goo blog サービス終了のお知らせ 

融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

「荒野で見たもの」

2023年01月21日 | 聖書のお話

「荒野で見たもの」 マタイよる福音書 4章1~11節

 イエスさんは、荒野で四十日間の断食を行い、空腹を覚えました。そのとき、人間を誘惑する悪魔の姿を見ました。悪魔は、「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」と言いました。イエスさんは、「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つひとつの言葉で生きる。」と答えました。奇跡で人間を生かすのではなく、神の言葉、すなわち愛の教えによって生きることが大切であると私たちに教えているのです。

 悪魔は、イエスさんに世のすべての国々と繁栄ぶりを見せて、「わたしを拝むなら、これをみんな与えよう。」と言いました。イエスさんは、「退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある。」と答えました。人間は、自分の欲望のためならば悪魔でさえも拝んでしまうところがあります。イエスさんは、愛を教える神のみに仕えると同時に、愛が人間に仕えるための唯一の方法であることを私たちに教えているのです。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は礼拝です

2023年01月14日 | 礼拝のご案内

 明日1月15日(日)は、兵庫県南部大地震を覚えての礼拝です。午前9時からの教会学校は、お休みしています。午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは、「荒野で見たもの」、賛美歌は「真実に清く生きたい」、「馬槽のなかに」です。感染症対策をして礼拝を行っています。ご理解の上、ご出席ください。

 はて、岸田首相はハト派じゃなかったんでしょうか。国際紛争の解決に武力を行使しないという憲法に明らかに違反し、トマホークまで導入を申し入れたりと、憲法より自衛隊法が上にあるのですか。これは、どこで議論され、誰が決めたのでしょうか。憲法違反に刑事罰がないからといって、あまりにも野放図が過ぎています。

 コロナやワクチンによって超過死亡数が上昇し、将来の人口減が予想されているというのに、若い世代が結婚して家庭を持つための環境は整えられず、防衛費にお金を使い放題、中抜きし放題しておいて増税とは厚かましいにもほどがあります。国民が、このような政治を望んでいるのであれば仕方ありませんが、私は望んでおりません。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「これはわたしの愛する子」

2023年01月14日 | 聖書のお話

「これはわたしの愛する子」 マタイよる福音書 3章13~17節

  悔い改めのバプテスマは、人を愛さないで生きてきたことを反省し、これからは人を愛して生きようと決断した人が、しるしとして行うものです。大切なのは、バプテスマを受けようとする人の思いであって、バプテスマを授ける人が偉くもなければ、バプテスマに不思議な力もありません。

 バプテスマのヨハネは、イエスさんが自分からバプテスマを受けようとされたとき、それを思いとどまらせようとしました。しかし、イエスさんは「今は、止めないでほしい。正しいことをすべて行うのは、我々にふさわしいことです。」と言って、ヨハネからバプテスマを受けました。

 神さまは、そんなイエスさんのことを「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」と呼びました。イエスさんだけを「わたしの愛する子」と呼んだのではありません。イエスさんと共に人を愛し、イエスさんから「我々」と呼ばれる者すべての人を、神さまは「わたしの愛する子」と呼んだのです。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は礼拝です

2023年01月07日 | 礼拝のご案内

 明日1月8日(日)は、新年礼拝です。午前9時からの教会学校は、お休みしています。午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは、「これはわたしの愛する子」、賛美歌は「新しい年を迎えて」、「馬槽のなかに」です。感染症対策をして礼拝を行っています。ご理解の上、ご出席ください。

 新年おめでとうございます。このお決まりのフレーズですが、おめでたいという実感があまりない今日この頃ではないかというのが本音です。確かに年は越せましたが、コロナ、戦争、インフレは依然として厳しさを増しているようにも思えるからです。もちろん、一生懸命平和を祈念しているところですが、今の状況は常套句を連ねたら何とかなるというレベルではなく、深い洞察を伴う行動が求められているように思います。

 ウクライナを盾にした欧米とロシアの戦争は、世界を巻き込む危機に瀕しています。この戦争を通して、アメリカ一極の覇権状況から、ロシア・中国・インドなどによる連携が強められ、世界の覇権状況が大きく変化して行くことになるでしょう。この戦争は、欧米とロシアや中国の覇権をかけた争いなのです。善と悪との戦いなどではありません。2023年は、世界の覇権状況が大きく変化する元年になるのかも知れません。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「道しるべ」

2023年01月07日 | 聖書のお話

「道しるべ」 マタイよる福音書 2章1~12節

  東の国の占星術の学者たちは、星を自分たちの道しるべとし、長い旅を経てエルサレムへとやって来ました。それは、入念に準備され、危険を顧みず信念を持って行われた旅でした。その目的は、将来ユダヤの王になる幼子を拝し、黄金・乳香・没薬を贈り物として捧げることでした。それは、数十年先を見据えた外交的な行為でした。彼らは、自分たちが頼りにしていた占星術という信仰によって、それをやってのけたのです。

 ヘロデ王を始めエルサレムの人々は、東の国の学者たちの訪問を受け、不安を抱きました。自分たちに目的がなく、準備もなく、何も行動せず、将来を見据える知恵もなかったからです。ヘロデ王は、自分が権力の座を奪われないようにするために、幼子を殺すという自己保身の決断をしました。信仰という道しるべを頼りにしない者は、目的を持たず、将来を見据える知恵もなく、自分のことしか考えないのです。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする