた桜の時期の造幣局の模型
左にある時計は、当時の技師だった大野規周氏により明治9年に作られた大時計で今もずっと動いているそうです。
2階から見学しました。
創業時の功労者
1876年(明治6年)、マンチネによって対岸から描かれた造幣局の絵が展示されていました。
新貨幣の意匠作成、試鋳、極印の作成に携わり、完成度の高いものを作りだした金工師・加納夏雄氏が試作した貨幣が展示されていました。
大野規周氏は、精密機械技術者で、手まわし計数機や天秤などの精密な機械類を構内で自作されていたそうです。
久世喜弘氏が愛用した金を鑑定する簡易な道具だった試金煙管
泉布観の写真なども展示されていました。
ガス燈
硫酸製造所の模型
スイス製硫酸煮沸し壜
硫酸銅
映像シアター
1964年の東京オリンピックの入賞メダル
国民栄誉賞の盾 長谷川町子さんの盾でした。
造幣博物館では撮影禁止以外の展示物はすべて写真撮影がOKでした。たくさん写真を撮影してきたので、撮影してきた写真を掲載しています。